今週の見どころ(5/28~5/30)

2016年5月27日(金)

 今開催にオープン馬が出走できるレース(世代限定戦を除く)は、5月29日(日)の大雪賞と、6月5日(日)のスタリオンカップのふたつ。ともに次開催の6月19日に実施される重賞・旭川記念の前哨戦となります。ぜひご注目ください。

【第4回開催1日目】
 5月28日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走9頭中に、前開催のつつじ特別(B2級-1組)を使われていた馬が7頭(1頭出走取消)おり、ほぼ再戦です。
 つつじ特別の勝ち馬◎フクミツに引き続き期待します。5番人気と案外人気になりませんでしたが、鮮やかに逃げ切って、前々走のB2級-3組戦から2連勝を決めています。前走の再戦模様だけに、ここも勝ってB1昇級を決めそうです。
 ○アグリナデシコは、つつじ特別では第2障害離れた5番手クリアから猛追し、混戦の3着争いを制しました。B2昇級初戦でこれだけのレースができたのは自信になったはず。決め手を生かしてここも上位争い必至でしょう。
 ▲スピードフジはつつじ特別の2着馬。障害をさほど差のない4番手で越えただけに、この馬の能力を考えれば、差し切ってほしかったところ。雪辱なるでしょうか。
 好位で流れに乗れさえすれば同7着△キタノオーロラの巻き返しも。アグリナデシコからコンマ7秒差4着だった△メトーイチバンも差はありません。

【第4回開催2日目】
 5月29日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。前開催の五月雨特別(オープン混合)から6頭が参戦しておりほぼ再戦ですが、1、3着馬は不在となっています。
 五月雨特別で今回のメンバー中最先着の2着◎コウシュハウンカイに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で越えたニュータカラコマには徐々に引き離されたものの、今回不在の3着フジダイビクトリーには5秒6、4着トレジャーハンターには12秒9もの差をつけていることを考えれば、ここは負けられないところ。昨年9月以来となる、久々勝利のチャンスといえます。
 ○トレジャーハンターは、五月雨特別では障害ひと腰3番手クリアから詰めを欠いて4着とはいえ、悪くない走りでした。今回は同1、3着馬がおらず、相手関係が楽になるだけに、着順を上げてきそうです。
 五月雨特別8着△オイドンは障害次第で巻き返してきそう。同6着△ホクショウユウキは障害のキレはよかっただけに、もう少し前で運べれば馬券圏内も可能でしょう。

【第4回開催3日目】
 5月30日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B2級-2組・20:10発走予定)
 ◎ヒカルジャイナーは、シーズンをまたいで11戦連続連対中。今季初戦の前走B2級-4組混合戦(5月21日)では、第2障害を先頭で越え2着でしたが、格上B1級のコサカコブラに交わされてからも、しぶとく歩き切りました。2015年3月にはB1級-2組の特別戦で745キロで僅差3着がある戦歴を考えれば、特別戦の重量も不安なし。B2級限定の今回、主役の座は譲れません。
 ○ファイトガールは、前走のスーパートレーナー賞(5月23日・B級選抜)では結果5着でしたが、オープンからの降級馬アサヒリュウセイ(B1級)を負かしにいっての競馬で、むしろ評価を上げた印象。今回はB2級同士の戦いなら逃げ切りも視野に入りそうです。
 ▲ホクショウマックスは、前走のB2級-1組戦(5月23日)では1番人気に推されたものの、テンカムソウ(今開催からB1昇級)に競り負けて2着。勝ち味に遅い面は否定できませんが、特別戦に替わって、変わり身があるかもしれません。
 △ホンベツイチバンは、スーパートレーナー賞で3着。詰めの甘さも見せず、障害を降りたポジションを守りました。もともとB級の特別戦では善戦傾向があるので、B2級の特別戦なら軽視は禁物でしょう。

今週の見どころ(5/21~5/23)

2016年5月20日(金)

 5月15日(日)に行われたカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)は、6歳馬ナナノチカラがトップハンデながらも差し切って女王健在をアピールしました。2着にも6歳馬セイコークインが入り、ばんえい十勝オッズパーク杯での牡馬(1着オレノココロ、2着コウシュハウンカイ)と同様、強い6歳世代を印象付ける結果だったといえそうです。

