北海道から帰って来ました〜!いやぁ今年のサマーセールも本当に見に行って良かった・・。かなり勉強になりました!!その話はおいおい書いていくとして・・・月曜日の『クラスターC』ですよ!
残念ながら注目していた高橋悠里騎手の【トーホウライデン】は出走取り消しになってしまいましたが。17歳の川島正太郎騎手、大金星でしたね☆さすが度胸が違います(o^∀^o)
ここ最近は中央も地方も若手の騎手たちの活躍が目立ちますね!見ている方もすごく楽しい♪
今日は3月にNZに渡り武者修行を続けている山本茜騎手の近況をお伝えします。
現在はランス・オサリバン厩舎に移籍して、毎日早朝から10頭ほどの調教に騎乗。火・木・土は追い切りをするそうです。午後は厩舎作業を手伝い、レースのある日は馬とともに競馬場へ行く日々。
先日、日本でいう馬の能力試験に乗り、ゲートからのパフォーマンスを調教師が気に入ったということで、予定よりも多くの頭数に騎乗したそうです。こういう少ないチャンスできっちりアピールするところが、さすが茜ちゃんです(≧▼≦)
「日本との違いはやっぱりありますね。馬に関した面では、良いとされる乗り方の視るところが違うんです。馬は同じ馬なので乗ることに関してはそう変わらないんですが、とにかく丈夫だなと思います。
ケアに関しても日本とは比べられないくらい自然のままの状態で、初めは驚きました。慣れて納得して受け入れるのに時間がかかりましたね。大自然の恩恵で馬のストレスが軽減できていると感じます。」
来週にはいよいよライセンスを取得するための面接試験を受けるということです!
「すべて英語での試験ということで、簡単ではないでしょうね・・。でも、とにかくレースにたくさん乗って、たくさん勝ちたいです!この気持ちはどこに行っても同じですね。」
NZに旅立つずっと前から英語の勉強をしていた茜ちゃんの努力、どうか実りますように・・・・
19日高知競馬場で、別府真衣騎手が重賞初制覇しました!デビュー3年目の快挙です☆
早速別府騎手に電話インタビューしました!!
[2006,11,5 LJS荒尾シリーズにて]
:おめでとうございます!重賞を勝った今の気持ちは?
「やっぱり重みが全然違いますね。今は勝ったんだなぁ〜っていう実感があるけど、ゴールした瞬間は勝ったことがよくわからなくて、信じられない気持ちでした。
私が騎乗した馬(ロマンタッチ)はB級からの挑戦だったので、そんなに重賞重賞!っていう感覚じゃなくて胸を借りる気持ちで乗ってたんです。」
:200勝達成まであと8勝だし、色々なことがかみ合って絶好調なのでは?
「運がいいだけですよ(照)。一時期すごくいい時があったけど、今は乗れてるとか思ってないんです。でも大きいとこっていうか、目立つところだけ来てくれるっていうか・・。だから運がいいだけなんです。
200勝は意識してないですね。1つ1つ大切に乗っていきたいです。」
:同期生でもあり、最大のライバルと公言してきた山本茜騎手がニュージーランドで武者修行中だけど、それについてはどうですか?
「張り合う相手がいないっていうか・・・茜の存在はすごく大きくて、頑張れる源だったんです。
でも逆に茜がいないことで、前ほど『勝つぞ!勝つぞ!』だけじゃなくなったんです。色々考えたり、落ち着いて乗れるようになりましたね。勝つことだけにこだわらなくなったのは、すごく大きいことですから。
だから、マイナスでもあるけどプラス面もあるのかな。」
:今後の目標は?
