ついに取った!高木健太郎 喜びの初優勝
2015年4月に浜松で初優出して以来、長い間優勝への道のりが遠かった高木健太郎。近況はマシンの好調さもあって、幾度となくチャンスはあれどなかなか手が届かぬ頂点。今回は一番人気を背負い同じ試走タイムの人見剛志や、これまた初優勝を狙う新鋭・田中崇太も売れ筋だった。3連単は3-5=1、2連単は3-5、3=1。日室志郎を捲った高木健が序盤からいいペースで逃げる田中崇に付けて5周3コーナーで捕まえる。人見剛も後半伸びてきたが、3番手一杯。高木は本走タイムも3.369と申し分ない。今後の活躍に期待したい。
長田稚也が完全Vでシリーズを締めた!
試走タイムは出なかった0ハン両者だったが、レースではかなり粘っていた。3周を回っても吉松憲と根本で先頭、2番手を走っていた。しかし、そこから追ってきたのは長田稚。スタートこそ外枠の篠原に行かれたが、道中で逆転すると0ハンを追う態勢を整えた。そして、根本と吉松憲をきっちりと攻略。見事に優勝を決めた。2着には篠原が食い込んだ。吉松憲は健闘も3着。
長田稚は今年6度目の優出にして今年の初優勝となった。前々節の川口G2の最終日では落車するアクシデントがあったが、前節ではいきなり優出。落車による悪影響は見られなかった。そして、今節は初日から連勝で優出。1着を3本並べての完全優勝。今年はこれまで優勝に縁がなかったが、これを機に大活躍しそうな予感だ。
高木健太郎が自身初めての優勝を狙う!
新人の田中崇は嬉しい初優出。今節中にも成長している様子がうかがえる。その田中崇はペースを上げて逃げそう。後続の動向次第ではそのまま逃げ切りも考えられるが、すんなりと田中崇の後ろに付けてくる選手が現れると厳しくなるか。
最初に田中崇を追っていくのは日室。今節はエンジンの仕上がりが良く、タイム比較からもぎりぎり届きそうな気配。ただ、田中崇を追っている途中で40線勢が仕掛けてくると展開は苦しくなる。その40線は枠ナリスタートになりそうで、最内の高木が展開いい。高木は今節2走して40を切る上がりタイムをマークしている。これは田中崇を捕まえるのに十分な数字。スタート先行から日室を交わし、逃げる田中崇まで捕えそうだ。人見は今節、攻めが冴えている。良い時の走りができており、高木の攻めに付いて行ける。西村龍は同ハンのスタート争いを制したいところ。単独最後方の古城は展開的にかなり厳しくなる。
◎ 3 高木健太郎
○ 5 人見剛志
△ 1 田中崇太
△ 2 日室志郎
▲ 4 西村龍太郎
おすすめの買い目
3-15-1245
田中崇が初優出で初優勝も
1-2345-2345
展開有利に吉松憲治が逃げ切るか!
優勝戦のハンデ構成は0、20メートル。0ハンは吉松憲と根本だが、どちらがスタート行くかは微妙。エンジンの仕上がり的には吉松憲が行った方がペースは上がりそう。20線のスタート争いは久門の先行か。準決では良いスタートを決めてみせた。ここに篠原と有吉が続いて行く形が想定される。
吉松憲は機力が良いので、スタート先行なら逃げ切りまで考えられる。20線から先行する久門は車の進み方が良くないので、0ハン勢を交わせるかどうか。有吉が早めに同ハン勢との争いにケリを付け、0ハンを追う態勢を整えられれば先頭まで行けるか。逃げる吉松憲、追う有吉の構図。
そこに割って入るなら長田稚。準決ではもっとも良い上がりタイムをマークしており、レース序盤である程度の位置に付けられれば優勝争いに加わってこれる。森本は最内からしっかり枠ナリ発進できれば、スピードに乗って0ハンを交わせるか。篠原はとにかくスタートがポイントだ。
◎ 1 吉松憲治
○ 7 有吉辰也
△ 5 長田稚也
△ 3 森本優佑
▲ 6 篠原睦
おすすめの買い目
1=7-356
競り合いになれば長田稚の巻き返しも
5-1367-1367
青山周平を抑えて荒尾聡が稲妻賞2連覇
圧倒的な人気を背負った青山周平。3連単の人気は8-5-6、8-4=6。2連単は8-5、8-6に微差で8-4と続く。10mセンターから荒尾聡が飛び出し青山周もカマシて続く。1度目、荒尾のインを青山周が狙うが入れず逆に荒尾は押し出される格好で0ハン2車に突っ込む。2度、3度と青山周は荒尾を差そうとするが荒尾はインコース空けない。
青山周は引いてしまい外から中村雅人が進出。その中村雅は荒尾に併されて捲れず滑って後退。再び、青山周が車の半分ねじ込もうとするがこれも断たれ、今度は早川が浮上し、ゴール前荒尾に接近も届かず。27期の総大将・荒尾は激しいデッドヒートを制し、昨年に続いての稲妻賞(昨年は雨走路)連覇を達成。久々に最後まで手に汗握るレースを見せてもらいました。これぞ、オートレースの醍醐味と言えよう!