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【第3回開催4日目】
 5月21日(土)のメイン第10レースは、エメラルド特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(5月15日)、B1級-2組混合(16日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選2着の◎ソウクンボーイに注目します。オープンからB2へ降級した今季は、相手も負担重量も軽くなったためか障害でしっかり腰が入り、開幕から2、1着。B1昇級初戦の前走予選でも、キタノサムライの決め手に屈したとはいえ1秒5差と上々の走りを見せました。今回は特別戦とはいえ650キロなら障害で手こずる心配もなく、中心視できそうです。
 ○ホクショウサスケは、B1級-2組混合予選の勝ち馬。軽めの馬場が向いた印象もありますが、第2障害ひと腰4番手クリアから突き抜けました。前々走の春駒特別(B1級-2・3組決勝混合)でも障害のキレは悪くなく、離れた3番手で越えると、2着アオノレクサスを1秒0差まで追い詰める好レース。決め手では上位の存在だけに、障害が安定してる今なら特別戦でも軽視禁物でしょう。
 ▲アオノレクサスは、オープンからB1へ降級した今季も、終いに粘りを欠く相変わらずのレースぶりで、B1級-1組予選では4着。特別戦のほうがペースが落ち着くぶん戦いやすそうですが、展開次第の面は否めません。
 春駒特別4、5着の△カツオーカン△スギノハリアーも侮れません。

【第3回開催5日目】
 5月22日(日)のメイン第10レースは、五月雨特別(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭と、A1級のトレジャーハンターの争いですが、開幕週のスプリングカップ(4月22日・オープン)を快勝しているセンゴクエースが回避し混戦模様です。
 ◎ニュータカラコマは、スプリングカップには不在で、今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)では2番人気で4着。1~3着馬からはやや離されましたが、障害もスムーズで、力負けでありません。昨季8勝を挙げている特別戦の舞台なら、巻き返してきそうです。
 相手筆頭はひとまず○トレジャーハンター。今季、A1級混合の特別戦で2戦し、ともに後続を寄せ付けず逃げ切って連勝中。特に前走のさつき特別はオープンとの混合でしたが、相手強化を感じさせない楽勝でした。今回はオープンクラスでもさらに格付け上位馬が相手となりますが、10キロ差を生かせば勝機もありそうです。
 スプリングカップ3着、ばんえい十勝オッズパーク杯2着の▲コウシュハウンカイや、前走ばんえい十勝オッズパークで復調気配が見えた(3着)△オイドンらも差はありません。

【第3回開催6日目】
 5月23日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(B級・20:10発走予定)
 前開催(5月9日)に実施された同条件の特別戦・スーパージョッキー賞で1番人気・2着◎アサヒリュウセイの巻き返しなるでしょうか。50キロ軽い4歳牝馬アスリートに逃げ切られてしまったものの、第2障害2番手クリアからコンマ2秒差まで追い詰める、負けて強しのレースぶりでした。今回もトップハンデ640キロなので楽な展開は望めませんが、昨季オープンで勝ち負けしていた実力を信頼したいです。
 ○ワールドピサも同じく640キロでの出走。こちらはA1からの降級馬で、今季3戦3勝。B1級初戦の前走は特別戦でしたが、アオノレクサス(オープンから今季B1へ降級)を振り切っての快勝でした。アサヒリュウセイを除けば、これといった強敵不在のメンバー構成なら、引き続き上位争いは必至でしょう。
 怖いのは、最軽量590キロの4歳牝馬▲キタノレッドルビーでしょう。今季は、前々走のすずらん賞(4歳オープン)こそ怪物センゴクエース相手でペースを握れず大敗していますが、それ以外の2戦では逃げて1、3着の好成績を挙げています。アサヒリュウセイのハナを叩く展開に持ち込むのが理想です。
 今季初戦でワールドピサと接戦を繰り広げた△ファイトガールも楽しみです。

今週の見どころ(5/14~5/16)

2016年5月13日(金)

