いよいよ明日、WSJSに出場する地方騎手代表枠1名の座を巡って、スーパージョッキートライアルが始まります!今回の舞台は明日の笠松と10月10日の大井。
出場するのは地方を代表する騎手ばかり。
宮崎光行(北海道) 菅原勲(岩手) 的場文男(大井) 坂井英光(大井) 御神本訓史(大井)
今野忠成(川崎) 吉原寛人(金沢) 東川公則(笠松) 岡部誠(名古屋) 木村健(兵庫)
楢崎功裕(福山) 赤岡修次(高知) 山口勲(佐賀) 吉留孝司(荒尾)
昨年は高知の赤岡騎手が優勝でした!
本番のWSJSでは総合3位の成績を収めました。でも高知には認定レースがないため、普段中央に遠征することはできません。それ以来赤岡騎手が中央に遠征することはなく、またSJTで優勝して権利を獲得するしかないのです。
世界の有名ジョッキーと同じレースに騎乗できることも素晴らしいですが、中央で騎乗できるということも、普段行けないジョッキーにとっては眩しいことです。
明日はきっと、普段見られないジョッキーたちの戦いが見られるんじゃないでしょうか。私も現地に行って応援して来ます♪
今朝は美浦トレーニングセンターに追い切りを見に行ったんですが、来週23日の船橋・日本テレビ盃に出走予定の【ボンネビルレコード】も追い切りを行ないました!!
[2008,5,5 かしわ記念]
JRAの石神深一騎手を背に、角馬場で身体をほぐしてから坂路を1本上がり、坂路からコースに戻って来る時にはたまたま【マイネルチャールズ】と並ぶ形になって、堂々と歩いてましたよ。
ウッドチップコースに入るとやる気満々で首をグッと下げてハミを取り、単走で追われたんですが力強い動きでした。直線に入ると石神騎手の肩ムチに反応して、最後までしっかり走っていましたよ。
札幌の『しらかばS』を勝ったばかりの【ナンヨーリバー】は、今朝は軽めの調教でした。何日か後に追い切りするということです!
今年の『日本テレビ盃』はかなり豪華な顔ぶれで、楽しめそうですねぇ〜♪どの馬も順調に出走を向かえてほしいです。
そして世界で活躍するお2人の話題。
まず韓国の釜山慶南競馬場で6月から騎乗している内田利雄騎手は、来年の1月14日まで韓国での騎乗を延ばすことになりました。韓国でも大活躍をしている内田騎手、言葉も習慣も違う場所で仕事をするというのは本当に大変なことですよね。まして騎手は結果が求められるし・・・。
日本で内田騎手の騎乗ぶりを見られる日が遠のいたのは残念ですが、お隣韓国での活躍、楽しみにしたいです♪
そしてもう1人はニュージーランドで武者修行中の山本茜騎手。この前もお伝えしましたが、いよいよ所属調教師に認められ、ライセンスを取得するために動き出しました。先日面接試験を受けたそうで、結果は言葉の壁から保留。イングリッシュスクールと新人騎手のスクールに通うことを条件に、2ヶ月後に免許を得られる予定ということです。
決して簡単な世界ではないけれど、1頭1頭大切に乗って少しづつ信頼を獲得してきた山本騎手。「早くレースに乗りたい」という気持ち、よくわかります。遠く日本から、茜ちゃんの夢が叶うことを願っています。
昨日、『ホースライダーズ』というゲームをして来ました!
これはカードゲームで、1プレイすると1つ競走馬のカードが出て来ます。自分の手持ちの競走馬で、調教をしてコンディションを整えてレースに出走させるんですが・・・・これが相当難しい&面白い!!
私は1度レースに出走した馬には「森林浴」や「砂あび」などといった休養をかなり多く与えていたんですが、それだけではもちろんレースに行って惨敗です。。。
休養も大切だけど、日々の調教も大切!しかもこのゲームにはちゃんと併せ馬での追い切りまであって、リアルな調教が体験できます。
レースで1番難しいのがゲート!何度やってもなかなか上手くいきませんでした・・・仕掛けのタイミングなんかもリアルで、かなり熱中してしまいましたよ。
こういう風に、ジョッキーをバーチャル体験するのは面白いですね。もちろん、ゲームと現実では明らかな違いもあるけれど、勝つとやっぱり嬉しいし、上手くいかないと反省するし。
競馬って、本当に色んな楽しみ方があるんだなぁ〜って、改めて実感しました!!
