今回は昼間4日間開催の飯塚オート!
前回はミッドナイト3日間開催だった飯塚オートだが、今回は昼間に移行。ファンを迎え入れてのレースになる。主力の荒尾聡に、篠原睦が追加あっせん。更に、岩見貴史が気配上昇中で、地元勢が優勝争いのメインになると思われるが、はたしてどのようなシリーズになるのか。
荒尾はこのところ好調。5月の下旬に地元で優勝を決めると、その後も1着を量産している。持ち味のスタートに加え、エンジン面も高い位置で安定している。今節も爆発的スタートから一気に抜け出すシーンが多く見られるだろう。今回の地元2番手に当たるのは篠原。篠原は地元のミッドナイトで優出すると、その後は山陽に遠征。ここでは準決4着で優勝戦には進めなかったが、それ以外のレースは全て1着でまとめていた。代名詞である「安定感」を変わらず維持しており、車券を買う側からすれば頼もしい存在。
長らく軽いスランプに入っていた岩見貴史だが、前節から急激に上昇カーブを描いていた。山陽3日間開催で優出し3着。初日2着の準決1着と、結果を出し始めてきた。試走タイムも出るようになり、スタートも切れてきたので得意の速攻に期待できる状態。東小野正道は不振が続いている。今年に入ってから良走路での1着がまだ1回しかない。どこかで立て直しのキッカケを掴みたい。
外来のS級は4人の予定。川口から参戦の佐藤裕二は前走が地元4日間開催だった。ここでは思うような結果を残せていないが、飯塚では今年SG2節を走っており、1着が4本と走路との相性はマズマズ。前々節にフライングをしているのは気がかりだが、気合の入ったイン差しを披露したいところ。
浜松からは伊藤信夫。前走は地元のGIIだったが、成績としてはイマイチに終わった。ただし、試走タイムは出ていたようにエンジン自体はマズマズで悪くはなさそう。山陽からは藤岡一樹と角南一如が来場。藤岡は今年に入ってから調子が上がってない。本来のスピードあるレースがなかなか見られないが、スタートが決まった時は早めに抜け出すシーンもあるので、その時はしっかりと狙いたい。角南は前々走の川口で優勝戦まで進んだが落車。その後の地元3日間開催は優出こそならなかったが、落車による悪影響はなさそうだったので一安心だ。
A級では鈴木静二が、前走の地元GIIで優出していた。スタートが巧く、攻めが早い選手だ。最重ハンの前に置かれてのレースが多いので、最重ハンの動きがイマイチな時は積極的に狙える。鈴木宏和も同じGIIで動きは悪くなかった。こちらもスタートが早い。というよりスタートに関しては全国区の技量を持っている。道中の仕掛けに甘さを残しているが、レース序盤から抜け出せそうなら車券の対象になる。山陽の岡松忠は前走の地元で優出。スタート力とイン攻めには定評がある。
地元飯塚勢では松尾隆広が動き上昇中。前々走の川口で優出し3着に入ると、その後の山陽でもソコソコの走りを見せていた。突然の雨にも強さを発揮できるので、天候不問で狙える選手。スピードある滝下隼平や、混戦に強い別府敬剛あたりも優勝争いに参加してきそうだ。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-35(29期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-47(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-19(24期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-20(24期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-38(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-42(27期)〕
永井大介を軸に地元の主力陣が集結!
