
鈴木2車の追いだが0ハン西に警戒を要する
1月8日の浜松決勝戦は吉林直都の振り切りを許した鈴木圭一郎が、今回は2025年の初笑いへ猛攻撃を披露する。金子大輔のエンジンが初日から仕上がっており、鈴木圭と競り合う形に持ち込めるなら逆転するケースまで考えたい。
そして西翔子もまた2日目から直線のパワーが非常に強力だ。3日目の準決勝戦は追い上げてきた鈴木宏和をレース後半に引き離して圧勝。決勝戦でも、スタート力の高い佐藤貴也や鈴木宏和が鈴木圭の進みを道中で多少でも喰い止めるようだと、単騎0ハンからハイペースの逃走劇を決める可能性が十分ある。
今節の栗原佳祐はスタート先行した同ハン選手へ反撃しての好走が続いており、そうそうたる強豪たちと横並びになった決勝戦でもレースぶりに注目したい。
◎ 7 鈴木圭一郎
○ 5 金子大輔
△ 2 栗原佳祐
▲ 4 佐藤貴也
穴 1 西翔子
おすすめの買い目
7=5-241
穴なら
1-2=754
文/鈴木
井村淳一が小気味良く攻め上がる!
前節準優勝だった浜野翼は今回も優出した。ハンデは0ハン単騎なのでレース序盤から自分のリズムで走れる強みがある。ただ、最近の上がりタイムを見ると逃げ切るまでにはやや心許ない数字。後続が競り合うような展開になればいいが、5車並んだ20線から誰かがやってきそうだ。
その20線のスタート争いは、ラインに角度が付いているので枠ナリ発進か。スタート力は上位の辻が大外からカマシ気味に出ていくか。今節、乗りっぷりが良いのは井村。スタート直後の位置取りにやや不安な面はあるが、同ハン勢を交わして浜野翼を追う態勢を作りそう。一対一に持ち込めばスピードある走りで捕えることができる。30線単騎の久門は、スタートで20線勢を何車か叩ければ、いくらか展開が楽になる。最内の利で町田の大駆けもあるだろう。
◎ 4 井村淳一
○ 1 浜野翼
△ 7 久門徹
△ 2 町田龍駿
▲ 6 辻大樹
おすすめの買い目
4-1267-1267
穴なら 辻の大カマシ
6-1247
シルクカップ男・青山周平が大会5連覇達成!
風が強い優勝戦ながら試走26で他の選手にプレッシャーかけた青山周平。同期の佐藤摩弥が27、昨年は20m前で準優勝の三浦康平も27と同タイム。有吉辰也は29でスタート行ければ...の評価。2連単オッズは8-6、8-4に集中となり、8-7、6-8と続く。3連単は8-6-4、8-6-7、8-4-6が10倍を切っていた。
スタート飛び出したのは三浦。佐藤摩も付いて行き青山周は1コーナーやや流れたに見えたが鈴木聡太と有吉辰也へ切り込み3番手。すかさず佐藤摩も差して三浦を追う。一旦、引いたかに見せて(距離測ってたかも)2度目は三浦を捌いた。抜かれた三浦も離されず喰らい付くが、青山周はコースを外さずに走る。最後は二の足使い突き放してゴール。佐藤摩は後半ペース落ち有吉辰也が接近も抑え込んで3着。3連単は8-4-6 780円で3番人気、2連単8-4は370円の2番人気で幕を閉じた。
これで青山周は令和3年から5年連続のシルクカップ優勝。さらにG1レース29個目のタイトルで、高橋貢・飯塚将光の記録を塗り替えた。『夢のまた夢』は現実のものとなり、力を付けてきたヤングレーサー達のお手本、いや『来るなら来い』と言ったところか。このまま勝利を重ねて行けば今年中に1000勝も見えてくる。
寒空に輝いた! 中山光パーフェクトV
0ハン信沢綾乃と40m中山光、池田政和の3車で人気オッズを形成したナイトレース優勝戦。試走終わった感じでは中山光と池田政が同タイムで追い上げ厳しいかに思えた。2連単は6-7、1-6、7-6、6-1と三つ巴の様相。3連単は6-1-7が一番人気だった。
10m後ろの本田仁恵を0ハン信沢が突き放し、平川博康は滑って後退してしまう。本田を差してから中山光が一気に信沢に近づき射程へ入る。その勢いのままインから捌いて先頭へ。残り2周で池田政和は動いたが本田を差すまでで3着に終わった。池田政とのS級決戦を制した中山光は今節4連勝の完全優勝で正月優勝戦5着だった雪辱を晴らした。
正月優勝した黒川京介は33期、今回の中山光は32期と2025年はヤングパワーが炸裂する年になるのか。中山光はこのあとSG全日本選抜まであっせん予定ないが、身体も心もリフレッシュして大舞台での活躍に期待したい。
青山周平の大会5連覇が濃厚だ
今節充実していた永井大介を準決勝戦のレース序盤から引き離した青山周平のエンジンはハイレベル。優出8名ともスタート切れているが、そんな顔ぶれのとき青山周は1周回バックストレッチで車群の内へ切り返して一気に番手を上げられる技術を持っている。有吉辰也は序盤の位置取りに関わらず捌きの巧みさで追い上げていこう。
三浦康平が4枠から内枠勢を包んで先行するか。内山高秀も予選中からスタート安定している。佐藤摩弥もダッシュ力に磨きがかかっており、トップスタート行く可能性まである。新井日和は準決勝戦の発走直後は辛うじて好位置を取ったが田村治郎にスタート伸びられていた。鈴木聡太は普段は最重ハンの10メートル前で戦っており、ここはハンデ面からさすがに厳しそう。
◎ 8 青山周平
○ 7 有吉辰也
△ 4 三浦康平
▲ 6 佐藤摩弥
× 3 内山高秀
おすすめの買い目
8-7=463
穴なら
3=8-7642
文/鈴木