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2005年9月17日 アーカイブ

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9/18ばんえい大賞典予想 矢野吉彦

2005年9月17日(土)

 ばんえいグランプリに続いてクインカップも的中! 当コラムもようやく調子が出てきたみたいですねぇ。とはいうものの、的中した2レースはどちらも本命サイドの決着。穴狙いが身上の私としては、まだまだ満足していられません。そろそろデカイのを当てたいところです。

 さて、今回は3歳馬限定の重賞・ばんえい大賞典。8月に行われた同じく3歳馬限定のオープン特別・はまなす賞の上位馬が揃って出てきました。とくに、そこで1~3着に入った馬=カネサブラック、エンジュダイヤ、ウィナーサマーは、中間2戦の成績もよく、順調に今回のレースを迎えたと言っていいでしょう。各馬共に今回は初めての高重量を曳くことなりますが、ここは3頭のうちのどの馬を軸にするかがポイントだと思います。
 安定度で言えばエンジュダイヤが一番です。今年の岩見沢では6戦して、1、2、1、2、1、2着とパーフェクト連対。順番からすると今度は1着、ですか? ベテラン・西弘美騎手との相性もいいようで、手堅くいくならこの馬から、というのがオススメです。
 一方、カネサブラックは、はまなす賞でガラリ変身。それまでの岩見沢シリーズのもたつきがウソのように、ここ3戦は好走しています。エンジュダイヤとは勝ったり負けたりの繰り返しですが、今のデキに賭けてみるのもおもしろそう。ただし、旭川のクリスタル特別で初めて620キロを曳いたときが5着、前々走で再び620キロを曳いたときもエンジュダイヤ(600キロ)の2着に敗れていますから、増量に弱いところがあるのかもしれません。これはちょっと気になります。
 で、もう1頭のウィナーサマーですが、これもエンジュダイヤより荷物が20キロ重かった7月のばんえいプリンセス賞と、同じく10キロ重かったはまなす賞で、いずれもエンジュダイヤに敗れています。今回はまたしてもエンジュダイヤより20キロ重い荷物。やっぱり分が悪いですよね。
 あとは、7月の前走から一息入ってどうかのキョウワテンリュウ、これといい勝負をしていたニシキヤマト、前走でひと叩きしたナリタボブサップあたりでしょうが、どれも軸にするにはインパクト不足。ということで、デカイのを当てたいのはヤマヤマですが、今回も無理な穴狙いはしないことに決めました。
 で、結論は、エンジュダイヤを頭に馬単。相手はカネサブラック、ウィナーサマー、キョウワテンリュウ、ニシキヤマト、ナリタボブサップ。押さえはカネサブラックからエンジュダイヤの馬単とします。

 デカイ馬券を当てるチャンスはまだまだ先にあるハズ。重賞で当てなくても、その他のレースで当てたっていいわけですしね。ところで、今月26日(月)、名古屋競馬場で、ばんえい競馬の場外発売とPRイベントが行われます。現役競走馬が本馬場をデモンストレーション走行するほか、現役ジョッキーをゲストにトークショーも予定されています。こちらは私が司会を務めさせていただくことになっていますので、名古屋周辺のばんえい競馬ファンのみなさん、お知り合いとお誘い合わせの上、ぜひ名古屋競馬場にご来場下さい。よろしくお願いします。では、今回はこのへんで。

9/18ばんえい大賞典予想 斎藤修

 矢野さんにならってまず前回(クインカップ)の反省から。
 本命にしたフクイズミには若いころのアンローズと同じような、人気がないときにドカンとくるような印象を以前から持っていたのだが、3番人気にまでなるとは……。結局はガチガチ人気の組み合わせで○▲の決着。
 で、フクイズミはその次走、自己条件で勝負にならないような後方を進みながら、第2障害をいともあっさりクリアすると前の馬たちを並ぶ間もなく差し切る見事なレースぶり。いつかドカンと穴をあけるに違いないので狙いつづけてみたい。

 さて、ばんえい大賞典。この世代上位のカネタマル、スーパークリントンの出走がなくやや寂しい感じだが、おそらく別定重量を嫌ってのものだろう。
 はまなす賞の1、2着馬、カネサブラックとエンジュダイヤがその後の条件戦2戦でも着順を入れ替えながら1、2着。好調持続のこの2頭が中心で、今シーズンの岩見沢では連対を外していないエンジュダイヤを連軸とする。
 連勝中だが1カ月半間隔があいたキョウワテンリュウが3番手。ウィナーサマーは牝馬で640キロではやや厳しいかも。
 2歳シーズンには3強といわれ、イレネー記念で1番人気(6着)に推されたナリタボブサップは実績からここで勝ってもおかしくはないが、近走の成績から今回は見送り。

 ◎エンジュダイヤ
 ○カネサブラック
 ▲キョウワテンリュウ
 △ウィナーサマー

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