今回は浜松から木村武之や佐藤貴也など強力車の来場はあるが、主力のメインは地元川口勢。その中でも不動のトップ・永井大介の下に中村雅人や斎藤撤二、若井友和、大木光など実力者が集う。そこに伊勢崎の松本やすしも加わり優勝争いが演じられる。ちなみに今回は4日間のナイター開催だ。
地元エースの永井は、前走の準決の雨走路でまさかの8着になり優出できなかったが、それ以外の3走は全て1着。準決は極端な惨敗だったので参考外とみていい。エンジンは十分戦えるレベルにあり、順当に行けば今回こそ優出は濃厚。地元勢を鼓舞する走りを見せてくれよう。
脇を固めるS級陣は、もはや脇役ではなく誰でも主役を張れるくらいの力量の持ち主たち。斎藤撤二は前走の地元で準優勝。それも4日間シリーズでオール連対という安定感。晴れも雨もこなせるだけではなく、道中の攻めの精度も増してきている。その斎藤を抑えて優勝したのは大木光。優勝戦は試走の時は良走路、レース前にドシャ降りとなり、重走路での競争になったが、良走路の試走で一番時計、重走路のレースでは優勝と状況に左右されない強さを見せた。それも2日目から全て1着で来ており、乗り手もエンジンも絶好調。このまま勢いを保ちたい。この優勝戦には中山光や秋田貴弘も乗っていた。
主力選手の中で、前走が浜松GIIだった選手も多い。川口からは中村雅人や若井友和、森且行、加賀谷建明、五十嵐一夫などが行っていた。中村は初日から順当に着をまとめていたが、準決は4着で優出はならなかった。最終日もピリッとしない走りだったが、今回は地元なのでしっかり立て直すハズ。若井や森なども優勝戦には進めなかったが、シリーズを通して見ればマズマズの内容。加賀谷と五十嵐はあまり元気がなく、加賀谷にいたっては2日目に反則をしてしまった。
その浜松からは木村武之がランク的に最上位で参戦となるが、加賀谷同様に2日目に反則をしてしまった。ただし、それ以外の日は木村らしい走りができていたので、それほど心配はないか。佐藤貴也は初日から3連勝で準決に進出。しかし、その準決は激しい競り合いの末に3着となってしまった。それでも最終日の走りなど見る限り、エンジン自体は悪くなさそうだった。遠藤誠も3日目に反則。無理できない状況にあるが、他の日の内容は悪くなく、エンジンもソコソコ動いていた。
伊勢崎から唯一S級としての参戦は松本やすし。松本も前走は飯塚ミッドナイトで、その時はイマイチだったが、ここ一連の流れを見るとマズマズの推移。スタート決めて自分の展開を作れれば十分車券に絡めるだろう。
A級では浜松勢が元気良い。青島正樹は前走の地元GIIで優出。特に準決では鋭い追い上げを見せており、スタートに頼らないレース運びができていた。その同期・笠木美孝は優出はできなかったが、悪い動きではなかった。爆発力の面から言えば松山茂靖、鈴木健吾、今田真輔といったあたりにも注意が必要。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-3(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-11(28期)〕
斎藤 撤二〔川口 S-13(25期)〕
若井 友和〔川口 S-15(25期)〕
木村 武之〔浜松 S-7(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-9(29期)〕
遠藤 誠〔浜松 S-31(25期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-48(32期)〕
強力外来勢が地元勢に襲いかかる!
今回の山陽は3日間の短期決戦。初日がいきなり最終予選で、いち早くセッティングを見つけられた選手が有利になる。地元山陽勢にアドバンテージがあるかに見えるが、山陽オートは開催日数が少なく外来勢にも付け入る隙は十分ある。
今回の地元S級は4者のみの予定。その中でランクトップは岩崎亮一だ。岩崎の前走は川口の一般開催だったが、ここでは思うような成績を残せなかった。4日間のシリーズで白星がなく、準決は得意の重走路だったが、雨巧者が揃ってこのレースでは8着と惨敗してしまった。この時の悔しい思いは今回の地元開催にぶつけたいところ。
角南一如も前走は川口だった。初日からマズマズの走りをすると優勝戦まで進んだが、レースは1周目で落車。試走は良走路だったが、レースまでの間に雨が降ってしまい重走路での競走になってしまったのが影響したか。今回は落車明けなので初日の試走には注目したい。せっかく良化の兆しが出ていたので、悪い影響がなければいいが。丹村飛竜も前走は川口。準決4着で優出はならなかったが、それ以外の3走は1着を2本含むオール連対。上々の動きを見せていた。人見剛志は前走の伊勢崎ではいいところを見せられなかった。
