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2005年7月 1日 アーカイブ

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今週(7/2~7/4)のみどころ

2005年7月 1日(金)

 ここでも何度か話題に上がっている競馬場ミニツアーには、もう参加されましたか? 発走地点や馬集合場所など、普段は見ることができない場所を案内してくれるこのイベント。もちろん岩見沢開催でも行われているので、ふるってご参加ください。受付は、インフォメーションコーナーで行っています。なお雨天の場合は中止となりますので、ご了承ください。
 3日(日)のメインレースはマロニエ賞(3歳以上)。スーパーペガサスの登録はありませんが、サダエリコやミサキスーパー、シンエイキンカイなど、一線級馬が名を連ねています。中心視したいのは、やはりサダエリコ。今シーズンは7戦して、4着以下となったのは旭王冠賞(7着)のみ。前走の北海道競馬記者クラブ特別も、2着スーパーペガサスと0秒1差の3着と好調を維持しています。その北海道競馬記者クラブ特別で今季初勝利を飾ったシンエイキンカイも、大崩れなくきているだけに、ここを勝ってさらに波に乗りたいところ。もちろんミサキスーパーも争覇圏です。
 4日(月)のエルム特別(800万円未満)は、ここもツルマキシンザンとキタノスサノオの一騎打ちと見ます。ともに5キロ増となりますが、前走の鳩が丘特別を見る限り、大きな影響はなさそうです。この2頭にヤマノキャプテンがどこまで迫れるか、そして近走好調のカツテンリュウと、連対記録が止まったマサモリの気配には注意したいところ。
 2日(土)のジュライ特別(650万円未満)は、好調のタカラボーイが中心。トモエパワー、ダイコールビーの2頭がこの勢いを止められるかが注目ですが、今季降級して好調のホシマツリにも十分期待できそうです。

やっぱり馬が好き(第4回)  旋丸 巴

ラブリー谷厩務員

 今回は、谷歩(たに・あゆみ)さんという女性のお話。この人、既に色々なメディアで取り上げられているから、ご存知の方も多いと思うけれど、ばんえい競馬の女性厩務員さん。

akabee  昨年、十勝馬事振興会が発行した「赤べえ」という絵本で、谷さんが絵を担当。私が文を担当したことが縁で親しくさせてもらうようになったのだけど、この本の制作の過程で、谷さんの絵を初めて見た時には、心底驚いた。冗談抜きで巧いのである。馬の絵に対しては相当評価が厳しい私が、そう言うのだから、本物。それで、すっかり彼女のファンとなった私だけれど、以降、厩舎を訪ねたり、メールをやり取りしたりするうちに、谷さんの人間性そのものにも惹かれるようになった。何たって、実直で明るい性格が素敵!

 帯広畜産大学を卒業し、浦河の谷川牧場で、かの三冠馬シンザンの世話をしたこともある、という経歴を持ちながら、一向、偉ぶったところがなくて、いや、それどころか、小柄な体で巨漢馬相手に真摯に働き、でありながら、いつも快活、お茶目なのだ。

 この原稿を記すために、メールで「今、担当してる馬、教えて」と問い合わせたら、「3歳、せん馬、カゲセンプー。昨年度は男だったんだけど、あんまり、ろくでないことばかりするので玉とられました」……だって。

 谷さん、女性としてどうよ、この発言。

 他の担当馬についてのコメントも面白いから引用すれば……。
「キョウワプリンセス 2歳牝馬。何でもおっかなびっくりの体ばかりでかい5月生まれのお嬢ちゃん。人一倍大きな目がとってもラブリーです」

 他にタカラガールという3歳牝馬の、計3頭を担当。プロ級の絵を描き続けながら、今日も愛馬3頭と共に、ばんえい競馬で戦っている谷さんは、キョウワプリンセスに負けず劣らずラブリーなんである。

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