 5月15日(日)のメインには、カーネーションカップが組まれています。ばんえいの3歳(4歳)以上牝馬の限定戦では、重賞・ヒロインズカップ(今季は2017年1月22日実施)が最高峰となりますが、このレースはさしずめ春の女王決定戦といったところ。昨季はこのレースを勝ったアアモンドマツカゼが、ヒロインズカップでも2着と好走しています。

【第3回開催1日目】
 5月14日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 ◎キタノオーロラに期待。B3へ降級した今季も追走にはやや苦労していますが、障害はしっかりまとめ、3、2、1、1着とすべて馬券に貢献しています。昨季、B1級の特別戦(混合戦含む)で2勝という成績を考えても、ペースが緩くなる特別戦へ替わるのは歓迎といえそう。B2昇級初戦でも、決め手を見せつけるでしょう。
 ○フクミツはA2からの降級馬。前走のB2級-3組戦は、先行力と障害力を生かすこの馬らしいレースで、2着を14秒3もちぎる圧巻の逃げ切り勝ちでした。相手はやや骨っぽくなりますが、力を出し切れば、引き続き好勝負必至でしょう。
 ▲スピードフジはB2級で2連勝中。前々走では第2障害離れた6番手クリアから追い込みを決めているように、鋭い末脚が武器。障害は巧者ではありませんが、今年1月のB1級混合の特別戦では725キロで、テルシゲ(当時A2級)をあっさりと差し切っていることを考えれば、今回の640キロなら心配無用です。
 前走B級の特別戦で3着と好走した△メトーイチバンや、前走B2級-2組戦でスピードフジから僅差の2着△ユウトウセイにもチャンスがありそうです。

【第3回開催2日目】
 5月15日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)
 1月の重賞・ヒロインズカップを勝っている古馬女王◎ナナノチカラに注目。今回は、当時のメンバーが7頭も出走しておりほぼ再戦です。2月にはスピードスター賞(この馬は480キロ)で、2着オイドンに軽量戦では決定的ともいえる3秒5差をつけ逃げ切っていることを考えれば、トップハンデとはいえ670キロという軽量もプラス。多少、ペースが速くなっても、抜群の決め手で決着をつけてしまいそうです。
 ○セイコークインは、ヒロインズカップが6着。当時はナナノチカラと同じくトップハンデでしたが、今回は降級により10キロ軽い660キロなのは有利。障害にムラがあり、勝ち切れないレース続きとはいえ、牝馬限定戦なら実力上位の存在です。
 4歳馬▲タキニシサンデーは、昨年のばんえいオークスの2着馬。古馬牝馬オープンへは初挑戦でも、最軽量630キロを生かし先行できれば、ナナノチカラの追い上げを振り切ってしまう場面もありそうです。
 5歳馬が5頭出走していますが、3月まで特別戦ではあった10キロ減がなくなっているのは微妙。B1級で2連勝と好調な△アサヒメイゲツ、ヒロインズカップ5着△キサラキクらは押さえまで。

【第3回開催3日目】
 5月16日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)。2歳シーズン三冠の勝ち馬が不在で、ハンデ差は最大20キロ。混戦模様です。
 ◎ムサシブラザーは、2歳時には青雲賞、北見産駒特別と特別戦を2勝し、二冠目・ヤングチャンピオンシップでは4着。今季はB4級で3走し、4、3、2着と尻上がりの成績で、近2走は第2障害を先頭で越えています。そのまま押し切れなかったのが、古馬の壁といえそうですが、同世代限定戦の流れなら、逃げ切りが期待できそうです。
 ○プレザントウェーは上り馬の勢いを感じる1頭。3月20日の若草特別(3歳牡馬オープン)で、今回のメンバー中、最先着の3着に好走すると、今季初戦ではムサシブラザー(4着)に競り負けたもののコンマ3秒差5着。その後、2、3着と好調を持続しています。
 ▲ツルイテンリュウは、ヤングチャンピオンシップの2着馬。B3格付での今季2戦はともに6着とはいえ、障害のキレは良好でした。同世代限定で、障害力を生かせる特別戦の今回は巻き返しのチャンスでしょう。
 △キタノリュウキは、ヤングチャンピオンシップ、三冠目・イレネー記念とも3着と善戦。障害巧者で、決め手もそこそこありますが、展開に左右される面は否めません。ここも流れ次第で上位争いに加わってきそうです。
 △アラワシキングは、十勝産駒特別の勝ち馬で、イレネー記念でも僅差2着に好走しています。B3級での今季2戦が7、6着とはいえ、着順ほど内容は悪くありませんでした。