外来の注目は青山周平、篠原睦、田中茂といったあたり。青山は連続準優勝後の前走では、ここもしっかりと優勝戦まで進んでいた。優勝戦は重走路で5着だったが、準決は重走路で1着を取っていたように雨でも結果を残せている。良走路ではエンジンが高いレベルにあるので、今回も天候に左右されない強さを見せてくれそう。篠原も連続で準優勝の後、地元のミッドナイトに参戦。ここでもそれなりの走りを見せていた。田中茂は前走が伊勢崎だった。予選道中を無難にこなすと、優勝戦でも逃げる藤本梨恵を追って2着入線の準優勝だった。やはり全天候型の強みを見せた形。今回もいい流れで乗り込んでくる。
川口から唯一S級として参戦なのは中野憲人。最後方からのレースになるが、混戦になるようだと連対のチャンスが増してくる。今回は弟子の黒川京介も来場。同期一番乗りで優勝を経験すると、その後はハンデを背負ってのレース展開に苦しんでいるが、単騎0ハンからのレースや、序盤で抜け出せるようなハンデ構成の時は狙ってみたい一人。その黒川の活躍に、地元山陽の新人が触発される可能性もある。
A級では連続優出して地元のミッドナイトを走っていた久門徹が上昇気配。松尾隆広は前走の川口で優出しており、調子を上げてきている。その優勝戦には梅内幹雄も乗っていたが、1周1コーナーでまさかの落車。角南同様に初日の試走気配が大事になってくる。
B級では、以前のスタート力が戻ってきている藤達也の速攻に注意。逆に岩永清文はスタートに甘さを残しているが、道中のイン巻き返しはなかなかに強烈。さらに、近況は雨走路でも激走が目立ち、天候に関わらず車券に絡んできている。新人では伊勢崎から田崎萌が山陽初参戦。落車で長期欠場していた以前の動きが戻っているので、十分車券の対象になる。
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主な出場予定選手
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岩崎 亮一〔山陽 S-27(25期)〕
人見 剛志〔山陽 S-36(28期)〕
角南 一如〔山陽 S-42(27期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-45(29期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
田中 茂〔飯塚 S-25(26期)〕
中野 憲人〔川口 S-40(24期)〕
GIIウィナーズカップ開幕!
前年のウィナーズカップは、地元の浅田真吾が自身記念初優勝で幕を閉じた。その浅田は前走の地元一般開催で優勝。勢いそのままに同大会の連覇もありうるが、全国ランク1位の鈴木圭一郎もエンジンは絶好調で優勝候補の筆頭。その鈴木圭を倒すべく、他のS級勢が襲いかかる。はたして、優勝争いの行方は...。
鈴木圭一郎は前走の飯塚3日間開催では全て1着の完全優勝を決めていた。エンジンに関しては全く問題ない。鈴木圭はこれまでSGを6つ、GIを5つ獲っているが、GIIのタイトルは意外にもまだ獲っていない。流れが良いこの辺で獲っておきたいところ。
鈴木圭が浜松に移籍してからという訳でもないだろうが、今の浜松勢は強力な布陣になっている。今期のランクで浜松2番手は金子大輔。これまでSGを2つ獲っているように実力者だが、その記録以上の走力を持っている。スタートに頼らないレース運びで、厳しい展開になっても打開できる突破力は魅力。今回のようなGIIだとハンデ戦が多くなるが、最後方からのレースになっても追い込んで行ける。金子と同期の佐藤貴也は今年大きな飛躍を見せた。今年のオールスターでSG初優勝すると、川口のGIIでも優勝。その後の飯塚では一息だったが、乗り手のリズムは最高潮。今大会のウィナーズカップは2014年に制している。
今や中堅の域に入りつつある木村武之も、浜松の層の厚さに一役を買う主力選手。実績に関しては申し分なく、GIもGIIもそれぞれ10以上のタイトルを保有している。GIIは近年に優勝がないが、今大会で再びタイトルを積み重ねるか。前々走の浜松GIでは準優勝、前走の一般開催でも初日から連勝を決めているように、エンジンに関しては心配ない。成績にムラがある中村友和は、ツボにはまると強烈な走りを連発してくる。同じレースで走る中で試走一番時計が出れば好走が多い。伊藤信夫、渡辺篤、遠藤誠などは、近況やや迫力を欠いている。
外来S級で最も勢いがあるのは絶対王者・高橋貢だ。前走の地元4日間開催で完全優勝を決めた。更にその前の地元開催でも優勝しており、現在5連勝で連続優勝中。今回は地元走路ではない点がどのような影響を与えるか。ただし、百戦錬磨の高橋なので、しっかりと合わせてくると思われる。
