ミサイルテンリュウから手広く
ナイターばんえいの重賞第1弾・黒ユリ賞、私の予想は完敗でした。エリザベスライデン以外の馬があれだけもたつくと、もう何が来てもおかしくないレースになっちゃいますからね。まぁ、そういうレースもあるってことで、気を取り直していきましょう。
今週は旭川記念。旭王冠賞が名前を変えたレースで、古馬4冠(ばんえい記念は別格)のうちの1つに位置づけられる重賞です。今回は、大混戦だったシルバーカップの出走メンバーにどう順位をつけるか、実力のある牝馬勢をどう評価するか、なかなか手強いレースになりました。
まずシルバーカップ出走馬の順位付けから。実力からすればトモエパワーがトップ、ミサイルテンリュウがナンバー2で、カネサブラック、タケタカラニシキ、スーパークリントンがほぼ横並びといったところでしょうか。でも、トモエパワーは近走が今イチ。カネサブラックは、ここ数戦は他馬より5キロだけ重かったのが、今回は10キロ重い荷物に。さらに、スーパークリントンは、得意の馬場状態になったとしても前走が突如ハマったという印象。タケタカラニシキの前走は負けすぎ。となると、やっぱりここではミサイルテンリュウを一番に考えたいですね。
一方、牝馬のほうですが、力はサダエリコと、チャンピオンカップでトモエパワーを破ったフクイズミが格上。スターエンジェル、トカチプリティーが3、4番手でしょう。ところが、サダエリコは相変わらずのレース内容。復調しつつあると言えなくもないですが、いい頃に比べるとまだ物足りません。で、フクイズミは休み明け。ということは、本来ならあるべき力量差が、現時点では縮まっていると考えていいでしょう。そして、今回に関しては牝馬20キロ減という牡馬相手の恩恵をどこまで生かせるのか、実に微妙なバランスになっていると思います。
そういう時の私の予想は、軸を1頭決めて手広く流すというパターン。ここでは、ミサイルテンリュウを軸に決めました。とにかく安定感ではナンバー1でしょう。そこで、この馬からの馬連流し。相手はスーパークリントン、カネサブラック、トモエパワー、フクイズミ、サダエリコ、スターエンジェル、トカチプリティーの7頭にしました。オッズを見ながら購入額にはメリハリをつけます。それ次第では総流しにしちゃうかも。
さて、来月はばんえいのメーンレースを南関東で場外発売する予定もあります。ナイター開催とともに、ばんえい競馬にとっては勝負がかりの7月。みなさんにも、なにとぞよろしくご支援のほどをお願いしておきます。それでは、今回はこのへんで。