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2006年1月20日 アーカイブ

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今週のみどころ(1/21〜1/23)

2006年1月20日(金)

 今週22日(日)は、おなじみとなった「競馬場 de 親子リレー」が行われます。優勝した親子には、温泉宿泊券が贈呈されるので、近隣のかたは奮ってご参加ください。
 21日(土)に行われるのは、おおぞら特別(4歳以上オープン)。ここにはキタノコクホー、ツルマキシンザン、スターエンジェルなど、近走安定した成績を残している馬が登録しています。やはりツルマキシンザンを押さえたいところですが、ここはスターエンジェルがおもしろそう。730キロと重量にも恵まれた印象で、勝ちきれない近走の鬱憤を晴らしてもらいたいものです。もちろん、忘れたころのグレートサンデー、サンデーブライアンにも注目したいところ。ほか、この日の第10レース混合650万円未満にはウィナーサマーオホーツクブルーが出走を予定しています。
 2日目、22日(日)のメインレースは睦月特別(4歳以上オープン)アンローズをはじめ、シンエイキンカイミサイルテンリュウエンジュオウカンなど、注目馬が目白押しです。またコスモカップやヨコハマボーイなど、伏兵馬も多士済々。ハンデ差が明暗を分ける、楽しみな一戦となりそうです。第10レースの650万円未満にはエンジュダイヤホクショウファイトらが出走予定。ここ2戦好調のニシキタカラも争覇圏でしょう。
 23日(月)は漁火特別(800万円未満)。ここにはプリンセスサクラコが登録してきました。ここ2戦は重賞で惨敗が続いていますが、自己条件のここは中心となるに違いありません。

やっぱり馬が好き(第13回)  旋丸 巴

地震・雷・谷あゆみ

 前回、速報でお知らせしたように、我が友、谷あゆみさんが調教師試験に合格!

 実のところ、谷さんからは前々から「調教師試験を受けてみようと思ってんだ」とは聞いていた。けれど、ばんえい競馬にとって、谷さんは、女性初の調教師試験受験者。だから、谷さんも「何回か受けて、その間に準備して」と長期戦の構えだったのだが、結果は何と「一発合格」。谷さん自身は、困惑したようだったけれど、周囲は大喜び。

 不肖、私も合格の一報に狂喜乱舞した一人。すぐにでも彼女のもとに駆けつけ、お祝いを言いたかった……のだけど……。

 ご承知のように、「ばんえい初の女性調教師誕生」の報道合戦は、なかなかに熾烈。ただでさえハードな厩務員としての毎日に、大変な騒動が降りかかって来るのがわかったから、私は、しばらく訪問を遠慮していたのである。

 けれど、ようやくマスコミの取材合戦も下火になった一昨日(17日)、私は厩舎を訪れた。満を持して、と言う感じで……。

Photo142_1  開口一番、「おめでとう!」と、そう言うはずが、しかし、谷さんは愛馬カゲセンプーにソリをひかせての調教中。慌ててカメラを向けたら、「昨日、この馬と、もう一頭の担当馬キョウワプリンセスがレースに出て、二頭とも一着だったさ」と谷さんは破顔した。担当馬3頭のうち2頭が出走して、なおかつ優勝とは、正に快挙。そんな愛馬の活躍を、我が子のことのように嬉しそうに話す谷さんを見ていたら、極寒の中、強風にさらされているのも忘れて、桃源郷に迷い込んだような至楽の心持になった。(写真:愛馬キョウワプリンセスと谷さん)

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 ばんえい競馬で新厩舎開設するのは容易なことではない。まずは10頭の馬と、それを担当してくれるスタッフを集めなければならないのだけれど、この不況の折に、それだけの人馬を用意し、運営を始めるのは精神、肉体、金銭、いずれの面でも負担は並大抵のものではない。

 けれど、と私は思うのである。

 「ばんえい競馬ためになることなら、何でもやる」。口癖のように繰り返す谷さんを、私は知っている。そして、馬たちのことを愛してやまない谷さんを、今、私は目撃している。

 かほど、ばんえい競馬を、そして、ばんえい競走馬を心底愛する彼女であれば、そして、勤勉さと優しさを併せ持つ彼女であれば、厳しい現実の中でも、自ずと道は開かれる。私は、そう確信しているのである。

 因みに、谷さんを知る人々が彼女に捧げたキャッチフレーズは「地震・雷・谷あゆみ」。平素は心優しい谷さんが、しかし、一たび意を決すれば、天変地異ほどの威力を示して……。だから、不況も、ばんえい競馬低迷も、あゆみパワーで粉砕突破!

 こんな素敵で頼もしい谷さんに、読者各位も宜しくご声援のほど、お願いしますよっ!

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