今週の見どころ(5/7~5/9)

2016年5月 6日(金)

 5月9日(月)のメインには、スーパージョッキー賞が組まれています。昨季のリーディング上位騎手10名とB級馬のカップリング競走。10名の名手の手綱さばきに注目です。
 また、ナイター開催のお楽しみ、「ばんえい十勝ビアガーデン」が5月7日(土)よりスタートします。詳細はこちら

【第2回開催4日目】
 5月7日(土)のメイン第10レースは、春駒特別(B1級-2・3組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-2組混合(5月1日)、B1級-3組(5月2日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ少頭数6頭立てとなりました。
 B1級-3組予選の勝ち馬◎アオノレクサスに引き続き注目。第2障害ひと腰クリアから後続を寄せつけない楽勝で、今季初戦の卯月特別(4月23日・B1級-1組)7着から巻き返しています。その卯月特別でも障害はひと腰で越えており、特別戦では終いの踏ん張りが課題になりそうですが、格下B2級との混合なら、連対は外さないでしょう。
 ○ワールドピサもB1級-2組混合予選を逃げ切って快勝。開幕から2連勝と昨季後半からの好調を維持しています。今回は強力な同型馬アオノレクサスがいますが、ゴール前の追い比べになれば、10キロのハンデ差がモノをいうかもしれません。
 B1級-2組混合予選2着▲ニシノキング、B1級-3組予選5着△ホクショウサスケはともに強烈な末脚が武器。前述2頭が競るようなかたちになれば一発の可能性も十分でしょう。

【第2回開催5日目】
 5月8日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦です。
 ◎トレジャーハンターは、開幕週の前走青葉特別(A1級混合)で逃げ切って快勝。オープンでは勝ち味に遅い成績でしたが、今季からクラスがA1に下がり、久々にこの馬らしい先行力と障害力を生かすレースができました。今回はオープン馬も2頭いますが、相手はさほど強化した感もなく、連勝で決めてくれるでしょう。
 ○ダイコクパワーは、昨季最終日の大平原特別(オープン)で2着に好走すると、今季初戦のミズバショウ特別(A2級混合)で約半年ぶりの勝利を収めています。普段は流れ込むだけのレースが多いところ、前走は差し切ってしまったところに充実ぶりを感じさせます。A2級格付で重量的にも有利なので、引き続き楽しみです。
 ▲ホクショウユウキは、昨季、オープン-2組特別で3勝を挙げ、12月にはオープン-1組特別でトレジャーハンターと接戦を演じた実績もあります。障害次第では、差のない戦いが可能でしょう。
 青葉特別で2、4着の△ヤマノウンカイ△セイコークインが続きます。

【第2回開催6日目】
 5月9日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(B級・20:10発走予定)
 ◎アサヒリュウセイは、今季初戦の前走B2級-1組戦(4月24日)を逃げ切って楽勝。3月までオープンで勝ち負けしていた実力を見せつけました。障害次第の面は否めませんが、640キロなら心配なさそうです。
 ○マゴコロはA2からの降級馬。4月24日のB2級-1組戦ではアサヒリュウセイにちぎられての3着でしたが、今回は特別戦だけに、当時ほど厳しい流れにはならないはず。好位につけられれば、もう少し詰め寄ることができそうです。
 ▲テンカムソウも4月24日のB2級-1組戦では8着と大敗しましたが、本来は障害巧者で特別戦の流れが合うタイプ。今回のメンバー構成なら巻き返しが期待できます。
 △メトーイチバンは、4月24日のB2級-1組戦が6着も、続くB2級-2組戦では巻き返して快勝。今回のメンバーなら、アサヒリュウセイを除けば、さほど力差は感じません。

ばんえい十勝オッズパーク杯 予想結果

2016年5月 2日(月)

