鈴木圭一郎がオールスター4連覇を狙う!
そうそうたるメンバーが出揃ったSGオールスターオートレースの優勝戦。その中でも、ひときわ輝きを放っているのが鈴木圭。今節はオール1着。更に前節までの成績も加えると18連勝中。しかもその中にはG1が2つ含まれているし、今回はSGの大舞台。この流れは簡単には断ち切れない。優勝戦も4枠から悪くないスタートを決め、レース序盤で先頭に立ちそうだ。
相手は青山周となる。得意の1枠に入り、トップスタートを決めるようだと強烈なブロック力を発揮できる。準決では上がり一番時計を出しており、予選中の不安を完全に払拭した。エンジンは確実に上向いている。スタート力ある鈴木宏も怖い存在。2枠なら先行もありそうで、そうなった場合は展開がだいぶ有利になる。まだ記念のタイトルはないが、いきなりSGで優勝してもおかしくないくらいの力を付けている。SGの優出は2回目ながら長田稚が不気味な存在。準決では先行した有吉を綺麗に捌いたように、人を抜く技術に関しては34期という若手らしからぬ確かなモノを持っている。スタートで3番手までに出れば十分勝負になる。有吉は外の3車を張って出そうだ。優勝を狙うとなるとエンジンの上積みが必須だが、それが叶った場合は見せ場を作ってくるかも。
◎ 4 鈴木圭一郎
○ 1 青山周平
△ 2 鈴木宏和
△ 3 長田稚也
▲ 5 有吉辰也
おすすめの買い目
4-12-1235
【雨予想】
また、優勝戦当日は雨の予報も出ており、重走路での決戦を想定して展望もしたい。雨は青山周、鈴木圭、有吉の争いになりそう。この中でトップスタートを決めた人が断然有利になるが、最内の青山周が飛び出すか。外寄りだが佐藤貴も雨には自信を持っており、カマシ気味に行ければ優勝争いに参加できる。大外ブン回って一発あれば中村杏か。逆に、鈴木宏、長田稚、佐藤摩はこのメンバーの中では重走路実績がやや劣勢。
◎ 1 青山周平
○ 4 鈴木圭一郎
△ 5 有吉辰也
△ 7 佐藤貴也
▲ 8 中村杏亮
おすすめの買い目
145ボックス
狙いを絞るなら
1-45-4578
完全Vを狙える中野憲人
今回決勝戦のポイントに、いかにも季節の変わり目らしく日替わりで上下する気温・走路温度を挙げたい。
準決勝戦のおこなわれた3日目は走路温度が50℃に近づく熱走路となったが、4日目は天気予報では2日目に近い気候になる見込み。そこで参考レースに2日目の第8レースをピックアップ。
このレースは20線4車並びの外寄り枠から松山茂靖が好発進。スタートライン過ぎでは同ハン最内枠の辰巳裕樹が伸びて先行したが、道中で松山がイン突っ込み、さらに終盤には中野憲人が捌いて首位へ立った。
追い込みタイプの中野憲と松山にとっては3日目より走路温度が下がることはプラス材料。逆に2日目の試走タイムが3日目と比べて良くなかった辰巳は再び両者に抜かれるかも。
決勝7名のうち藤波直也や単独0ハン交川陽子は気候に左右されず動けており、特に交川は初優勝するチャンスといえる。試走タイムが速くなくてもレースでは動けるタイプだ。
◎ 7 中野憲人
○ 6 松山茂靖
△ 1 交川陽子
▲ 4 藤波直也
穴 5 浅田真吾
おすすめの買い目
7=1-642
穴なら 速攻力が武器の浅田真吾が飛び出せば...
5=1-467
文/鈴木
9R...スタート争いがカギとなる0メートルオープン。先行は最内の佐藤摩か、6枠の鈴木宏。どちらが行ってもペースは上がりそうでこの両者の1、2着が狙い。底力がある荒尾、熟練のレース運びで高橋貢。黒川は外寄りだが序盤の位置取り次第では激走も。
◎ 1 佐藤摩弥
○ 6 鈴木宏和
△ 3 荒尾聡
△ 5 高橋貢
▲ 7 黒川京介
おすすめの買い目
1=6-357
穴なら大外小林瑞季の大カマシ
8-13567-13567
10R...外寄りに置かれた有吉だがカマシ気味に出て主導権を奪う。最内の長田稚はスタートさえ踏ん張れれば道中の動きは良く逆転も可能。金子大はエンジンの仕上がり上々で、内枠を生かせば優出十分。動き堅調の若井や上昇している早川も。
◎ 7 有吉辰也
○ 1 長田稚也
△ 2 金子大輔
△ 5 若井友和
▲ 3 早川清太郎
おすすめの買い目
7=1-235
金子大と早川の29期決着も
2=3-1457
11R...センター枠からトップスタートを決める青山周が一人旅に入る。内の3車は包まれそうで車速に乗りにくい。2番手発進を狙うのは永井。青山周の逃げを追っていく。佐藤貴と岩見もスタート力あるので連下争いに参加できる。
◎ 4 青山周平
○ 6 永井大介
△ 7 佐藤貴也
△ 8 岩見貴史
▲ 1 久門徹
おすすめの買い目
4-678-1678
永井がトップスタート決めればアタマも
6-4-178
12R...17連勝中の鈴木圭の勢いを止められる選手は不在。ここもある程度のスタートを決めて圧勝する。中村杏は4日目に青山周を振り切っておりスピードはだいぶ出ている。後半追い込むのは中村雅。スタート次第で伊藤信。穴なら掛川だ。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 4 中村杏亮
△ 7 中村雅人
△ 5 伊藤信夫
▲ 2 掛川和人
おすすめの買い目
8-47-2457
逆転あれば中村杏だ
4-2578-2578
相馬康夫が24年ぶりに優勝
全て重走路で実施された2日目の準決勝戦から一転、3日目の優勝戦は良走路でおこなわれた。
レースの火蓋が切られると、相馬康夫は0ハン3車並び真ん中の枠からヘコむ態勢になったが、後ろのスタートを残せたことが勝因といえそうだ。1周回バックストレッチで福村を差して2番手に上がると、3周回ホームストレッチで松井大和を捌いて先頭へ。
角翔太郎と藤岡一樹が徐々に追い上げてきたが、両者とも4周回に相次いで滑ってしまい、2番手で粘る松井との車間が開いてしまった。結局そのまま番手の入れ替わりはないままゴール。
相馬は2000年2月以来となる、通算2度目の優勝を成し遂げた。今後は5月中旬の川口一般開催、下旬のG2『川口記念』と、消音ナイター開催への出場が続くので、引き続き活躍なるか注目したい。
文/鈴木
藤岡一樹が地元の意地を見せよう
奇しくも地元山陽3名VS川口3名の対抗戦、しかも川口は25期の三銃士が並び立つ構成となった。
エンジンに大整備を施して迎えた今節は初日から好気配で推移してきた藤岡一樹が、地元の意地を示して川口勢を撃退するとみた。その藤岡を初日に本走タイム3.365秒で振り切っている相馬康夫がスタート残して出ると一発逆転も可能だ。
得意のミッドで今節は動き立ち直った角翔太郎は、できれば0ハンの何車かをスタートで叩きたいところ。だが福村唯倫が今節の仕掛け素早いので序盤は主導権を掴みそうだ。
◎ 6 藤岡一樹
○ 3 福村唯倫
△ 4 角翔太郎
▲ 5 斎藤撤二
穴 2 相馬康夫
おすすめの買い目
6ー3=452
穴なら
2ー6-315
文/鈴木