年末のばんえい競馬は、前半は通常開催の土日月ですが、後半が28日(日)から30日(火)の変則3日間となります。
20日(土)の第12レースにはオープンの平場戦が組まれています。開催後半28日の第11レース・地吹雪賞にもオープン馬が3頭出走予定ですが、1月2日の帯広記念を見据える馬たちはここに集中している印象。競走取り止めとなった12月15日の師走特別からは、コマサンブラック、ツガルノヒロイモノ、マルホンリョウユウ、メムロボブサップ、ヤマノコーネルが参戦します。
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【第19回開催1日目】
12月20日(土)のメイン第11レースには、黒千石事業協同組合賞(A1級-2級・19:25発走予定)が行われます。
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前開催に2組の平場戦を使われていた馬が多く、別路線は1組・ターコイズ特別6着アアモンドキーマンと牝馬の準重賞・レディースカップ6着スマイルカナです。
注目は◎アアモンドキーマン。前走は20キロ減ある3歳馬スーパーシンに逃げ切られましたが、残り20メートルあたりまでは2番手をキープし見せ場がなかったわけではありません。今回のメンバーでは今季の収得賞金順トップ。巻き返しに期待します。
○マルホンリョウダイは、2開催前の2組・トドワラ特別の2着馬。ヒーターの効果もあってか馬場水分3.1%のわりにそれほどハイペースにはならず、ホクセイウンカイとの接戦を制しています。平場戦の時計勝負には対応できませんでしたが、ここなら前進があっても。
▲ライジンサンは、前走の平場戦が今季初勝利。1月3日の明け5歳重賞・天馬賞へ向け調子を上げてきた感があります。いいリズムで臨むためにも、重量増のここも結果を出したいはず。
△ホクセイウンカイは、トドワラ特別3着、平場戦2着と安定。ここも上位争いに加わってきそうです。
【第19回開催2日目】
12月21日(日)のメイン第11レースには、ノエル特別(A1級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。
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A1級7頭、A2級3頭の対戦。A1級馬のうち6頭の前走は1組・ターコイズ特別でした。
◎カイセドクターは、ターコイズ特別では4番人気で3着。阿部武臣騎手の代打で急遽、船山蔵人騎手が手綱を取った9月15日の2着後は掲示板止まりでしたが、阿部武臣騎手に戻った前走が約3カ月ぶりの馬券絡みでした。今回は息子の阿部優哉騎手に手替わりしますが、前走がキッカケになればチャンスがありそう。
○ローランドは、1組相当の特別戦で4走続けて馬券絡みしていましたが、1番人気に推されたターコイズ特別は5着。ただ2~5着は最大2秒0の僅差で、大逃げから押し切った3歳馬スーパーシンは不在。展開ひとつで挽回は可能でしょう。
A2級馬では▲アオノソルテに注目します。4走前の特別戦(10月18日)では1番人気に推され、ローランドから6秒7差があります。当時からハンデ差が広がっており、食い下がりに要警戒。
△ジェイライフは、ターコイズ特別では8番人気で2着。藤本匠騎手の引退で乗替わった赤塚健仁騎手の好騎乗でした。もともと主戦だった阿部武臣騎手に手綱が戻るのは歓迎材料です。
【第19回開催3日目】
12月22日(月)のメイン第11レースには、ホワイトクリスマス賞(A2級・19:30発走予定)が行われます。
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競走取止めになった前週のA2級・シリウス特別に出走予定だった馬が多数。参考になるのは2開催前(11月24日)のA2級混合・北見富士特別の結果です。
◎ヤマトタイコーは、北見富士特別で2着。早めに抜け出したジャパントップをとらえられませんでしたが、1秒0差まで迫りました。掲示板に載ったのはこの馬(3番人気)以外は7番人気以下と荒れた一戦で、崩れなかったのは地力の証といえます。勝ってA1昇級を決めそうです。
○キタノミネは、北見富士特別では10番人気で4着と好走しました。久々に逃げられたものの後続の追い上げは猛烈。それでも大きく失速しなかったのは評価できます。
▲ウルトラコタロウは、格下相手だった近2走の平場戦を連勝。シリウス特別の取止めは残念でしたが、あらためて勢いを示すか。
△アシュラダイマオーは、北見富士特別の7着馬。先行しての粘りが身上だけに、障害で後れを取ってはこの結果も仕方ありませんでした。見せ場以上があっても不思議ありません。