矢野:馬複3-8 5000円的中! 収支+7,500円
山崎:馬複3-8 1000円的中! 収支-3,300円
荘司:ハズレ 収支-6,000円
目黒:ハズレ 収支-6,000円
斎藤:ハズレ 収支-6,000円
須田:ハズレ 収支-6,000円


【集計】投資額 6,000円×1R=6,000円
矢野  +7,500円
山崎  -3,300円
荘司  -6,000円
目黒  -6,000円
斎藤  -6,000円
須田  -6,000円

紅組 -15,300円
白組  -4,500円

(編集部より)
メンバーが男女3名ずつになったので、紅組vs白組のチーム戦の集計もしてみます。

5/1ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

オレノココロが連覇達成!

 1日(日)は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。シーズン最初の重賞で好スタートを切ったのみならず、これで重賞に限れば4連勝。古馬戦線の中心的存在として強くアピールしました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
  1.ニュータカラコマ 3.7
  2.フジダイビクトリー 14.2
  3.オレノココロ 2.1
  4.ナナノチカラ 9.1
  5.ニシキエーカン 70.8
  6.オイドン 19.0
  7.キサラキク 49.6
  8.コウシュハウンカイ 5.3
  9.カイシンゲキ 32.5
 10.キタノタイショウ 32.0

 タイトルウイナーがそろい、今季を占う意味でも重要な一戦。ただ、700キロ台前半のスピードレースだけに、適性がカギを握ることになりそうです。パワーのみならず、スピードも兼備しているオレノココロが1番人気。実績あるニュータカラコマが続き、充実ぶりを示すコウシュハウンカイが上位人気に推されました。

 馬場水分は2.6%でゲートオープン。各馬とも中間点を過ぎたあたりから2、3度脚を止めますが、全体的にはハイペースで推移。早くも第2障害にたどり着きました。
 ひと息入れてコウシュハウンカイとカイシンゲキが動き、それを見てオイドン、オレノココロも登坂を開始。なかでもコウシュハウンカイがあっさりと突破し、オイドンとオレノココロも続きます。ニュータカラコマとカイシンゲキもクリアして3頭を追いますが、この重量だけに先行勢の脚いろも軽快。なかでも残り20メートル付近からオレノココロがグッと加速すると、ゴール寸前でコウシュハウンカイをかわし、わずか0秒4差で今季初の重賞を制しました。コウシュハウンカイから0秒5差の3着にはオイドンが入り、先行した3頭による決着となりました。

 昨シーズン後半から目覚ましい活躍を見せるオレノココロ。勢いそのままにこのレース連覇を果たし、いよいよ本格化なった印象です。パワー勝負にも対応できるのが強みで、今シーズンはさらなる飛躍が期待できそうです。
 コウシュハウンカイは8回目の重賞2着。勝ちみに遅い面は否めませんが、レースぶり自体は決して悪くなく、多少の展開利があればいつでもチャンスがありそうです。

成績はこちら
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阿部武臣騎手「前走から手ごたえが良かったので、このレースもいいコンディションで迎えられると思っていました。レースは速くなるだろうと思っていましたが、想定よりも速かったですね。720キロでしたし、障害でヒザさえつかなければ、あとは末脚には自信がありました。ゴール近くまで速い流れだったのでなかなか差し切れませんでしたが、ゴール前できっちり差してくれました」

5/1ばんえい十勝オッズパーク杯予想 山崎エリカ

2016年5月 1日(日)

力をつけたコウシュハウンカイに期待

 今シーズン最初の重賞ばんえい十勝オッズパーク杯。年度初めで負担重量が軽くなるために、2010年の勝ち馬ナカゼンスピードなどそれほど実績がないスピードタイプの馬にもチャンスが巡ってきます。しかし、やっぱり重賞だけに、実績馬優勢の傾向にあるのは確か。実績馬から穴目に格下のスピードタイプを仕込むというスタンスで、初当たりを目指します。

 今回は、昨年のこのレースの覇者であり、昨シーズンはドリームエイジカップ、帯広記念、チャンピオンズカップと重賞を立て続けに勝利したオレノココロが断然人気のムードです。また、同馬はここを見据えてばんえい記念をスキップしたとのことですが、絶好調であれば勝ち負けにこだわらずにばんえい記念を使っていたはず。実際に前走では馬体重が50㎏も減っていました。

