今週で北見開催が終了し、次週から極寒の帯広開催となります。その掉尾を飾るメインレースは、もちろん北見記念。レースの詳細は北見記念プレビューに譲るとして、四市冠競走の第3ステージはまれに見る大混戦。帯広記念、そしてばんえい記念と高重量戦が続く帯広開催へ向けて、見逃せない一戦となりそうです。
25日(土)は、雌阿寒岳特別(3歳以上550万円未満)が行われます。注目は現在3連勝中と好調のヤマサンダンサーですが、前走混合別定650万円未満を勝ったコマタイショウ、巻き返しを狙うチヨノキングなども出走を予定しており、激戦が期待できそうです。ヤマサンダンサーは前走の昇級初戦を、6番人気ながら勝利。早めの障害クリアから、コブライチの強襲をしのいだレースぶりは評価できます。絶対的とは言えませんが、勝ちグセがついているだけに無視できないでしょう。コマタイショウもこのクラスで堅実に走り続けており、上位争いは必至。前走1番人気で9着に沈んだチヨノキングの巻き返し、大崩れないゴールデンバージあたりまでが争覇圏でしょう。
26日(日)のメインレースは北見記念(3歳以上オープン)。このレースについては、別掲の北見記念プレビューをご覧ください。
この日の第10レースに行われるのはオホーツク特別(2歳オープン)。ここにはシベチャタイガーが出走を予定しています。ここまで12戦8勝、2着2回と2歳戦線をリードしており、今回も中心視されるのは間違いありません。ほかアローファイター、プリンセスモモ、カネサリュウなども争覇圏でしょう。
27日(月)は最終第12レースにクリスタル特別(4歳オープン)が行われます。オープンまで登り詰めたカネサブラックもエントリーしており、その走りに注目が集まります。確かにハンデが気になるところですが、これまでもハンデを背負って快勝してきており、今回も底力を発揮するのではないかと思われます。スピード生かすナリタボブサップ、ウィナーサマーも期待でき、またエンジュダイヤ、スーパークリントンなどの堅実さ、スーパーロイヤル、コブライチらの軽量馬にも十分期待が持てそうです。