3日(日)のメインレースにクインカップ(4歳牝馬オープン)が行われます。ダービー馬エンジュダイヤの出走こそありませんが、ウィナーサマーをはじめとする精鋭10頭が、このレースに駒を進めてきました。
中心は、やはりウィナーサマー。昨季はばんえいオークス制覇をはじめ、三冠戦線で3、3、2着と牡馬を相手に健闘。今季も、7月からスタートして4戦2勝、2着1回の好成績を残しています。先行力、障害力は相変わらず素晴らしく、今回も障害早めクリアからの逃げ粘りを図るに違いありません。ただ、他馬の負担重量が軒並み620キロのところ、この馬1頭のみ680キロ。もともと障害を越えてからの脚に不安があり、これが終いにどう影響するか。それが、このレースの焦点となるでしょう。
2番手評価はアロアローズとなるでしょう。ばんえいオークスはウィナーサマー、エンジュダイヤに続く3着、黒ユリ賞ではウィナーサマーに続く2着。今季は270万クラスで戦っており、多くの馬が220万クラスであることを考えれば格上位。しかし近走の成績からの強調材料は、わずかに前走の3着くらいしかありません。底力でどこまでカバーできるか注目です。
同じく270万クラスからはニシキシャープも出走します。こちらは今季好調で、17戦して5着以下がない成績。ばんえいオークスでは8番人気6着と振るいませんでしたが、今季のデキから考えれば争覇圏でしょう。
ほか220万クラス組では、ラヴクイーンの安定度に期待。2歳時から世代一線級を相手に奮闘している素質に期待したいと思います。もちろん好調トヨトミタカラヒメ、ハヤフジクインの2頭も好勝負が期待できそうです。
出馬表はこちら
【参考レース】
8/12 220万円未満(勝ち馬:ハヤフジクイン)
8/13 220万円未満(勝ち馬:トヨトミタカラヒメ)
8/13 大倉山特別(勝ち馬:ウィナーサマー)
8/20 勝入別定220万円未満(2着:ラヴクイーン)