8月30日、栃木県那須塩原にある地方競馬教養センターで、坂路の竣工式が行なわれました!
教養センターは、これまでは騎手を育成することを中心とした施設でしたが、生徒数の減少に合わせて空いている厩舎を育成馬用に貸し出しています。
馬場も調教用に使用できるようになっていて、今回の坂路建設は、より強い馬を育成するための施設強化といえます。
教養センターに行ったのは今年の3月以来。お天気もよく、ヨーロッパ風の厩舎はほのぼのしていました。
竣工式の前に騎手候補生たちの訓練を見たのですが・・・・教官に怒られている子もいて、昔の自分を見ているようでした。再来年の春デビューを目指して、みんな真剣に、必死に馬に乗っていましたよ。
いよいよ竣工式開始!まずは神事が行なわれました。
お払いをして、ここで走る人馬の無事を祈ります。
「向正面に坂路を作る」という話を聞いてから、1番気になっていたのが2コーナー奥(右回りでいうと)にある、教養センターで星になっていった馬たちのお墓。その上に坂路が通ってたら・・・と心配したけど、その場所はちゃんと避けてありました。こういう配慮は嬉しいですね。
ここが坂路入口。1〜2コーナーを回りこんで、坂に繋がります。
地方競馬全国協会会長や、来賓の方々によるテープカット。
坂路にはウッドチップが使用されています。まだ新しいチップは木のいい香りがしました。
騎手候補生による走り始め。4月に入所したばかりの生徒ですから、競走鞍ではまだ乗れません。乗馬鞍でなるべくアブミを短くして騎乗しました。この大役は、相当大変だったと思いますよ〜
坂路は全長755m。助走路が350m、登り坂路が300mと70m、最後の回転場が35mになっています。
登り坂の勾配は、最初の300mが3%、最後の70mが5%というけっこうキツイ坂です。この坂で鍛えられた馬たちが、地方・中央競馬で活躍する日も近いでしょう。
26日の荒尾第6レースで、岩永千明騎手がデビューから通算100勝を達成しました☆
2004年のデビューから、1134戦目での達成です!早速ご本人に喜びの声をお聞きしました。
:おまでとうございます!
「ありがとうございます。99勝から時間がかかったので・・どうしても自厩舎の馬で勝ちたかったので、実現できて本当によかったです。」
:100勝目のレースは、逃げていたけれど3コーナーで交わされていったん下がりましたよね?大変なレースだったのでは?
「とにかくガムシャラに追いました。あとでビデオを見たらカッコ悪い追い方になってたけど(照)。あと1勝がなかなか出来なくて、ハナ差クビ差の2着が続いてすごく悔しい思いをしたんです。」
:レースを見ていても、その必死さガムシャラさが伝わって来ましたよ。
「ホントですか?!そう言ってもらえると嬉しいです!今回のレースで、ガムシャラに乗ることがいかに大切かということをもう1度実感しました。
デビュー当時はもう本当に必死に乗ってて、そこでポンポンと勝ち鞍があがった。その時の気持ちを忘れちゃいけないって思いました。」
:デビューしてから約4年、ここまで1番辛かったことは?
「昨年の初めにレース中大きな怪我をして・・・復帰戦の時は、レースで怖さを感じるんじゃないかって不安でした。もしも怖いと感じたら、そこで引退も覚悟して調教師の先生にも話していたんです。
でも実際乗ってみたら、そんなことは全然なかった。これからも続けていける!って感じましたね。」
:怪我は身体だけじゃなく、心も傷つくもんね・・・では1番嬉しかった思い出は?
「1頭1頭大切な思い出ですけど、やっぱりレディースで勝った時は嬉しかったですね。大きな舞台で女性騎手同士で戦って・・・すごく嬉しかったです。」
:今年も11月から始まるLJS、楽しみですね。
「女性騎手たちに会うのも楽しみだし、色々な競馬場で乗れるのも嬉しいです。今回金沢は初めてだから、金沢の先輩騎手たちに色々話を聞いてみたいです。」
:これからも遠くからですが・・応援してます!!ファンの方々に、メッセージをお願いします。
「いつもパドックで応援してくれる方がいるんです。本当に、それは私の力になってて・・応援して下さる方たちに、すごく励みになってます!って伝えたいです。」