60kg差のウィナーサマーは切る!
前回のばんえいグランプリは、自信をもってアンローズを本命にしたところまではよかったが、ミサキスーパーは前走サマーカップでヒモとして狙ってダメだったのでまるっきり無視してしまった。実績馬とはいえ夏場はあまりよくないだけに、あの高配当となったのだろう。それにしても矢野さんお見事でした。
さて、クインカップだが、黒ユリ賞、ばんえいオークスの2重賞を制しているウィナーサマー以外は270万以下のクラスで、ウィナーサマーのみ680kg、それ以外はすべて620kgという、なんとも難解な一戦となった。そもそもクインカップは近年の結果を見ても、人気どおり決着するほうがめずらしいので、難解なのは例年どおりといったところか。
まずウィナーサマーのプラス60kgをどうとるか。たとえば昨年12月のばんえいオークスでは今回も出走しているアロアローズが3着で、660kgの同重量ながら7秒の差しかついていない。ウィナーサマーは今シーズン岩見沢で800万のクラスでも勝っていて、ばんえいオークスの当時より格段に力をつけていることも確かだが、同世代との争いで60kgの差はは厳しいと見る。よって今回ウィナーサマーは見送る。
ここはニシキシャープが中心。今シーズンは開幕の帯広から17戦すべて4着以内で、この岩見沢では270万のクラスでも好走している。ウィナーサマーを除けばこのメンバーでは近走の実績上位。
続いてはラヴクイーン。昨年9月以来勝ち星から遠ざかっているが、この岩見沢は好走続きでいつ勝ってもおかしくない状態。今回藤本匠騎手への乗替りも魅力的。
ばんえいオークス3着で、このメンバーではただ1頭、ウィナーサマーと差のない競馬をしているアロアローズも争覇圏。
そのほかでは、この岩見沢で220万のクラスを連勝、ラヴクイーンにも先着しているトヨトミタカラヒメ。この開催馬場の重い10番枠に入ったのが気になるが、前走勝入別定でラヴクイーンと差のない競馬をしているハヤフジクインまで。
◎ニシキシャープ
○ラヴクイーン
▲アロアローズ
△トヨトミタカラヒメ
△ハヤフジクイン
ニシキシャープからの馬連複流しが本線だが、ウィナーサマーを切ればどんな決着になってもおかしくないので、印をつけた5頭の馬単ボックス20点を小額で買って高配当にも期待。