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2006年1月14日 アーカイブ

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1/15ヒロインズカップ予想 矢野吉彦

2006年1月14日(土)

エンジュオウカンから馬単

 正月の重賞3連発、みなさんの戦績はいかがでしたか? 私の予想は今イチでしたねぇ。いやいや、やっとフツーの私に戻っただけのことですよ。去年の快進撃は、自分でもビックリするほどだったんですから。

 さて、興奮も冷めやらぬうちに(?)、早くも新年の重賞第4弾、ヒロインズカップを迎えました。コスモカップは出てきませんでしたが、なかなかの好メンバー。気合いを入れて予想しましょう。
 問題は、帯広記念で惨敗した2強、サダエリコとアンローズをどうするか。これに尽きると思います。何しろ牝馬ですから、高重量戦の反動が気になるところではあります。まずサダエリコ。2005年のシーズンで同馬が4着以下に敗れたのは旭王冠賞(7着)の1回だけ。それだけ堅実に走っていたわけですが、旭王冠賞の次に出てきた北海道競馬記者クラブ特別では3着と“連”を外しています。この1例だけでは強調できないにしても、惨敗の後、すぐに巻き返して1、2着するのは難しいかもしれません。一方のアンローズ。こちらは帯広記念の予想でも書きましたが、近走の不振に加え、帯広コースとの相性の悪さも心配です。同馬が10頭立ての10着に敗れたのは今回が6回目。過去5回を振り返ってみると、その次のレースの成績はこれまた3着が最高です。こちらも、好走は難しいでしょう。ここは、思い切って消し、という手もありそうです。
 じゃぁ何が、となると、若さのエンジュオウカンかベテランの強みのキタノコクホーか、だと思うんですけど。昨シーズンのヒロインズカップ(04年12月に行われました)、3歳馬ながら2番人気に推されたエンジュオウカンは760kgを引いて5着、キタノコクホーは770kgの荷物で6着。トカチプリティー(760kg、1着)やサダエリコ(790kg、2着)に敗れています。でもその時は、上位2頭が好調を維持した中でこのレースを迎えていました。今回の好調度からすれば、逆転があってもおかしくないでしょう。少なくとも、昨シーズンほどの差はないと思います。
 で、どっちをとるか。ここはエンジュオウカンを狙ってみますか。昨シーズンのヒロインズカップとポプラ賞では、それ以前の荷物から一気に増量されたことが応えたようですが、今回は、4走前のクリスタル特別以来、700kgから徐々に重量を増やしてきたにもかかわらず、コンスタントに好成績をあげての重賞挑戦。初の770kgでも、昨シーズンのステップとは様相が違います。何とかこなしてくれるのでは。
 ひとまずこの馬を頭に馬単の総流しをかけます。2強やトカチプリティーの近走に不安あり、とすれば、あとは横一線でまぎれもありそうですから。押さえはサダエリコ、トカチプリティーを頭にエンジュオウカンへの馬単。これでいきましょう!

 さて、話は変わりますが、今年から「矢野アナウンサーと行く競馬探検隊」と銘打って、年に数回、海外や地方の競馬を見に行くツアーを実施することになりました。第1回は、2月25日(土)出発の「ベトナム・フートゥ競馬観戦の旅」。4泊5日で、ベストシーズンのベトナム・ホーチミン市を訪れ、最近サラブレッドが導入されたばかりというフートゥ競馬場でレースを観戦します。オプションとして、ベトナムの温泉体験ツアーも用意。情報によればドッグレースもあるとのことで、もし開催していたら立ち寄ってみたいと考えています。ただ今参加者募集中。成田発着ですが、わずかな追加料金で全国どこからでも参加していただけます。お問い合わせ、お申し込みは、日通旅行首都圏旅行支店03-6251-6351へ。詳しくは日通旅行のホームページをご覧ください。

 ではヒロインズカップ、みなさんのご健闘をお祈りします。今回はこのへんで。

1/15ヒロインズカップ予想 斎藤修

サダエリコ-エンジュで勝負

 さすがに正月の重賞3連勝というわけにはいきませんでした。ホクレン賞では勝ったニシキセンプーを本命にしていながらメダマを切ってしまったのが痛恨でした。

 さて、8歳以下の牝馬によるヒロインズカップ。やや複雑な別定で、1格付けにつきプラス10kgで、オープン馬は本年度収得賞金380万円につきプラス10kgとなる。
 オープンで賞金による10kg加増になるのはサダエリコとアンローズ。サダエリコはもうちょっとのところでプラス20kgを逃れた。その他のオープンがトカチプリティー、エンジュオウカン、キタノコクホー、スターエンジェルの4頭で、800万がトミサトクイーン、プリンセスサクラコ。600万がプリティブライト、シャトルクイーン。で、エンジュオウカンとプリンセスサクラコが5歳で10kg軽くなるという重量の関係。あ~複雑。
 まずはサダエリコ。今シーズンの過去の対戦を振り返ると、アンローズ以外のオープン馬では10kg程度の差ではもはやこの馬には通用しない。
 問題は20kgの差があるエンジュオウカンとの比較。岩見沢の金杯では25kgの差でサダエリコの勝利。しかしエンジュオウカンは帯広開催で力をつけてきていて、そのままの比較というわけにはいかない。
 いずれにしてもこの2頭の上位は動かしがたく、経験の差を買ってサダエリコを本命にする。
 かなり離れた3番手にここ2戦好調のキタノコクホー。
 帯広での2戦は不振だが、大外10番枠に入った昨年の覇者トカチプリティー。勝つまでは厳しいが北見のレディースカップではエンジュオウカンと同重量で差のないレースをしているプリンセスサクラコまで。
 アンローズはコース適性から今回も見送り。

 ◎サダエリコ
 ○エンジュオウカン
 ▲キタノコクホー
 △トカチプリティー
 △プリンセスサクラコ

 馬券は、◎○の馬単表裏または馬連で厚く勝負。オッズと相談してサダエリコからキタノコクホー以下に流す。

 あとは余談。アンローズは帯広で勝ったことがないとはいえ、2着は何度かあるわけで、いずれ人気が落ちたときに穴を狙ってみるのはアリかと。おそらく重賞ではないと思うが。

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