
昨日は目黒雅叙園で、NARグランプリ2008の表彰式が行なわれました!毎年のことですが、豪華な会場での華やかな表彰式を見ると、昨年一年間の色んな出来事が頭の中を流れていきます。
表彰される方々の晴れやかな顔、ファンの方々の嬉しそうな顔、あの場所にいるだけで、本当に幸せな気持ちになりましたね。
では、受賞者たちの表情やお話をご紹介していきましょう♪
まずはベストフェアプレイ賞を受賞した、金沢の吉原寛人騎手から。
「前からほしいと思っていた賞なので嬉しいですね!金沢から狙える賞はなかなかないので、この賞が一番近いかなって。
去年は自然体で乗れたので、そこがよかったと思います。でも重賞を1つしか勝ってないのが悔しいです。」
優秀新人騎手賞を受賞し、1年目から全国区に名を広めた吉原騎手。
「トップを維持するのも大変です・・
もっと色んなステージで乗りたいし、外で活躍したいとも思ってます。
先日の佐々木竹見カップは総合3位に入れて嬉しかったですね。今までジョッキーレースはいつも最下位で、トラウマだったんですけど(笑)。自信に繋がりました。
競馬以外では、人間自身の中身を磨いていきたいです!いい男になるように!!
今年は150勝が目標。金沢でずば抜けたいです。」
続いては優秀女性騎手賞を同時受賞した、名古屋の宮下瞳騎手と、高知の別府真衣騎手。
宮下瞳騎手
「今年は別府騎手が受賞すると思っていました。
昨年より多く勝つことが目標だったので、それをクリアできて嬉しいです。
辛かったこともあったけど、この場所に来ることが出来て、乗ってて本当によかったですね。
今年はLJSでいい馬に乗せてもらったのに、結果が出せなくて残念でした。
別府騎手のことは、姿勢もキレイだし追える騎手だと思います。また2人でこの場所に立てるといいですね。」
さすがは女王☆堂々とした受け答えで、後輩の別府騎手をリードしていました。
別府騎手
「私も勝利数で全然かなわなかったので、宮下さんが受賞すると思ってました(笑)。
重賞制覇とか、LJS優勝を評価していただけて嬉しいです!
宮下騎手は憧れの存在です。宮下さんのようになりたいと思っていますね。
今年も1つでも多く勝ち星をあげたいと思います!」
お2人とも、勝負服姿とは全く違う、素敵なドレスとスーツ姿でした☆
2人が並んでいると、ものすごく華やかでした〜♪
フランスのドキュメンタリー映画【ジョッキーを夢見る子供たち】の試写会に行って来ました。
[(C)2008Groupe Deux]
フランスで唯一の国立の騎手・厩務員養成の寄宿舎学校[ル・ムーラン・ナ・ヴォン]の中で、葛藤したり、憧れたり、挫折しそうになったり・・日々成長していく子供たちの姿が描かれています。
[(C)2008Groupe Deux]
日本のシステムとはだいぶ違うので、日本の騎手学校と比べることは出来ないけれど、ジョッキーに憧れ、瞳をキラキラと輝かせている姿を見ると、胸にジーンと来るものがありました。
[(C)2008Groupe Deux]
「私もあんなことあったなー」なんて思いながら・・・特に、子供たちと親たちの関係は、自分の両親の姿を思い出し、つい涙がこぼれてしまいました。
国は違えど、親の愛情というのは同じなんですよね!
そして試写会のあとに、武豊騎手と、日本人で初めてフランスで調教師免許を取得した小林智さんのトークショーがありました!これがまた面白かった〜♪
武騎手は、なんと本編にも登場しているのです!【ディープインパクト】で挑んだ、凱旋門賞の時の姿が・・
「撮ってるなんて全然知らなかったから、一言言ってほしかったです(笑)。
日本の騎手学校とは随分違いますが、この映画に出てくる子供たちは、シャンティの調教場で乗れて羨ましいですね。」
3月に開業予定の小林智さん
「フランスは自由競争なんですよね。窓口は広くて、そこから生き残るのは厳しい。国民性の違いもありますから、フランスの方は日本の騎手学校では生活できないと思いますよ(笑)。」
そして、この日はJRAの騎手候補生たちも来ていました。
憧れの武豊騎手、そしてフランスを選んだ小林氏に、たくさんの質問をしていました。その瞳はまさにキラキラ☆映画そのままの、夢に溢れている素敵な表情でした。
【ジョッキーを夢見る子供たち】は、24日から全国順次公開です。
1月12日、高知競馬場にていよいよ今年の新人王が決定します☆
出場するのは地方・中央から選抜された12名のジョッキーたち。
黒澤愛斗(北海道) 早田功駿(大井) 郷間勇太(川崎)
國分裕仁(浦和) 持原大志(愛知) 田中直人(佐賀)
濱田達也(船橋) 阪野学(愛知) 藤岡康太(JRA)
川島正太郎(船橋) 瀬沢宙(兵庫) 丸田恭介(JRA)
その中で、JRA美浦所属の丸田恭介騎手にインタビューして来ました♪
:新人王争覇戦に選ばれた時はどんな気持ちでした?
