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2009年7月19日 アーカイブ

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7/19北斗賞回顧

2009年7月19日(日)

カネサブラックが今季重賞2勝目!

 19日(日)は重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、カネサブラックが勝利。4月のばんえい十勝オッズパーク杯同様の高速決戦を制すとともに、重賞7勝目を挙げました。

 雨こそやんだものの、7.4%と高めの馬場水分のなかで行われたこの一戦。道中はナリタボブサップがハイペースで飛ばし、1馬身ほど抜け出た状態。その他の各馬はほぼ横一線で第2障害を迎えました。
 ひと息入れて真っ先に動いたのはナリタボブサップで、トカチプリティーとトモエパワーがこれを追撃。しかし抜群の掛かりを見せて、カネサブラックがひと腰でクリア。やや遅れてナリタボブサップとスーパークリントン、さらにホクショウダイヤもこの一角。フクイズミは7番手で障害を下りていきました。
 しかし先頭のカネサブラックの逃げ脚は快調。軽馬場を味方にスイスイと脚を伸ばし、激しい2着争いを尻目にそのまま先頭でゴールを駆け抜けました。残り10メートル付近で2番手に浮上したホクショウダイヤが2着。3着にはナリタボブサップが踏ん張り通し、追い込んだフクイズミは4着まで押し上げるのが精一杯でした。

 カネサブラックは、今季早くも重賞2勝目。卓越したスピードはばんえい十勝オッズパーク杯で証明していましたが、当時より80キロも重い800キロを曳きながら1分26秒4の走破時計をマーク。他馬は手も脚も出せないままで終わってしまいました。前走の旭川記念(4着)はフクイズミの大駆けと10キロのハンデ差が響いただけ。定量戦で、持ち味のスピードが生きる馬場状態のここなら、この圧勝ぶりも納得です。
 ホクショウダイヤが旭川記念に続いての2着で、松井浩文厩舎のワンツーフィニッシュ。これまで800キロ以上の高重量戦では結果が出ていませんでしたが、770キロで馬場水分4.6%だった旭川記念での好走を考えれば、素直にパワーアップを果たしたと見るべきでしょう。障害を4番手でまとめたのも地力強化の証明で、悲願の重賞初制覇も時間の問題です。

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松田道明騎手「乗りやすく正直な馬なので、不利がなければ勝てるだろうと思っていました。レースではナリタボブサップがハナに行きましたが、5メートル差なら射程圏だと思い、安全策で少し下げました。馬場が軽くて前半でみんなが強めに追っていただけに、うまく障害を上げることに集中しました。障害さえまとめれば抜群の切れを持っている馬ですからね」

7/19北斗賞予想 山崎エリカ

カネサブラックの巻き返しに期待!

 前回の旭川記念は密かに自信がありました。私はノミの心臓ゆえ、それを公の場で書いてしまうと、もし外れた時のクレームが怖いからあえてそれを主張しませんでしたが(自信があると言っても外れることもしばしばあるし)、私の中ではイケ、イケ、ゴー、ゴーで、ばんえい競馬ではめったに1万円も馬券を買うことがないのに、久々に1万円も買っちゃいました。

 そしてその儲かったお金の一部で、帯広競馬場に菜の花畑を作り、十勝街道をヒマワリでつなぐ夢の企画、バンバオーレクラブに入会しました。帯広競馬場へ足を運んでくれるみなさんが、黄色いじゅうたんの情緒を感じながら競馬できたら素敵だなぁ〜というボランティア精神と、9月以降になるとその菜の花畑で撮影したお気に入りのばんばの写真がもらえるという少し横しまな考えから入会したのです。

 私はフクイズミが好きなので、今回はフクちゃんとの写真を第一希望でお願いしましたが、『ばんえい競馬情報局』でまた予想が当たったら(対象馬がフクちゃんだった場合を除く)、その馬に対するお礼も込めてまたもう一口……というように徐々に口数を増やしていきたいです。だから今回の北斗賞もあまり自信がないけれど当てたい! 神様、当てさせて下さい!!

 そんなわけで定量戦の北斗賞。◎にしてみたいのは、前走の旭川記念は障害でヒザを折ってしまって力を発揮することができませんでしたが、1開催休ませてここを目標にキッチリと調整したらしいカネサブラックです。前回の旭川記念の見解でも述べたように、同馬は2開催に1度のアベレージで出走してくるあたりが、「強い競馬をすると実は大きく疲労が残る虚弱体質なのでは?」と思わせるタイプです。だからこそ休ませた後の一戦は“買い”なのです(1開催以上休ませた直後の連対率は100%で、重賞でも昨年のばんえい十勝オッズパーク杯1着、今年のチャンピオンカップ1着、ばんえい記念2着、ばんえい十勝オッズパーク杯1着はすべて1開催以上休ませての結果でした)。だから今回は人気に逆らわずにカネサブラックで行きます。

 ○には日曜日は雨模様ということで、馬場水分8.8%の今年のばんえい十勝オッズパーク杯で◎に次ぐ2着に好走しているように高速適性(軽馬場適性)もあり、昨年の北斗賞の覇者でもあるナリタボブサップ。▲には馬場水分8.8%の6月のレーシングカップで◎に次ぐ2着があり、5月のさつき特別や旭川記念でナリタボブサップに先着しているホウショウダイヤ。あとは△に旭川記念、白夜賞を制しているように、馬場水分4.0〜5.0%が理想的ではありますが、第2障害をトップで越えられるのは地力強化の証だけに軽馬場でも侮れないフクイズミ。

 ◎ カネサブラック
 ○ ナリタボブサップ
 ▲ ホウショウダイヤ
 △ フクイズミ

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