先週この欄でお伝えした『JBCカウントダウン65』。27日の第10レースに行われたこの競走は、2番人気のキタノカイザーが優勝しました。騎乗した藤本匠騎手にはJBCスペシャルトロフィーが渡され、その写真がNAR地方競馬全国協会のホームページにも掲載されています。ちょうど2カ月後に行われるJBC競走は、全国規模で行われる地方競馬の祭典。お近くのばんえい競馬場でも、おそらく買えると思いますので、ぜひ11月2、3日はJBCにご参加ください。
2日(土)に行われるのはコスモス特別(3歳以上オープン混合)。今季オープン戦線で好走を続けているプリンセスサクラコが中心となるでしょう。今季は2着が6回と勝ちきれない印象がありましたが、前走でようやく初勝利。調子が上がってきている証明ともいえ、ここも十分に期待できるでしょう。勢いあふれる4歳馬カネサブラックも、もちろん争覇圏。前走7着は、同世代との一戦だっただけに斤量を負わされたのが敗因でしょう。ここもけっして軽くはないですが、それでもこの馬のレースセンスは非凡。そこに注目してみたいと思います。ほか、前走できっちり巻き返したホクショウファイト、好調キープのスミヨシセンショーあたりが好勝負圏内でしょう。
その前、第10レースは3歳以上勝入別定390万円未満が行われます。ここには8月27日の第8レース、28日の第12レース上位馬が駒を進めてきました。中心は27日のレースを勝った3歳馬ホクショウダイヤ。今季は15戦9勝、5着以下なしと、破竹の勢いを見せています。17日に行われるばんえい大賞典をいいかたちで迎えるためにも、ここは重要な一戦といえるでしょう。
3日(日)のメインレースは、重賞のクインカップ(4歳牝馬オープン)。このレースについては別掲のクインカッププレビューをご覧ください。
第10レースには白菊賞(2歳牝馬オープン)が行われます。注目は前走A-1戦で勝利を上げたニシキガール。さすがに牡馬一線級とは力の差を感じますが、A-2戦での安定度も考えれば中心視できるでしょう。そのニシキガールが勝ったA-1戦で2着に食い込んだのがスノーダイヤモンド。岩見沢へ移ってから5戦して、2勝2着1回3着1回と安定した成績を残しています。ほか、A-2戦を含む3勝を挙げているダイヤローズも争覇圏。エリザベスライデンの一発にも期待したいところ。
この日の第9レースは3歳以上勝入別定550万円未満。27日の第10レース、28日の第10レース出走馬による2度使い戦です。ここは28日のレースを制したスーパーロイヤルが出走してくれば注目したいと思います。今季掲示板をはずしたのは2回だけで、安定したレースぶりには定評があります。ここも十分に勝ち負けを演じることができるでしょう。
開催最終日、4日(月)に行われるのはスイートピー特別(3歳以上650万円未満)。この路線を沸かせる各馬が登録してきました。なかでもカツテンリュウは現在3連勝中。この勢いをもってすれば、今回も勝ち負けを演じるに違いありません。昇級戦の前走を4着でまとめたトカチタカラも、今回はチャンスとなりそう。ほか久々の出走となるビホロヤマトの鋭い末脚にも期待したいと思います。