12月28日(日)のメインに3歳三冠の最終戦・第37回ばんえいダービーが行われます。牝馬3頭を含めた精鋭10頭が730キロ(牝馬20キロ減)の定量で3歳馬の頂点を争います。
二冠目・ばんえい菊花賞(11月3日)は9着だったライデンロックが巻き返しを期します。そのばんえい菊花賞は馬場水分6.2%の高速馬場を意識し前半からハイペースで飛ばしたのが災いし、障害で苦戦したのがすべて。しかしその後きっちりと立て直されてきました。全馬がはじめてとなる730キロ(牝馬710キロ)だけに障害巧者のこの馬が、一冠目・ばんえい大賞典(8月10日)に次ぐ二冠制覇を決めてくれそうです。
200万円未満の下級条件戦ながら目下5連勝と勢いに乗っているのがカイセテンザン。その5連勝いずれもが圧勝だけに、好枠を利してここも好走の期待がかかります。
マルモスペシャルも8走連続3着以内と勢いのある1頭。3月のイレネー記念と、ばんえい大賞典で3着と高重量戦は向く印象です。先団から離されずに追走し、持ち前の決め手を生かす展開に持ち込めば、一発の可能性もあるでしょう。
イレネー記念を圧勝したオレワスゴイはその後、低迷した時期もありましたが、近2走の400万円未満、混合500万円未満と連勝で完全復活を印象づけました。軽い馬場のスピード勝負になれば右に出る馬はいません。2歳チャンピオンのホクショウジャパンも、混戦になれば地力で台頭してくる場面がありそうです。
牝馬からも、牝馬三冠を達成したニシキエース、ばんえい菊花賞馬カネヅルらの強豪が参戦。スピードが生かせる馬場になれば、ともに台頭も考えられます。
出走表はこちら
【参考レース】
8/10 ばんえい大賞典(勝ち馬:ライデンロック)
11/ 3 ばんえい菊花賞(勝ち馬:カネヅル)
12/14 ばんえいオークス(勝ち馬:ニシキエース)