 確かにばんばの2ヵ月でマイナス50㎏というのは、比率でいえば私が2㎏減らす程度もの。しかし、私が減らすのは主に脂肪、競走馬の場合は主に筋肉です。豊富な筋肉はスピードを削ぐ一面性もありますが、一気にここまで筋肉量を減らしたとなるとプラス材料ではないでしょう。調子のバロメーターとするならばマイナス材料です。

 よって、◎には昨年のこのレースの2着馬で、昨年の重賞戦線でも度々オレノココロとのマッチレースを演じたコウシュハウンカイを推します。コウシュハウンカイは障害上手の馬で、ばんえい記念初挑戦でも上位入線はするとは見ていましたが、結果3着と予想以上に善戦しました。オレノココロも昨シーズンの後半では成長力を見せつけていましたが、同馬も成長しているのでしょう。前走では3着に敗れましたが、ばんえい記念の疲れもあったはず。前走をひと叩きされてのさらなる前進に期待します。

 ○は、昨シーズンのスピードスター賞ではオイドンを2着に降して勝利したようにスピードタイプのナナノチカラ。昨シーズンの前半は休養していたために、重賞を制したのはヒロインズカップのみですが、そのレースではキサラキクを降しての勝利でした。牝馬で重量が他馬よりも20㎏軽く出走できるメリットもあるので、さらに切れ味に磨きがかかることでしょう。

 ▲は、昨年は夏の大一番ばんえいグランプリを制し、現役最強馬決定戦のばんえい記念を制したフジダイビクトリー。同馬は超高重量戦ばかりではなく、特別戦でもトップハンデを背負って常に善戦してきたように、意外と軽目の重量でもこなせます。前走はばんえい記念の疲れもあって8着に敗れましたが、もともとの能力を考えれば今回で巻き返しても不思議ありません。

 △に一昨年のこのレースの勝ち馬キタノタイショウ。この馬は障害が苦手で、障害でじっくり脚をタメられるかどうかがポイントで、軽量の時計勝負は難しいイメージがあります。ただ、この馬は一昨年のこのレースの勝ち馬でもあるように、馬場がよっぽど重くなければ重量720㎏程度は、克服可能なはず。また、砂を入れ替えたばかりなので、10番枠でもそこまで大きく割り引く必要もないでしょう。一発の魅力を秘めます。

 あとは昨シーズンは、重賞最多4勝を決めたオレノココロ。昨年のこのレースの覇者でありながら、昨年の後半では障害でのミスが少なくなり、ばんえい記念の次に重量を背負う帯広記念でも1着と結果を出しました。ただ、前走では状態がけっしていいようには感じなかった前走で2着と好戦したとなると、今回で反動が出ても不思議ないので狙い下げました。

 他では昨年の岩見沢記念を制したように、重量820㎏まで克服できることは証明済のオイドン。ただ1トンを背負うばんえい記念はともかく、前走は障害で崩れて、完全に人気を裏切ったあたりに一抹の不安を感じるので狙い下げました。前走で障害で崩れた馬を重量増の次走で狙うのは好ましくありませんが、かつてはニュータカラコマをよせつけなかった素質を買って印を打ちました。

 最後にばんえい記念2着からの直行ローテーションでは基本的に厳しいのですが、昨年のばんえい記念の2着のあとにこのレースも3着に好戦していたことを考えると無視はできないニュータカラコマ。この馬は先行力も障害力もあるオールラウンダーで、特別戦でも重賞でも常に善戦してくるタイプ。重賞のメンバーに入ると勝つための武器がないのが弱点で、いつも軽視したくなるところがあります。しかし、消せる決定的な材料もないので一応、押さえます。

 ◎ (8)コウシュハウンカイ
 ○ (4)ナナノチカラ
 ▲ (2)フジダイビクトリー
 △ (10)キタノタイショウ
 △ (3)オレノココロ
 △ (6)オイドン
 △ (1)ニュータカラコマ

 馬複
 8-4,2 1300円 計2600円
 3-8 1000円
 8-10,6,1 800円 計2400円

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