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2009年9月25日 アーカイブ

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9/27ナナカマド賞予想 矢野吉彦

2009年9月25日(金)

実績馬2頭の一騎打ちか

 21日のばんえいプリンセス賞、ダブル軸馬に挙げたうちの1頭、コマクインがゴール寸前で止まってしまいました。まぁ、ワタシハキレイズキを軽視してしまいましたから、どっちみちハズレなんですけど。ただ、福山の場立ち予想ではワタシハキレイズキにも印を打ったので、悔しい思いで一杯です。今週のナナカマド賞はビシッと当てたいですね。

 ここは、ふつうに考えれば獲得賞金順に買えばいいでしょう。なにせ、今年デビューした2歳馬同士の一戦。その実力は獲得賞金に反映されているはずですから。
 そうなると、ホクショウバトルとテンマデトドケの一騎打ち。両馬ともに体重1000kgを超える馬体の持ち主なので、パワーが要求される重賞での好走を大いに期待できます。
 この2頭に割って入れるのも、獲得賞金額が3番目に多いミスタートカチと見てよさそうです。青雲賞では1番人気に推されたホクショウバトルとともに“馬券対象外”に敗れましたが、その時のミスタートカチの馬体重は968kg。しかし、その後の2戦で体重は大幅に増加、もう少しで1000kgを超えるところまできました。今回も増えていれば成長の証しと考えられます。これは狙える馬ですよ。
 あとは、当然ながらテンマデトドケの長澤騎手が、重賞で人気馬の手綱を取るプレッシャーに耐えられるかどうか。有力ライバルの2頭に藤野騎手と松田騎手が乗るわけですから、マークは間違いなくきつくなります。ばんえいプリンセス賞で重賞初騎乗の菊池騎手が乗った有力馬スーパーコマチはサッパリ動きませんでした。重賞というのは簡単に勝てるレースじゃないんですね。
 ということは、テンマデトドケは頭はあっても2着はない馬かもしれません。そう考えて買い目を絞りましょう。ここは馬単。まずはホクショウバトルとミスタートカチの表裏。あとは、1着テンマデトドケから2着ホクショウバトル、ミスタートカチへの流し。この4点にしてみます。
 ちょっと深読みし過ぎの予想になっちゃいましたか? おそらく人気を集める3頭を絡めるんですから、このくらいが精一杯だと思うんですけど。では、今回はこのへんで。

9/27ナナカマド賞プレビュー

 9月27日(日)のメインは第32回ナナカマド賞。12月30日のヤングチャンピオンシップから、来年3月14日のイレネー記念へと続く2歳三冠の初戦。別定重量戦ですが全馬加増はなく、牡馬560キロ、牝馬540キロで争われます。
 10頭中6頭が8月16日の青雲賞(2歳牡馬オープン)を使われていました。
 ここはそのレースを第2障害先頭から押しきったテンマデトドケに期待。ほかの上位入線馬が、ゴール前脚が上がっていたのに、この馬は最後までしっかり歩きとおしたところに、非凡なパワーを感じます。続く9月6日の2歳-A1は流れに乗れずに最下位でしたが、全馬初の重量で落ち着いた展開が期待できる今回は、巻き返してきそうです。
 ミスタートカチは青雲賞4着で、9月6日の2歳-A1を勝利。持ち前の障害力を生かし、逆転を狙います。
 ホクショウバトルは青雲賞5着で、決め手では世代でも上位の存在。前走9月20日の2歳A-1を制して勢いづいています。
 ハクバオウジは、青雲賞(2着)では前述3頭より5キロのアドバンテージがありましたが、今回は同重量。条件的には不利になりましたが、全兄アオノレクサス(09年イレネー記念2着馬)譲りのスピードを生かし、なんとか食らいつきたいところでしょう。
 牝馬では8月23日のいちい賞(2歳牝馬オープン)を制したメンコイワタシが筆頭ですが、重い馬場の力勝負では分が悪そうです。

出走表はこちら

【参考レース】

 8/16 青雲賞(勝ち馬:テンマデトドケ)
 8/23 いちい賞(勝ち馬:メンコイワタシ)
 9/ 6 2歳A-1(勝ち馬:ミスタートカチ)
 9/20 2歳A-1(勝ち馬:ホクショウバトル)

※映像はこちら。またこれらを含めた2カ月前までの映像はすべてオッズパークにてご覧いただけます。

今週の見どころ(9/26〜9/28)

 今週より薄暮開催がスタート。発走予定時刻が、第1レース・12:00メイン第11レース・17:25(重賞時は変更あり)に繰り上がっておりますのでご注意ください。
 27日(日)のメインには2歳馬による重賞・第32回ナナカマド賞が行われます。今年の2歳世代は抜けた馬がおらず混戦模様。ここも白熱した戦いが期待できそうです。

 9月26日(土)のメイン第11レースはききょう特別(450万円未満・17:25発走予定)
 近2開催の450万円未満特別・らわんぶき特別、初秋特別でともにワンツーを決めたニシキダイジンニシキセンプーが、三たび、一騎打ちを演じそうです。逃げきりを狙うニシキダイジンと好位から脚を伸ばすニシキセンプー。ゴール前の攻防は激しくなることが予想されます。
 トカチタカラは昇級後、らわんぶき特別、初秋特別を含め僅差の4、5、5着。前走の450万円未満決勝混合こそ骨っぽいメンバーが相手で10着でしたが、ここに入れば能力上位の存在です。末脚が生きる流れになれば勝ちきっても不思議ありません。
 ウメノタイショウは今年の4歳二冠で僅差の2、3着と好走。昇級初戦ですがその障害力はここでも通用しそう。
 8月のオープン混合で4着があるキングシャープも好調を維持しており侮れません。

 9月27日(日)のメイン第11レースは重賞・第32回ナナカマド賞(17:30発走予定)です。このレースは別掲のナナカマド賞プレビューをご覧ください。

  9月28日(月)のメイン第11レースはほうせんか特別(350万円未満・17:25発走予定)です。
 350万円条件への昇級初戦・秋天特別で4着と健闘したマックスセンプーに注目。徐々に障害巧者ぶりが復活してきました。勝ちきれない面はありますが、重馬場で道中息が入るこの馬向きの流れが予想される今回は、逃げきりの期待が持てそうです。
 秋天特別5着のブランドボーイは先行して粘れるようになり、成績が安定してきました。ここも大崩れはないでしょう。
 そろそろ激走に警戒したいのがグレートサンデー。秋天特別9着など不本意なレース続きですが、今季、450万円未満選抜混合勝ちの実績はここに入れば上位のもの。走りに集中できれば間違いなく勝ち負けできるはずです。
 アグリミズキは秋天特別3着など、近走この条件で好走を続けていますが、馬場が重くなったときにやや不安があります。

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