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2006年6月10日 アーカイブ

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6/11旭王冠賞予想 矢野吉彦

2006年6月10日(土)

サダエリコから馬単流しで

 先週の旭川記念は取りあえず予想的中。オッズがわからない段階での予想ですから、12点買いで10.5倍の配当でも勘弁してください。でも、斎藤編集長のカネサブラック◎はお見事でした。
 実は私も、インターネットテレビGyaOのばんえい競馬中継「BANBA王」では、カネサブラックを注目に挙げたんですよ。一方、番組で解説と予想をやっているホースニュース馬のチーフトラックマン・小寺雄司サンの注目馬はスーパークリントン。つまり、2人の注目馬同士で決まったわけです。さらに翌日の嵐山特別では、小寺サンの注目馬キョウエイボーイが1着で、私の注目馬シャトルクイーンが2着。2日続けて、絵に描いたような見事な結果になりました。2人の予想、もう絶好調です。そうそう、前半のレースで解説を担当している競馬ブックの定政紀宏サンの予想も安定感抜群。東スポにも書いちゃいましたが、今や「BANBA王」は、“日本で一番予想が当たる競馬番組”となりつつあります。まだ見てない方、ぜひご覧下さい!

 前置きはこのくらいにして、旭王冠賞の予想を。古林センセイも“参戦”してきましたので、気合いを入れて予想します。センセイもおっしゃるとおり、スーパーペガサスの回避は残念ですが、好メンバーが揃ったと思います。ここは、牡馬780キロ、牝馬760キロの定量戦。今回のメンバー中、トモエパワーとタケタカラニシキ以外の7頭は、この目方以上のソリを引いて連対したことがあります。ただし、スターエンジェルとトカチプリティーは牝馬限定戦での実績があるだけ。となると、やはりここでは、高重量戦で実績のあるヨコハマボーイ、サダエリコ、シンエイキンカイ、ミサイルテンリュウ、ミサキスーパーの中での勝負だと思うんですけど。
 ならば、前走のポテト特別を快勝、2連勝中の成長株・ミサイルテンリュウを軸にするのが無難なところ。古林センセイもその作戦ですね。私もそうしようかな、と思っていたんですが、ちょっと気持ちが変わってきました。ここへ来てようやく走る気を取り戻してきたサダエリコに惹かれているからです。高重量との戦いとなるばんえい競馬のオープン馬が、一度調子を崩したら立て直すのは並大抵のことじゃないでしょう。スーパーペガサスだってそうなんですから。ましてサダエリコは牝馬。フツウの競馬でも、牝馬は格より調子と言われています。ところが、ここ2戦のサダエリコはいい感じ。軽い重量とはいえ前々走のオープン戦に勝って“勝ち味”を思い出し、ポテト特別ではあの追い込み。その気になってきた、ってことですよ。今回は荷物が重くなりますが、その分、前走よりユッタリ流れるので、第2障害もジックリ攻められるはず。年上の牡馬相手に高重量戦で上位争いをしてきたこの馬にとっては、こなせない荷物じゃありませんからね。
 ヨシッ、ここはサダエリコから馬単を流します。相手はヨコハマボーイ、シンエイキンカイ、ミサイルテンリュウ、ミサキスーパー。センセイと同様、サダエリコとミサイルテンリュウは表裏の馬券を。たぶん、ミサイルテンリュウが1番人気になるでしょうから、この馬を外した馬券はオッズ次第では馬複でもいいと思います。そうそう、センセイとは逆に、タケタカラニシキには「もう少し経験を積んでから来てね」と言っておきましょう。

 残念ながら11日は、甲子園で阪神対西武戦の実況(NACK5)があるので旭川には行けません。センセイや斎藤編集長との“直接対決”はできませんので、あしからず。おっと、ちょっと気合いを入れて書いたら、ずいぶん長くなっちゃいました。もうこのへんにしておきます。では、みなさん、頑張って下さい!

