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2006年9月 1日 アーカイブ

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今週のみどころ(9/2〜9/4)

2006年9月 1日(金)

 先週この欄でお伝えした『JBCカウントダウン65』。27日の第10レースに行われたこの競走は、2番人気のキタノカイザーが優勝しました。騎乗した藤本匠騎手にはJBCスペシャルトロフィーが渡され、その写真がNAR地方競馬全国協会のホームページにも掲載されています。ちょうど2カ月後に行われるJBC競走は、全国規模で行われる地方競馬の祭典。お近くのばんえい競馬場でも、おそらく買えると思いますので、ぜひ11月2、3日はJBCにご参加ください。
 2日(土)に行われるのはコスモス特別(3歳以上オープン混合)。今季オープン戦線で好走を続けているプリンセスサクラコが中心となるでしょう。今季は2着が6回と勝ちきれない印象がありましたが、前走でようやく初勝利。調子が上がってきている証明ともいえ、ここも十分に期待できるでしょう。勢いあふれる4歳馬カネサブラックも、もちろん争覇圏。前走7着は、同世代との一戦だっただけに斤量を負わされたのが敗因でしょう。ここもけっして軽くはないですが、それでもこの馬のレースセンスは非凡。そこに注目してみたいと思います。ほか、前走できっちり巻き返したホクショウファイト、好調キープのスミヨシセンショーあたりが好勝負圏内でしょう。
 その前、第10レースは3歳以上勝入別定390万円未満が行われます。ここには8月27日の第8レース、28日の第12レース上位馬が駒を進めてきました。中心は27日のレースを勝った3歳馬ホクショウダイヤ。今季は15戦9勝、5着以下なしと、破竹の勢いを見せています。17日に行われるばんえい大賞典をいいかたちで迎えるためにも、ここは重要な一戦といえるでしょう。
 3日(日)のメインレースは、重賞のクインカップ(4歳牝馬オープン)。このレースについては別掲のクインカッププレビューをご覧ください。
 第10レースには白菊賞(2歳牝馬オープン)が行われます。注目は前走A-1戦で勝利を上げたニシキガール。さすがに牡馬一線級とは力の差を感じますが、A-2戦での安定度も考えれば中心視できるでしょう。そのニシキガールが勝ったA-1戦で2着に食い込んだのがスノーダイヤモンド。岩見沢へ移ってから5戦して、2勝2着1回3着1回と安定した成績を残しています。ほか、A-2戦を含む3勝を挙げているダイヤローズも争覇圏。エリザベスライデンの一発にも期待したいところ。
 この日の第9レースは3歳以上勝入別定550万円未満。27日の第10レース、28日の第10レース出走馬による2度使い戦です。ここは28日のレースを制したスーパーロイヤルが出走してくれば注目したいと思います。今季掲示板をはずしたのは2回だけで、安定したレースぶりには定評があります。ここも十分に勝ち負けを演じることができるでしょう。
 開催最終日、4日(月)に行われるのはスイートピー特別(3歳以上650万円未満)。この路線を沸かせる各馬が登録してきました。なかでもカツテンリュウは現在3連勝中。この勢いをもってすれば、今回も勝ち負けを演じるに違いありません。昇級戦の前走を4着でまとめたトカチタカラも、今回はチャンスとなりそう。ほか久々の出走となるビホロヤマトの鋭い末脚にも期待したいと思います。

9/3クインカッププレビュー

 3日(日)のメインレースにクインカップ(4歳牝馬オープン)が行われます。ダービー馬エンジュダイヤの出走こそありませんが、ウィナーサマーをはじめとする精鋭10頭が、このレースに駒を進めてきました。
 中心は、やはりウィナーサマー。昨季はばんえいオークス制覇をはじめ、三冠戦線で3、3、2着と牡馬を相手に健闘。今季も、7月からスタートして4戦2勝、2着1回の好成績を残しています。先行力、障害力は相変わらず素晴らしく、今回も障害早めクリアからの逃げ粘りを図るに違いありません。ただ、他馬の負担重量が軒並み620キロのところ、この馬1頭のみ680キロ。もともと障害を越えてからの脚に不安があり、これが終いにどう影響するか。それが、このレースの焦点となるでしょう。
 2番手評価はアロアローズとなるでしょう。ばんえいオークスはウィナーサマー、エンジュダイヤに続く3着、黒ユリ賞ではウィナーサマーに続く2着。今季は270万クラスで戦っており、多くの馬が220万クラスであることを考えれば格上位。しかし近走の成績からの強調材料は、わずかに前走の3着くらいしかありません。底力でどこまでカバーできるか注目です。
 同じく270万クラスからはニシキシャープも出走します。こちらは今季好調で、17戦して5着以下がない成績。ばんえいオークスでは8番人気6着と振るいませんでしたが、今季のデキから考えれば争覇圏でしょう。
 ほか220万クラス組では、ラヴクイーンの安定度に期待。2歳時から世代一線級を相手に奮闘している素質に期待したいと思います。もちろん好調トヨトミタカラヒメハヤフジクインの2頭も好勝負が期待できそうです。

出馬表はこちら

【参考レース】
8/12 220万円未満(勝ち馬:ハヤフジクイン)
8/13 220万円未満(勝ち馬:トヨトミタカラヒメ)
8/13 大倉山特別(勝ち馬:ウィナーサマー)
8/20 勝入別定220万円未満(2着:ラヴクイーン)

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