武藤博臣が2日目から4連勝でV
5日制の初日3着のあと準決勝戦まで3連勝で優出した武藤博臣は「エンジン悪くないので決勝に向けては扱わず」「交換したタイヤが良かった」と語り、決勝では堂々の1番人気に支持された。
スタートは0ハン中枠から間中大輔が飛び出し、武藤博臣はやや前輪を浮かせたが、1周回1コーナーでは同ハン最内枠の牧野貴博より先回りして2番手発進。10線から鋭いダッシュで迫ってきた森谷隼人をすぐに突き放した。そのまましばらくは逃げる間中を攻めあぐねたが、中盤の周回で間中のコースが大きくなった瞬間を見のがさず内へ入って先頭を奪取。そのまま逃走してゴールにトップで飛び込み、2013年9月以来11度目の優勝を決めた。
森且行は追い上げ届かず2着だったが、悲願のSG初制覇となった『日本選手権』以来3年半ぶりの復活優勝を遂げる日が遠くない予感を抱かせた。
文/鈴木
藤岡一樹が底力を示す
前節の昼開催から今節のミッドナイトに替わり本走タイムがみるみる上がってきた藤岡一樹の追い切りに期待。自身の置かれた30線の角度なら20線の内へスタート飛び込んで3車をそっくり叩くケースまでありそう。
通算600勝以上を挙げている強豪の竹中一成が、レース運びの上手さで同ハン畦坪孝雄をくだして主導権を掴む。
32期の2名は、高木健太郎の方が小栗勝太より現状のパワーは高そう。その同ハン2名に福永貴史は先行されそうだが、後ろのスタートを残して出ると捌く腕を道中で発揮するシーンは十分ある。
◎ 6 藤岡一樹
○ 2 竹中一成
△ 4 福永貴史
▲ 5 高木健太郎
穴 3 小栗勝太
おすすめの買い目
6ー2-453
穴なら
4=2-653
文/鈴木
展開を味方に武藤が激走を披露!
5日間のロングシリーズナイター一般開催はファイナリストが出揃った。軽ハン勢が大いに頑張り、優勝戦は0、10、20のハンデ構成。0ハン勢の粘りがあるのか。それとも最重ハン勢がしっかりと追って行くのか。
0ハン勢のスタート争いは牧野か武藤。独走力があるのは武藤の方で、こちらが先行した場合はかなりペースが上がりそう。10線は内枠の森谷が先行。斎藤撤は20線勢に叩かれないスタートを切りたい。20線勢は大外の佐藤摩がカマシ気味に行くか。最内の森が突っ張るか。
いきなり逃げに入りそうな武藤は、準決で素晴らしい上がりタイムをマークした。単純なタイム比較で言えば、後ろから追って行く選手は届きそうにない。そこで、本命には武藤を推したい。コースを外さずミスなく走れば2013年9月以来の優勝も十分ある。
牧野と間中は武藤に付いていくのは厳しいか。まずは10線の森谷が突破にかかる。その森谷も武藤を射程内に収めるのは難しそう。20線から森と佐藤摩が猛烈に追っていく。中団をすんなり抜ければ武藤に迫ることも可能。斎藤撤は序盤で悪くない位置につければ車券絡みがありそう。
◎ 3 武藤博臣
○ 6 森且行
△ 8 佐藤摩弥
△ 4 森谷隼人
▲ 5 斎藤撤二
おすすめの買い目
3-4568-4568
森も久しぶりの優勝を目指す
6-3458-3458
松尾啓史が川口の強豪を撃退
1番人気と2番人気の座を川口の黒川京介と永井大介に奪われた松尾啓史が地元の意地を見せた。
10線からスタート飛び出した藤川竜は藤川幸宏の逃げを攻略するのに手間取り、20線から先制した黒川京介も町田龍駿を差せずに車を引いた。そこを松尾啓が捲って3番手へ上がると、4周回3コーナーでダブル藤川をまとめて差して首位。
黒川はレース終盤に滑り気味で3着に終わったが、連続開催となる16日から始まる山陽ミッドナイトでは、参加選手ただ1人のS級レーサーとして最高の成績を挙げたいところだ。
文/鈴木
永井大介が今年の初Vを狙う!
0ハン単騎から逃げる藤川幸に絶好の展開になりそう。10線は枠ナリ発進も考えられるが、大外の西村龍がカマシ気味に出ていくか。ただし、今節の上がりタイムの比較で言えば藤川幸を捕まえる仕上がりにはない。藤川幸の逃げ切りも十分あるが、20線から先手を取る永井が猛烈な追い上げで先頭まで立ちそう。初日から連勝で来ており、優勝戦も制して完全Vを狙う。
黒川は本来の動きではないが、エンジンの底上げに成功すれば永井の攻めに付いていける。道中で永井に隙があればイン突っ込んで行くかもしれない。10線最内の町田は、しっかりとスタート行ければ藤川幸をマーク差しできる仕上がり。松尾啓は動き上々だが、外の2車にスタートで包まれる恐れがあるので評価を下げた。
◎ 6 永井大介
○ 7 黒川京介
△ 1 藤川幸宏
△ 2 町田龍駿
▲ 4 西村龍太郎
おすすめの買い目
6=7-124
後続が競り合えば藤川幸の残りも
1-2467-2467