「考えもしてなかったですね〜。
でも美浦の新人の中で選んでもらえる存在になったんだな、今年はもっと頑張らないとなって思いました。」
:デビュー年は3勝、2年目の昨年は31勝と大きく飛躍しましたね。何かキッカケがあったんですか?
「運です(笑)。
福島開催で大きい穴をあけたっていうのが大きいかもしれないですけどね。
いい馬にたくさん乗せてもらえて、本当に運が良かったんです。」
:飛躍して変わったことはありますか?
「今の方が胃が痛いですよ(笑)。人気馬に多く乗るようになると、プレッシャーも穴馬に乗る時とは違うし。でもそのプレッシャーがなくなったらつまんない仕事なんですよね。だから矛盾しているようだけど、今すごく楽しいんです!!」
と、すごくいい表情で語ってくれました!言葉よりもイキイキとした瞳が、充実ぶりを証明しています。
ではここからはプライベートなお話。
:まずは好きな芸能人は?
「テレ東の相内優香ちゃん!可愛いからチェックしてみて下さい。」
:ハイ・・じゃあ今ハマっていることは?
「ナンバープレイスです!」
:ゲームですか???
「ゲームっていうか、携帯であるんですけど、数字を考えて当てはめていくんですよ。」
:だからゲームですよね?
「頭を使うんです!!子供の頃から四字熟語を当てはめたり、そういう考える遊びが好きだったんです。」
:さすがですね!(地元旭川の進学高校に1年間通っていた経験あり)
もし騎手になってなかったら、何を目指したと思います?
「大学に行ってるでしょうね。僕はすごくマイペースなんで、自分で何かをやってると思います。」
確かに。マイペースだけどその空気感が独特なんですよね。どんな時でも誰にでも自分から笑顔で挨拶して、競馬関係者だけではなく、マスコミにも大人気の丸ちゃん。回りの方々に感謝の気持ちを常に持っているんですね。
最後に地方競馬について聞いてみました!
:騎乗した競馬場は?
「船橋と旭川ですね。小回りコースに関しては気にならなかったけど、旭川で初めてナイターを経験して、暗いし寒いな〜・・と思いました。」
:では地方競馬に遊びに行くことは?
「ありますよ。けっこう行ってます。トータルではマイナスですけど(笑)。」
:どんなところを見て買うんですか?
「新聞!!パドックは見るけどあんまりわかんないじゃないですか(笑)。歩様がイマイチでも走る馬は走るし。それに圧倒的に身体がいいと思う馬は人気があるし。」
:どんな買い方をするんですか?
「3連単で絞って買いますね。狙ったレースにドカンと賭けます。」
さすが!勝負師だぁ〜!
12日の初高知ではどんなレースを見せてくれるんでしょうね♪
あけまして、おめでとうございます☆
いよいよ新しい年の幕があがりました!2008年は、幸せだった方も散々だった方も、2009年よい年にしましょうねぇ〜♪ということで、今年もよろしくお願い致します。
さて、新年の更新第1弾はおめでたい話題から始めましょう。
2009年1月1日付けで、ばんえい競馬に4人のジョッキーが誕生しました!!一気に4人ですよ〜♪どんな方々なのか、早速取材しました!
まず1人目は [貝羽 智生(かいわ ともき)]さん19歳。
ばんえい競馬を知ったのは17歳の時。地元が帯広なので、冬の開催を見に行ったら、中央や平地の競走と違ってその特別な存在に惹かれたんだそう。
「今やらなきゃ、なくなってしまうかもしれない・・・」と、高校3年の時に学校を辞めて厩務員の道に進みました。そこから1年半で見事騎手試験に合格☆
ご本人はまだ実感がないそうですが、今日から騎手ですからね。
目標とするジョッキーは、色々教えてくれる先生的存在の藤本匠騎手、厩務員時代に担当馬に騎乗してもらっていた尾ヶ瀬馨騎手のお2人。
「デビューしたら、まず1勝したいです!」と語ってくれました。
プライベートでは流行のケータイ小説にハマッているそうですよ。あとは漫画が好きなんだそうです!
