本門延唯が展開をモノにして自身2度目のV!
0ハン単騎の稲原瑞はペースを上げたかったが、10線から差を詰めにかかった本門が2周3コーナーでインに突っ込む。本門は早々と逃げる態勢を作った。交わされた稲原瑞は必死に追走していたが、後方から追ってきた篠原が捌いていく。今度は篠原が本門を猛烈に追って行き、ゴール前で迫ったが本門が何とか振り切りゴール。3連単は21850円の高配当となった。
ここ数節は好調が続いていた本門だが、この節では優勝という最高の結果を残してみせた。意外にもこれが自身2度目の優勝。エンジンが良い時はしっかりと結果を残せる選手なので、もっと優勝回数がありそうな印象の本門。今はB級にランクされているので、まずはA級に復帰したいところか。
鈴木圭一郎に全幅の信頼
先月の浜松デイレース5日制に青山周平とともに初日からスーパーハンデで臨み、揃って進出した20日の決勝で青山周を大きく引き離して優勝した鈴木圭一郎が、勢いそのままに今節もVを飾りそうだ。
金子大輔は仕上がりに満足できていない様子で、金子より内寄りの枠からスタート先制しそうな鈴木宏和と佐藤摩弥が鈴木圭の相手候補になるが、青島正樹が初日から仕掛けの鋭さを披露していて、近年は速攻の決まるケースは多くないが序盤で好位置を取れれば上位争いできる。
◎ 7 鈴木圭一郎
○ 4 鈴木宏和
△ 2 青島正樹
▲ 6 金子大輔
穴 5 佐藤摩弥
おすすめの買い目
7ー4=265
穴なら 東方からの刺客・佐藤摩弥が地元の巨星に挑戦状
5=7-642
文/鈴木
稲原瑞穂の初優勝なるか
高い仕上がりを何節もキープしている本門延唯に今節の初日は捕まっている稲原瑞穂だが、本門の本走タイムがずっと一定の水準で頭打ちなのに対して、稲原瑞の本走タイムは2節前の飯塚ナイターと比較して格段に速くなっているので、その上昇度から初Vのチャンスありとみた。
40線2車ともスタート早いが、2日目は岩見貴史の機力が上向かなかったのに対して篠原睦は初日より大幅に機力アップした様子で、スタート争いも外枠から伸び勝つか。中団の青山文敏と佐藤裕児は前のペースが速くなると不安があるものの、井村淳一を道中で突っ張ることはできそうだ。
◎ 1 稲原瑞穂
○ 7 篠原睦
△ 6 岩見貴史
▲ 2 本門延唯
穴 5 井村淳一
おすすめの買い目
1=7-625
穴なら
5-6=721
文/鈴木
佐伯拓実が逃げ切りV!
試走タイムは36で、数字自体は良くなかった0ハン単騎の佐伯だが、追い込み勢もそこまで試走タイムが出ていなかった。佐伯はスタートで穴見に叩かれることなくしっかり出ると、そこからは一人旅。後ろでは古城が詰め寄っていたが、仕掛けるところまではいかなかった。結果的に佐伯が最初から最後まで先頭を譲ることなくゴール。走路温度が42度と高かったことも佐伯には有利に働いたか。2着には必死の追い込みを見せた有吉が入線した。
佐伯は今年初、そして自身としては2度目となる優勝を決めた。人を捌くレースではまだ不安ある佐伯だが、一人で走るとスピードが出る。今後はレースを重ねるごとに捌きも上達するだろう。その成長ぐあいに注目したい。
大月渉が地元での初優勝
0ハンは2車並びの外枠から戸塚尚起が飛び出したが、1周回3コーナーで吉松憲治が逆転のイン差しで先頭に立ち、すぐさま後続との車間を拡げ始めた。
10線は渋沢憲司が先行し、人気対抗格に推された最内枠の浅香潤は外から他車に包まれて番手を下げる苦しい展開。そこへ、田中哲を一発で捲った大月渉が浮上してきて、吉松憲を追撃態勢に入ると、ラスト6周回1コーナーで内へ飛び込んで首位に立った。通算3度目の優勝は、地元開催では初めてのV。
1番人気の高橋貢は、初日3.29秒(レースは圧勝の1着)だった試走タイムが決勝では3.31秒に下がり、追い上げ届かず3着にとどまった。
文/鈴木