オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。 落合巧が初日から4連勝で完全V!
0ハン単騎から逃げていた占部は軽快に走っていたが、徐々にペースが落ちてきた。2番手に付けていた青山文がインから突破したが、後方から追い上げていた落合巧が両者をまとめ差し。そのまま後続を引き離して優勝を決めた。米里崇が落車するアクシデントはあったが、深谷俊などは精彩を欠き、番手を上げることができなかった。
前節から調子を上げていた落合巧は、今節の初日は2回乗りで連勝。準決も1着で通過し完全優勝となった。優勝は今年2度目で、通算では5V。以前からスピード面では良いモノを持っていたが、人を抜いていくレースがやや課題とされていた時期があった。それもレース経験を重ねるごとに技術が上がり、今ではしっかりと追い込む走りができている。まだまだ成長の余地が大いにある33期生。今後はグレードレースでも活躍する姿を見せてくれるだろう。
追い込み決まっている落合巧
1日2回乗りの初日から今節3戦全勝で優出した落合巧が、相手関係の一段と強化された決勝戦でも最重ハンから6車抜きしよう。準決勝戦では10m前の村瀬月乃丞と石貝武之を叩いて出る早仕掛けに成功。決勝戦では深谷俊太を叩くことは難しそうだが、阿部仁志と米里崇徳を叩く可能性まで考えられる。
深谷俊は今節の2戦とも速攻から大差で圧勝した。落合巧が来る前に前団を攻略してレース中盤までに先頭へ立つ展開を作れれば、三たびの独走シーンを披露して優勝までありうる。同様に新村嘉之も青山文敏に道中で張られたりせず逃げ展開に持ち込むとペースを上げられるエンジン状態だ。
初日は深谷俊が道智亮介との同期対決に気合い満点の走りを見せた。ここでは米里崇徳が同期の深谷俊に闘志を燃やして激走するか。
◎ 7 落合巧
○ 5 深谷俊太
△ 3 新村嘉之
▲ 2 青山文敏
穴 4 米里崇徳
おすすめの買い目
7=5-324
穴なら
4=7-532
文/鈴木
鈴木聡太が久しぶりに優勝を決めた!
0ハンのスタート争いは内枠の北爪が先行し生方が続く形。10線は高橋絵が先行し、大外の渋沢が続いていった。木村享はスタートダッシュが付かず、岩沼は後ろの鈴木聡に叩かれてしまった。
レースは北爪と生方の0ハン両者が軽快に逃げていたが、スタートで岩沼と木村享を叩いた鈴木聡が徐々に浮上し3番手に立った。そして、4周目に入るあたりで鈴木聡が北爪と生方をまとめ差し。追い足鋭く先頭に立つことができた。後ろでは生方が北爪を交わし準優勝。渋沢はなんとか車を押し上げ3着入線となった。
鈴木聡は2022年1月以来、通算8度目となる優勝。今節は初日から良い走りを見せており、優勝戦は展開こそ厳しかったが、見事に克服してみせた。さばきの技術自体はしっかりしているので、今のエンジン状態を持続できれば好成績を残し続けられるだろう。
北爪勝義の大逃げを狙う
渋沢憲司と鈴木聡太の29期2名が今節の準決勝戦で速い本走タイム出ているので両者の追い上げは十分ありそうだが、ハンデ差や枠の内・外の差を加味すると0ハン2名や10線の内枠勢が振り切れる可能性も大いにある。
準決勝戦で直線の先伸びを示して野本佳章の追撃を封じ込めた北爪勝義の大逃げを狙いたい。まず、出たナリの1-2流し車券は押さえたいところ。大外枠でスタートを思いきり切りやすい渋沢憲司が10線からトップ旋回すれば0ハンを射程に入れられるし、準決勝戦を走り終えてエンジン(ほぼ)完調宣言の出た鈴木聡太も素早い追い上げ見せるケースある。
初日から鋭い飛び出しを連発している高橋絵莉子が0ハン両車を叩いていきなり先頭に立つようだと、道中は後続をブロックして粘り込むか。
◎ 1 北爪勝義
○ 6 渋沢憲司
△ 7 鈴木聡太
▲ 2 生方将人
穴 4 高橋絵莉子
おすすめの買い目
1-6=724
穴なら
4=7-162
文/鈴木
黒川京介が大会初制覇
黒川京介が今年のキューポラ杯ぶりとなる4度目のG1優勝
濡れ走路で始まった最終日は第9レース頃に雨が上がり、決勝戦12レースは完全には乾かなかったがスピードの出るコンディションでおこなわれた。
青山周平との全勝対決となった黒川京介は、4枠から鋭く飛び出して1枠の青山周をはじめとする内枠の3名を包んでトップスタート。そこへ乗って出るように5枠の佐藤摩弥がアウト伸びて2番手へ付け、さらに6枠の荒尾聡も足を伸ばしてきたが、青山周は前へ出させず3番手からの展開に。
3周回1コーナーで青山周が同期佐藤摩の内へ攻め込んで2番手へ上昇したが、黒川のスピードは周回を重ねるごとに増していき、レース後半は一人旅の様相。本走3.341秒の好タイムで独走ゴールとなった。
2枠と有利な位置を得ながら5番手発進になってしまった佐藤励だが、道中は荒尾聡や佐藤摩をイン戦で捌いて3着まで押し上げたから、車の状態は良かった。対して鈴木圭一郎は離れた後方のまま終わり、気候・不安定な走路状態に車がマッチしなかったのかも。
今期ランキングS3、10月から適用される次期S2の若武者は、今期のS1とS2に完勝して、今年7度目、デビュー通算14度目のグレード制覇。次は地元川口で1節走ったあと、来月上旬には『G2若獅子杯争奪戦』2度目の優勝をめざして、ここ山陽レース場へ戻ってくる。
文/鈴木