
黒川京介が3節連続優勝を目指す!
0ハン片野はいい引っ張りを見せそうだが、追い込み勢もスピードはあるので逃げ切るまではないか。10線のスタート争いは枠ナリ発進。20線も枠ナリ発進が見込まれるが、ここ一番で抜群のダッシュを決める黒川のカマシもなくはない。
10線3者の仕上がり具合で言うと早津康が上位。同ハン勢との争いを早めに制し、片野の逃げを捕えにかかる。この時、20線勢が競り合うような展開になれば、そのまま早津康の押し切りも考えられる。しかし、20線勢から黒川が抜け出してきそう。準決で上がり一番時計を出した機力をバックに、優勝戦でも猛烈な追い上げを決めそうだ。枠順的に魅力があるのは永井。外2車をけん制しながら進撃できれば今年の初優勝が見えてくる。森は最内からしっかり先行し、前団に手間取ることなく攻めていければチャンス。混み合うような展開になれば中村雅が捌きを発揮して進撃する。
◎ 8 黒川京介
○ 6 永井大介
△ 5 森且行
△ 7 中村雅人
▲ 3 早津康介
おすすめの買い目
8-3567-3567
穴なら 速攻が決まった時の早津康
3-5678
濡れ走路なら高宗良次にチャンスだ
良走路の仕上がり度の高さでは人見剛志・滝下隼平・丸山智史だが、濡れ走路における連対率などの実績面は高宗良次と松尾隆広が他者を上回っている。滝下隼平は通るコースを掴めれば雨もこなせる。
石田啓貴と丸山智史もこなせなくはないが、最近の着順からは強くは推せない。人見剛志もまた以前に比べれば近況は車券に絡めるようになってきているが、レベルの高いメンバーにまじると見劣る感は否めない。
◎ 4 高宗良次
○ 2 松尾隆広
△ 5 滝下隼平
▲ 6 丸山智史
穴 1 石田啓貴
おすすめの買い目
4ー2=561
穴なら
1=5-426
文/鈴木
伊藤信夫がスタートで決着をつけた!
0ハン両者が激しい競り合いを演じていたが、20線からトップスタートを切った伊藤信が攻略にかかっていた。まずは2番手を走っていた赤堀を交わしたが、この時、接触がありレース後に審議となる。その後は先頭を走っていた村瀬を交わし1着でゴールを迎えた。伊藤信の動きに続いていた荒尾が準優勝。金子大は試走タイムが劣勢で、レースも序盤から精彩を欠いていた。
長い審議の結果、伊藤信は失格には至らず、入線どおりに優勝が確定した。今回の優勝戦は20線に5車並び、豪華な顔ぶれだったが、好スタートを決めたことが優勝できた大きな要因。レース道中で抜くとなるとかなりの労力を要する。伊藤信は見事に勝ちパターンに持ち込んでみせた。この後は4節連続で地元での競走となるが、セッティングに関する良いデータが取れたと思うので、このまま突き進めそうだ。
まず赤堀翼と田中進は今節に計時した本走タイム比較が他者よりも劣るうえ、決勝戦のおこなわれる12Rと同じ時間、もしくは近い時間帯の実戦を走っていない点も不安なため評価は上がらない。
今節ずっと遅い時間に出走して勝ち続けている金子大輔が無敗の完全Vをめざす。伊藤信夫は木村武之の外枠であっても先制するケースが考えられるので、優勝した先月中旬の浜松デイレースのようなスタート速攻を再現したいところ。木村武之は今節は未勝利ながらレース後半の追いアシはしっかりしている。
荒尾聡は雨の初日に1勝しているものの、準決勝戦を走ったあとは「パッとしないエンジン状態」とコメント。実際、小林頼介が今節エンジン絶好調だとはいえ、準決勝戦の4~5周目あたりは明らかに伸び負けていた。ハンデが30メートル前のランキングB級選手に手こずったのは、現状の仕上がり不足を示すものとみなせる。
同じレースで荒尾を引き離して勝利した吉林直都は、並み居る強豪を抑えて4日目の一番時計をマーク。まだ最重ハンになってから日が浅いのにこの活躍ぶりは立派であり、成長を示すもの。決勝戦は20線の最内枠なら単独10線の内をスタートで狙いやすい角度であり、出足の早い方ではない田中進を叩いて出るシーンも想定できる。
◎ 8 金子大輔
○ 6 伊藤信夫
△ 5 木村武之
▲ 2 村瀬月乃丞
穴 4 吉林直都
おすすめの買い目
8=6-524
穴なら
4=8-652
文/鈴木
平田雅崇がチャンスをものにし、今年初優勝を決めた!
自身初優出となった上原は、そのまま初優勝を決めたかったが試走タイムから物足りず、ペースを上げることはできなかった。50線からトップスタートを切った平田は、まず本田をパス。その勢いで上原の逃げを捕えた。その後は後続を引き離す一方の力強いレースを披露した。山田達がジワリと浮上し、加賀谷の追撃を振り切って準優勝だった。
平田は今年初優勝で、自身通算19度目の優勝となった。2節前はG2で優出し3着。前節は一般開催で優出し4着。3節連続優出となった今回は先頭でゴール線を駆け抜けてみせた。エンジンは高い位置で安定している。次の出場は伊勢崎のG2稲妻賞。良い流れのまま乗り込めるので、自身初のG2タイトルへ向け初日から快走を見せてくれそうだ。