6/11旭王冠賞予想 斎藤修

勝ってもらわなくては困るミサイルテンリュウ

 先週の旭川記念だが、てっきりカネサブラックが1番人気になるものと思って馬連複で弱気に勝負したらトリガミになってしまった。スーパークリントンがあんなに人気になっていたのならカネサブラック頭の馬単にしたのに……。この日は佐賀競馬場に行くため前日から博多に泊っていて、朝のうちに馬券を仕込んだので、オッズは見られず……って、負け惜しみなんですが。
 とはいうものの、「矢野さんとぼくの予想が重なるところを買うとけっこう当たる」という、昨シーズンからのいい流れが今シーズンも続いていて一安心。

 さて、旭王冠賞。スーパーペガサスが出てきてくれず、ペガサスを切って勝負をしようと思っていたので、馬券的には妙味が薄れてちょっと残念。
 ここは、おそらく1番人気は間違いないであろうミサイルテンリュウを素直に狙う。
 帯広記念勝ちは雪の軽馬場に助けられた感があったが、その後のチャンピオンカップでも2着と好走したのにはちょっと驚いた。これを見て、次世代のチャンピオンに成長するのはこの馬だろうと決めた。なのでペガサス不在のここは勝ってもらわなくては困るのだ。
 相手は絞らなければならない。
 出走馬9頭中7頭が、前走ミサイルテンリュウが勝ったポテト特別の再戦となる。
 まずはタケタカラニシキ。ポテト特別では、2着のトカチプリティーとほぼ同時に障害をクリアし、最後まで粘って3着。昨年旭川記念を制し、今年5歳のこの馬も次代への期待がかかる。
 もう1頭は、シンエイキンカイ。一昨年このレースを4番人気で制していて、この馬は人気を落としたときに狙って妙味がある。
 馬券はここまで。馬券から外す馬たちもそれなりの理由づけはある。
 前走ポテト特別でミサイルテンリュウの2着と好走したトカチプリティーだが、牡馬相手の760kgでは厳しい。
 サダエリコの勝負はここではなく、岩見沢以降だろう。
 ばんえい記念3年連続2着のミサキスーパーだが、勝負はこの時季ではない。
 ヨコハマボーイは、旭川コースにあまり実績がなく、調子もあまり上がっていない。
 今シーズン開幕の帯広開催から好調のトモエパワーだが、さすがにこのメンバーでは荷が重い。
 ◎ミサイルテンリュウ
 ○タケタカラニシキ
 ▲シンエイキンカイ
 ミサイルテンリュウが頭の馬単なら馬連複とそれほどオッズは変わらないだろうから、ミサイルテンリュウから馬連複で2頭に流す。

 冒頭で「今シーズンもいい流れ」と書いておきながら、いきなり矢野さんと買い目が重なるところがない。さて、結果はいかに?

今週のみどころ(6/10〜6/12)

 旭川開催もいよいよ最終週。来週からは真夏の岩見沢に熱戦の舞台が移されます。今季の最後を迎えるにあたって、11日(日)にはおなじみオーナーズカップが行われます。今回も「フレッシュ豚肉」や「ジンギスカン」など、多数の商品を用意しておりますので、お近くにお住まいのかたはぜひ競馬場にてご投票ください。なお、イベントの詳細はこちらをご覧ください。
 10日(土)に行われるのは550万クラスによる小函特別。このレースの中心は、ミスターセンプーとなりそうです。今季はオープンから降級し6戦1勝。しかしすべて掲示板を確保する安定性を見せており、元オープン馬の実力を見せています。今回のメンバーなら、主役を張れることと思います。ほか、前走2着で存在感を示したバンゼン、プランドルドラゴンの2頭、アローコマンダーやユウセイマーチなどの昇級まもない各馬も注目です。
 11日(日)のメインレースは重賞の旭王冠賞(3歳以上オープン)。このレースについては別掲の旭王冠賞プレビューをご覧ください。そのまえ第10レースに行われるのは大函特別(3歳以上650万円未満)。今季降級して絶好調のエビスオウジャが出走予定で、ここも中心となることは間違いありません。ただ近2走は連続2着で、絶対とは言い切れないでしょう。逆転候補はイケダガッツとレオユウホー。特にレオユウホーは降級初戦の前走を快勝しており、今回も十分に期待が持てそうです。ほかキリンオー、コブラタイガーあたりも好勝負圏内でしょう。
 12日(月)は今季初の3歳特別、クリスタル特別(3歳オープン)が行われます。マルミシュンキの出走こそありませんが、ホクレン賞馬ニシキセンプーやメジロショウリキなど、昨季の2歳戦を盛り上げた各馬が駒を進めてきました。やはり注目したいのはニシキセンプー。今季は390万クラスの2戦を消化して8、1着と、まずまずの成績。格的にも上位と見られ、上位人気に推されることでしょう。ここへきて5連勝と好調なのがホクショウダイヤ。帯広での2戦は4、3着と調子が上がってきませんでしたが、旭川開催に移って連戦連勝。220万クラスから一気に320万クラスまで昇級してきました。勢いに乗っているのは確かで、逆転の目も十分あると思われます。ほか、イレネー記念3着馬ナカゼンスピードにも注目。今季初戦だけに仕上がり具合に注意したいところ。

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