川口からは中村雅人が参戦。前走の地元GIIでは準優勝の結果。近況のエンジン推移は悪くない。当地浜松ではGIゴールデンレースで4連覇を達成するなど走路との相性もバッチリ。船橋時代の教え子と言っても過言ではない鈴木圭に先輩としての意地を見せられるか。飯塚から浦田信輔が来場。以前のような迫力は見られないが、ここ一番での決め手は健在。混戦になれば威力は倍増する。山陽からは松尾啓史、佐々木啓などが参戦。別の開催ではあるが、どちらも前走の伊勢崎で優出しており上昇気配。
A級では前走の地元川口で自身初優勝を決めた小林瑞季に注目。その前のGIIでも優出しており、完全にその才能が開花した。間中大輔、落合淳、藤本梨恵、辻大樹、重富大輔、緒方浩一らも前走で優出しての参戦。
今回の地元浜松のA級陣も元気一杯。先述の浅田は優勝後だし、平塚雅樹と仲口武志も前走は優出。今期はA級だが、長らくS級にランクしていた笠木美孝と青島正樹の22期コンビも復調してきた。一発力ある松山茂靖や、スピードが魅力の柴田健治、確かな成長が窺える藤波直也、鈴木宏和も台風の目になるか。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子 大輔〔浜松 S-5(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-7(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-9(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-10(23期)〕
中村 雅人〔川口 S-11(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-23(26期)〕
連続準優勝中・篠原睦は今度こそ優勝を!
12日から3日間開催が始まる飯塚ミッドナイトレース。地元S級は3車、外来は伊勢崎からS級が4車参戦予定。地元のエースとなるのは篠原睦。外来勢の一番手は吉原恭佑。飯塚VS伊勢崎に、A級の川口勢や山陽勢も加わり激戦必至。
篠原は前走の地元3日間開催でオール連対の準優勝だった。その前の浜松でも準優勝を決めており、エンジン状態はかなり高い位置にある。この流れなら今回は是非とも優勝を手に入れたいところ。機力もスタートも冴えているので、それが十分可能な状態だ。その篠原と同じような斡旋で連続優出しているのは同期の久門徹。前走の地元は優出し4着。その前の浜松も優出し6着。現在はA級にランクされているが、底力的にはS級となんら遜色ないモノを持っている。かつて田中茂を含め、飯塚26期三羽烏と言われた一角を担った両者。今回は田中茂は不在だが、篠原と久門がシリーズを盛り上げてくれそうだ。
地元S級は他に有吉辰也と桝崎陽介。有吉はエンジン状態マズマズ。戦える動きが出てないわけではない。桝崎は前走の地元はイマイチだったが、その前の浜松ではしっかり優出し5着。エンジン自体は悪くなく、序盤の展開作りがうまくいけば車券に絡める状態。
外来の注目は吉原恭佑。前走の地元では持ち味の果敢さが裏目に出てしまい、準決で反則失格。通常ならしばらく無理な攻めはできない状況だが、吉原はあまり気にせず仕掛けてくる可能性が高い。エンジン自体は悪くない。伊勢崎からは他に西原智昭、田村治郎、松本やすしがS級として参戦。3者とも仕上がってるとは言えない現状だが、今回のようなメンバー相手ならソコソコ通用しそう。
A級では古木賢と内山雄介が前走の川口で優出していた。古木は最重ハンの厳しい位置からのレースを強いられているが、見事にその困難を打開しての優出。内山は最重ハンの10M前だが、展開をうまく味方に付けている。他では鈴木清が復調ムード。前走の地元もソコソコだったし、その前の地元GIIでは優勝戦まで進んでいた。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-17(26期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-34(25期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-37(28期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-12(32期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-43(30期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-48(32期)〕
久門 徹〔飯塚 A-19(26期)〕