「う〜ん・・前は大きな目標があったんだけど、今は自分に与えられたことを一つ一つ大切にしていきたいって思ってます。だから特にこれ!っていうのはないですね。」
デビューしてから常に注目され続けてきた別府騎手。謙虚な姿勢や意思の強さは変わらない。
これからも、応援してます。頑張れ!マイ〜ゴ♪
怪我から復帰した笹木美典騎手、11日に復帰初勝利をあげたと思ったら、続く12日にも勝ち星をあげました〜☆ジョッキーは勝つことがなによりの喜び!リハビリ頑張って復帰した美典ちゃんの、努力の賜物です。
そして明日は、岩手の皆川麻由美騎手が、盛岡・3レースで怪我から復帰です!!
4月20日のレース中、右ステッキを思いっきり打った時に肩を脱臼。3年前にも一度脱臼している箇所でした。
「ほんっとうに痛かったです。。3週間固定して、その後はもう馬に乗っていいってお医者さんに言われたんですけど、調教師の先生が心配して。自分の中では早く馬に乗りたい!乗れるようになったらレースに出たい!って気持ちが強かったんですけど、本当に先生が心配してくれて・・。
でも今は万全です!!」
ただ、脱臼は癖になると大変なことになるらしく、
「右ステッキを打つ時は、気をつけながら打たないと・・また脱臼したら自分が痛いだけじゃなくて、周りにも迷惑かけちゃうから。」
レース中に脱臼する・・というのは、私自身経験はないですが先輩騎手が脱臼しているのを見たことがあります。ちょうどその騎手が勝ったレースで、泣いていたのでよっぽど嬉しかったのかな・・・と思ったら、
「痛くて泣いてるんだよ!!」と怒られた記憶が。。曰く「骨折より痛い」んだそうです。
明日の復帰戦を前に、
「また怪我しないように気をつけます。でも乗れるのはすごく嬉しいですね!
今年の初めはせっかく調子良かったのに・・・時間はかかるかもしれないけど、また調子を上げられるように、そして見せ場のあるレースができるように頑張ります!!!」
と元気に話してくれました。
最後に、
「レディースで、また会いましょう♪」と言った言葉が、すごく力強かったです。
昨日美浦トレーニングセンターの検疫馬房にある手術室で、大井所属の【ティーケーストーム】の手術が行なわれました。右前膝の剥離骨折のため、骨片を摘出する手術です。その一部始終を取材して来ました。
今回は、あまり気持ちのよくない写真も出てきますが、「競走馬は骨折すると安楽死」という間違った見解を持っている人もいるようだし、どんな風にして競走馬の手術が行なわれているか、獣医さんたちや関係者の姿も見てほしいので、載せることにしました。
まずは、馬運車の中で準備が出来るまで待機しているストームくん。
初めての場所で緊張していると思いきや、なんとか私の手にかぶりつこうとやんちゃな面を見せてます。
準備が出来たので、手術準備馬房へ移動。
馬運車から降りた開放感か、着いてすぐに放尿してます。
この辺まではまだリラックスムード。
でも。。先生たちがレントゲンを撮ろうとすると、「やめろ〜」と暴れ出しました。
なんとか撮った写真がコレ。
どこが剥離骨折してるかわかりますか〜??
こっちは膝を曲げて撮ったバージョン。
矢印の先です。本当に小さい骨片。
身体や脚の汚れや埃をブラシで落として、うがいします。
そして、抗生物質と痛み止めの注射。
意外と注射はおとなしく打たせるストームくん。これで手術前の準備完了!麻酔に入ります。
いよいよ麻酔。こんなに大きな注射で打ちます。。痛そうだ。
麻酔を打つと、数分で朦朧として来ます。倒れる時に馬が怪我をしないよう、細心の注意を払います。
人間と違い、ベットの上で・・ってわけにもいかないし、510キロの身体が一気に倒れたら、それだけで骨折する可能性までありますから。ここは安全に安全に、獣医さんだけでなく、付き添いで来た関係者も力を合わせます。
安全に倒れたら、クレーンを使って運ぶのです。あまり気持ちいいことじゃないけど、馬に負担はかからないそうだし、510キロのストームくんを人間の手で運ぶことも出来ないし・・
手術台に固定したら、脚にビニールをかぶせていきます。