SGレーサー2車に逆転あるなら北原岳哲
30線のS級2名は中枠の荒尾聡が先手を取りそうだが、コメントからは仕上がり状態に満足できていない様子。一方、外枠の有吉辰也はエンジンに手応えを感じているようだがブロック上手い荒尾に抵抗されそう。そうなると20線勢にもチャンスが出てくる。
古城龍之介・藤川竜が異口同音にエンジン良いと語っているが、今節の自己最高タイムが古城は3.43秒、藤川竜が3.42秒であるのに対して北原岳哲は3.399秒を2日目に出しており、最内枠から先制すれば同ハン2車を道中で引き離せる。もともと捲りタイプであり、イン鉄壁な穴見和正に対して捲りに絞って攻撃していく。
同じく2日目に3.43秒で走っている佐伯拓実もハンデ差を保って逃げ残るケースは十分。
◎ 3 北原岳哲
○ 1 佐伯拓実
△ 7 荒尾聡
▲ 8 有吉辰也
穴 4 古城龍之介
おすすめの買い目
3-1=7845
穴なら イン差しも使える古城龍之介が同ハンをくだすか
4=7-835
文/鈴木
相手比較から高橋貢が最有力
強敵の早川清太郎が準決勝戦の雨に沈み、高橋貢の独壇場となりそうなムード。西原智昭は自身で時おり漏らしているように、強メンバーが揃うと一歩及ばないケースがままあり、高い実績を誇りながら最重ハンの10メートル前、しかも4車並びの最内枠と絶好の展開を望める浅香潤が相手候補の筆頭。大月渉は大外枠と厳しい位置だがパワーは高い。
戸塚尚起の初日の本走タイムより速い時計で走れている吉松憲治が逃げるとペースは上がりそうだ。
◎ 8 高橋貢
○ 3 浅香潤
△ 1 吉松憲治
▲ 6 大月渉
穴 5 田中哲
おすすめの買い目
8-3=165
穴なら 田中哲がスタートに自信を持っている様子
5=6-841
文/鈴木
小椋華恋がグレードタイトルを初獲得
川口レーサーにまたひとりスターが誕生した。
今節3日目からハンデが10メートル重くなりながら4日目の準決勝戦を2着に逃げ粘って、グレード戦への初優出(通算の優出回数は5度目)を決めた小椋華恋が、決勝戦の8周回を逃げ切って並いる強豪を撃破。デビュー初優勝は昨年の1月、消音・夜の川口だった。
今回と同じく消音ナイターでおこなわれる7月のG1キューポラ杯にも出場することになれば、大いに注目を集めそうだ。
レース中盤までは佐藤摩弥と黒川京介が離れた2番手で競り合い、そこへ松尾啓史が追いついてインまとめ差し。終盤は黒川の反撃をしのいで2着を守り抜いた。佐藤励はスタートダッシュが決まらず上位争いに加われなかった。
文/鈴木
鈴木宏和が今年の初優勝
有観客開催では初めての優勝そしてお客さんの前でのウイニングランを狙う片野利沙が、1周回4コーナーで0ハン縫田雅一をイン切り返して先頭に立ち逃げを打った。
準決勝戦と同様に前団をスムーズに捌いて2番手まで追い上げた花田一輝が片野に追いついたが、4周回4コーナーから直線へかけての立ち上がりで片野とのタイミングが合わず、少し外へ振られてしまった。そこを鈴木宏和が内へ入って2番手に浮上し、5周回バックストレッチで片野を差し先頭。昨年12月ぶりとなる通算11度目の優勝を決めた。低いけど信頼できると語っていたタイヤが、熱走路の克服に役立ってくれた。
文/鈴木
好仕上がりの佐藤励がパワー駆け!
大会3日目からハンデが重くなった小椋は、準決でも軽快な走りを見せて2着入線。初めての記念優出となった。また、準決からハンデが重くなった早津康も踏ん張り2着入線。こちらも嬉しい記念初優出となった。優勝戦は0線に1車、10線に7車のハンデ戦。
0ハン単騎の小椋はレース序盤こそは先頭を走れるが、初めての8周戦で最後まで粘れるかどうかは疑問。10線勢のスタート争いは枠ナリ発進も考えられるが、外寄りでも佐藤摩が飛び出していきそう。これに乗っていくのが佐藤励。黒川もできれば続いていきたいところ。
佐藤摩はトップスタートを切れれば2~3周目までに小椋を交わすことができそう。佐藤摩が先頭に立ち、逃げ展開を作る。しかし、佐藤励がピタリと続いていければチャンス。準決でも好タイムをマークしていたようにエンジンは仕上がっている。佐藤摩を交わしてペースを上げる。黒川は序盤でどこまで好位置を奪えるかがカギになるが、8番手発進にならなければ8周回をフルに生かして進撃する。中村雅はレースアシが上々。8周戦になるのも有利に働くだろう。ハンデ位置が魅力なのは松尾啓。スタートで遅れないことが条件になるが、枠ナリに出れば勝負圏内に入ってこれる。
◎ 7 佐藤励
○ 6 佐藤摩弥
△ 8 黒川京介
△ 5 中村雅人
▲ 3 松尾啓史
おすすめの買い目
7-68-3568
逆転あるなら勝負強い中村雅
5-34678-34678