3月15日(日)のメインは重賞・第40回イレネー記念。9月のナナカマド賞、12月のヤングチャンピオンシップから続く2歳(明け3歳)三冠の最終戦で、670キロ(牝馬650キロ)の定量での争いとなります。
定量戦だけに、二冠馬ホクショウバンク、一、二冠目でそれぞれ僅差2着に入っているワタシハスゴイ、キタノタイショウらが有力でしょうが、全馬初となる重量だけに絶対視はできません。
ここはライトアームに期待します。格下馬相手だと逃げて快勝、A-1のメンバーに入ると流れに乗れず追い込んで善戦どまりというのが昨年までのパターンでした。しかし1月18日の3歳オープンで、強豪相手に好位抜け出しを決めてからは、続く3歳オープンでも3、2着に好走と地力強化が著しい近況です。パワーなら世代でも上位に入るものがあり、一気に増えた負担重量を味方に初タイトルが狙えるでしょう。前日に雨予報が出ているのは心配ですが、大幅に馬場が悪化しなければ、この馬が真骨頂を発揮しそうです。
相手は、冒頭に名前が出てきたホクショウバンク、ワタシハスゴイ、キタノタイショウら重賞での実績馬が有力です。
なかでもホクショウバンクは前走(3月1日)の3歳オープンでは、最大45キロ差のトップハンデ(625キロ)を課せられながら、逃げ粘る勝ち馬(600キロ)に2秒4差まで肉薄し、底力を示しました。ここを勝てば、ばんえい2歳(明け3歳)三冠達成となるだけに、陣営も当然力が入るところでしょう。
ワタシハスゴイは重賞に2回出走しともに2着。追い込みから先行に脚質転換して安定感が増した印象があります。キタノタイショウは昨秋4連勝時の勢いはありませんが、近走も掲示板を外さない活躍をみせています。目下世代最多8勝の力量馬だけに得意の軽馬場なら一気のタイトル奪取もありそうです。
出走表はこちら
【参考レース】
9/28ナナカマド賞(勝ち馬:ホクショウバンク)
12/30ヤングチャンピオンシップ(勝ち馬:ホクショウバンク)
1/18ジァニュアリー特別(勝ち馬:ライトアーム)