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佐藤摩弥がミッドナイトチャンピオンカップ初制覇!
試走タイムは中村杏が一番時計で30。最も悪かったのは越智と岩見で34。佐藤摩は33だったので、数字としては決して良い部類ではなかった。しかし、優勝戦では10線に6車並んだ外から2番目に置かれながら2番手発進。トップスタートは最内の越智だった。
レースは0ハン単騎の道智がスタートを残して出て先頭を走る。これに越智と佐藤摩が続いた。動きがあったのは1周4コーナー。逃げペースを上げたかった道智はコースを大きく外してしまう。越智は難なくインから交わせたが、更にインから佐藤摩が入っていく。そして、レース開始から1周を回った頃には佐藤摩が先頭を奪取。そのまま最後まで周回を重ね1着ゴールを決めた。後ろでは越智が粘っていて、仕掛けどころを狙っていた有吉に隙を与えず2着入線を果たした。
佐藤摩の勝因は何といってもスタートだろう。ハンデ位置は厳しかったが、あそこから2番手で出て行けたら展開がだいぶ楽になる。更に前を走る選手がばらけ、巡ってきたチャンスをしっかりとモノにしたのも流石。この後は地元川口でG1キューポラ杯が待っている。昨年の同大会を制し、初めてG1のタイトルを獲得した相性の良いシリーズ。この流れなら連覇に期待がかかる。