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2009年1月 4日 アーカイブ

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1/4天馬賞回顧

2009年1月 4日(日)

アローファイターひとり旅!

 4日(日)に行われたのは、2回目を迎えた重賞・天馬賞(5歳オープン)。単勝1.8倍の断然人気に推されたアローファイターが、格の違いを見せつけました。

 負担重量は760キロと、普段より少し重め。馬場水分も3.7%と一時期より下がり、道中はゆったりとしたペース。アローファイターを先頭に、各馬一団のまま第2障害を迎えました。
 最初に障害に挑んだのはアローファイター。ひと腰で天板近く、ふた腰目で天板まで上がりきり、リズムよくレースを進めている印象。そのまま後続を置き去りにし、独走態勢を築きました。大きく離れた2番手でクリアしたのはホッカイヒカル、さらに遅れて5頭ほどが障害を越え、追撃態勢に入りました。
 しかし先頭のアローファイターは、15メートルほどの差を保ちながらひとり旅。他馬をまったく相手にしないレースぶりで、ばんえいダービーに続く重賞2勝目のゴールを果たしました。2番手追走のホッカイヒカルは徐々に脚いろが鈍り、残り15メートル付近でストップ。その隙に3番手集団の一角から脚を伸ばしていたニシキガールが交わすと、追いすがるミサキスペシャル、立て直したホッカイヒカルを振り切って2着。ダービー馬とオークス馬によるワンツー決着となりました。以下ミサキスペシャル、ホッカイヒカルの順で入線。

 ばんえいダービー制覇後はハンデを課せられたこともあって苦戦が続いたアローファイターでしたが、定量戦できっちり勝利。オープン勝ちの実績からも、やはりここでは力が違った印象でした。しかし気になったのは、ゴール前での脚の鈍り具合。全成績[13-15-14-29]が示す通り、課題の詰めの甘さが解消されたとはまだまだ言い切れません。今後、古馬重賞を狙っていくためには、さらなる末脚強化が必要でしょう。
 オークス馬ニシキガールが、久々に存在感をアピール。ばんえいダービー2着後は低迷が続いていましたが、近3走で4、5、4着とやや上向いており、それを受けての今回。定量戦できっちり実力を示しました。同世代での力上位は明白で、今後もよほどハンデを課せられない限り軽視は禁物です。

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鈴木恵介騎手「思った通りのレース展開になりましたね。昨年は世代限定戦でもハンデを課せられて苦戦しましたが、今回は定量戦でしたから。これまで強い相手にもまれてきたので、そうした経験も生きたと思います」

1/4天馬賞予想 山崎エリカ

アアモンドヤワラの勢いに期待

 帯広記念は忘れた頃のニシキダイジンで、高重量戦でうまく逃されると厄介だとは思っていたけれど、本当にうまく逃げちゃうんだもんなぁ〜。勝ったフクイズミも強かったけど、私の中でばんばは直線のスピードよりも登坂力があってこそだと思っているので、マイペースで逃げて2着だったニシキダイジンは素晴らしい内容だったと思います。ニシキダイジンみたいなタイプは常に安定した結果は残せないだろうけど、またいつか大穴を演出してくれるんじゃないのかな? おそらく私が忘れた頃にね(笑)。

 さて外れた馬券のことなぞ忘れて、明け5歳限定戦の天馬賞の予想。◎にしてみたいのは目下3連勝と絶好調のアアモンドヤワラです。昇級で特別戦となった前走も障害をひと腰でまとめていることから、760kgの重量も難なくこなせると思います。

 ○には前々走のオープンを楽勝したアローファイター。同馬は4歳限定の柏林賞、銀河賞ともに重量に泣きましたが今回は定量戦。前走時、障害でスムーズさを欠いたあたりに一抹の不安を感じますが、同馬の力を出し切れれば勝ち負けでしょう。▲には近走1着、2着、1着と成績が安定しているホッカイヒカル。今回は定量戦ですが、力を付けた今ならここで通用しても不思議ではないはずです。

 以下△に軽馬場巧者とはいえ、400万未満特別、500万未満特別でを連勝のペガサスプリティー。あとは約1カ月の休養明け初戦だけに、あまり馬場が重たくなるとガス欠を起こしそうですが、2〜3走前の内容が悪くなく、立て直した効果を考慮すれば浮上の余地があるコーネルフジ。

 ◎アアモンドヤワラ
 ○アローファイター
 ▲ホッカイヒカル
 △ペガサスプリティー
 △コーネルフジ

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