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2007年10月 7日 アーカイブ

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10/8クインカップ予想 矢野吉彦

2007年10月 7日(日)

格と調子でエメラルド

 いやいや、サダエリコとその陣営への思い入れで予想した岩見沢記念は完敗でした。これはどうしようもありません。気持ちを切り替えて先へ進みましょう。

 と思ってはみたものの、今週のクインカップは難しいですね。格と調子とハンデをどう絡めて予想したらいいのか。考え出したらキリがないレースだと思います。
 そこで今回は、ハンデ差は気になるところですが、格と調子で言えば間違いなく上位のエメラルドを頼りにすることにします。前走で、今回引っ張るより重い荷物を引きながら勝ち切ったのは調子のいい証し。その前走では、ニシキユウより5キロ軽い荷物だったのが、今回は同重量になって、しかもニシキユウが藤野騎手に手替わりするので、どちらかと言えばニシキユウに心惹かれるところではあります。でも、とにかく近2走で勝っているというのがエメラルドの強み。連は確保してくれるのでは、という理論です。
 たぶん、人気はバラけると思うので、馬券は馬複でいいでしょう。またまた伝家の宝刀、エメラルドからの総流しで行きます。
 もう一歩踏み込んでおもしろい馬券を買うなら、エメラルドを2着にした馬単流しというのもアリかな。つまり、この好調な実力上位馬がハンデ差のために何かに負けるというパターンですね。
 改めて考えても、だんだん分からなくなってきます。どこからでも買えるという、ばんえい競馬ならではのレースだと思います。みなさん思い思いの考え方で馬券を買ってみてください。当たったら幸運、外れても落ち込む必要はありませんよ。なんて、自分が外れたときの言い訳にしたりして。では、今回はこのへんで!

10/8クインカップ予想 斎藤修

重量有利なキタノパワーから

 岩見沢記念は、結果的にまったくかすりもしない予想であった。
 大井競馬場の予想トークのしゃべりで当たっていたことといえば、ミサイルテンリュウが先に抜けて、この重量だとゴール前で差されるという展開のみ。差してくるのがフクイズミかと思ったのだが、それがぜんぜん違っていた。この重量ならトモエパワーに来られてしまえば、納得せざるをえないが、レース後に伝わってきた「夏負けから回復していた」とかいう情報は現地で取材してないとわかりません。
 ともかく、新王者トモエパワーの復活は、シーズン後半の高重量戦へ向けて明るい材料ではある。

 さて、4歳牝馬によるクインカップ。
 500万クラスが670キロで、クラスがひとつ下がるごとに5キロずつ減となる別定戦。
 ばんえい大賞典の勝ち馬ニシキユウと、ばんえい菊花賞の勝ち馬エメラルドがトップハンデの670キロで、そこからクラスが3つ下のサクラガサイタ、キタノパワーが655キロ。そのひとつ下の250万クラス=650キロが5頭いて、モリノソニックが最軽量645キロという相手関係。
 まずぼくのセオリーとして、同世代同士での別定戦ではトップハンデはまず来ないということ。したがってニシキユウとエメラルドは中心にはしない。
 とはいうものの、目に見えての好調馬は430万、500万と連勝しているエメラルドくらいしかなく迷うところだが、ここはキタノパワーから。前走は1番人気で9着に敗れたものの、それまでは300万クラスで常に勝ち負けのレースをしている。
 相手はセンコウラブリイ。近走は200万から250万のクラスで掲示板を外さない堅実な走りが魅力。
 キタノパワーともう1頭の300万クラス、サクラガサイタも十分に争覇圏。そしてトップハンデだが前々走の混合600万クラスで2着があるニシキユウを押さえる。
 とはいえ、矢野さんも書いているとおり、どの馬が勝ってもまったく不思議のないレースだけに自信のほどは……。キタノパワーに人気がなければ矢野さん流で(って、ぼくもよくやるけど)総流しも。
 ◎キタノパワー
 ○センコウラブリイ
 ▲サクラガサイタ
 △ニシキユウ

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