好みのタイプは「前の沢尻エリカ」。あくまでも「前の!」だそうで(笑)。かっこいいと思う男性は歌手のガクトさん。
同期は4人いるということで、「1番勝ちたいです!」と闘志を燃やしていました。
続いては [菊池 一樹(きくち かずき)]さん、22歳。
馬の仕事がしたくて、最初はサラブレッドの牧場を探したそうなんですが、見つからないでいたところに、ネットでばんえいを見つけたそうなんです。
とにかく「馬の勉強がしたい!」と、高校を卒業した4年前に厩務員の道に進みました。
その後に調教師から「騎手試験を受けてみたら?」と言われて騎手を目指すようになったということです。
初めて試験を受けた時には、現在現役でバリバリ活躍している西謙一騎手や船山蔵人騎手が一緒で、一次試験で落ちてしまって悔しかったということです。
昨年も一次試験で不合格。今年はラストチャンスだったので、「落ちたら地元の岩手に帰ろう」と真剣に考えていたそうなんです。
「合格できると思ってなかったから、嬉しいっていうよりビックリですね。」3年目の正直、努力が報われました。
目標とする騎手は、同じ厩舎の西弘美騎手。
プライベートでも競馬が大好きで、中央競馬をよく見ているということです。好きな馬はダイワスカーレット。華麗で強いですもんねぇ〜♪
好きな女性のタイプは相武紗季さん。かっこいいと思う男性は「んん〜・・・」と悩んでから、「イチロー選手!」と答えてくれました。
同期が4人いることについては、「他の3人より早く1勝あげることが目標です!」と意識しながらも、「でも自分のことに集中しないと・・・」ということでした。
3人目は[長澤 幸太(ながさわ こうた)]さん、20歳。
おじい様がばんえいの馬主だったという長澤さんは、中学1年の時にはすでに「騎手になりたい!」と思っていたそうで、夏休みや冬休みは服部厩舎でお手伝いをしていたそうです。そして【草競馬】ならぬ【草ばんば】でレースを経験して、「もっと上手くなりたい!!」と、高校卒業と同時に厩務員の道へ。
1回目で見事騎手試験に合格☆「ついにプロになった!やっとあの舞台に立てる!」と、念願叶って嬉しかったそうです。
目標としている騎手は大河原和雄騎手。プライベートでは車をいじることと身体を動かすことが大好きだということで、ばんえいのサッカーチーム『ばんえいリッキーズ』のフォワードもつとめています。
好きなタイプは三船美佳さん。「綺麗な女性が好きなんです(照)」かっこいいと思うのはイチロー選手。やはり男性から見てもかっこいいんですね〜。
同期に対しては「絶対に負けたくない!!」と熱く語ってくれました。
競馬関係の仕事につきたかったので、高校の求人を見て厩務員の道に進んだという林さん。この世界に入って2年くらい経ってから、「裏方ではなく表舞台に立ちたい」と騎手を目指すようになったそう。
昨年初めて騎手試験を受けた時には「難しくてビックリしました!高校の勉強とはやり方から何から全然違うし・・・」。残念ながら不合格になってしまいましたが、そこから自分なりに努力したそうです。ばんえいの騎手は学校がないですから、教えてくれる人がいません。自分で勉強して技術も自分で研究しなければならないんですよ。
「今回も正直微妙かな〜と思っていたので、合格した時はよっしゃ〜!!って感じでした。」
いつの日にか、「ミスターばんえいと言われた金山明彦調教師や岩本利春調教師のようになりたい!」と目標を掲げています。
趣味は海つりと漫画を読むこと。好きなタイプは相当悩んでから、「井上真央ちゃん可愛いですね。」
かっこいいと思う男性は岡部幸雄元ジョッキー。確かに今でもめちゃめちゃかっこいいですよね!
みなさん初めましてだったんですが、気さくに答えてくれました。競馬の話だとドンドン答えが返ってくるけど、好きな女性のタイプで相当悩んでましたね〜4人の素敵な若者たち!お互いに同期として意識もしているし、並み居る先輩たちもいるし・・・・1月10日以降のデビューが本当に楽しみです♪
12月24日、クリスマスイブの日に素敵なことがありました!
浦和競馬場で行なわれた重賞『オーバルスプリント』、高崎のリーディングジョッキーだった水野貴史騎手が、移籍後初の重賞制覇をなしとげたのです!!
高崎時代は、これでもか!ってくらい重賞を勝ちまくっていた水野騎手ですが、南関東に来てからはあと一歩のところで勝てずにいました。
本人も、「あれだけ重賞勝ってた人間が勝てなかったんだから・・・」と、今までの悔しさを滲ませていたけれど・・・。
ゴールした瞬間、「シャーッ」と言いながらガッツポーズをした水野騎手を見て、涙がブァーっと流れてきちゃいました。いつも冷静なのに、相当嬉しかったんだろうな・・とか、ここまで長かったな・・とか、色々なことが頭の中を駆け巡って・・・
自分が勝ったんじゃないのに、あんなに泣いたのは初めてですよ。嬉しかったなぁ〜・・
水野騎手には「何泣いてんだよー」って笑われたけど(笑)。今はなくなってしまった高崎競馬場ですが、そこで戦っていた私たちや、見に来てくれたファンの方たちにとっては、永遠なんだ・・って思いました。
私も負けずに頑張らなければ!
今年は今までで1番素敵なクリスマスイブになりました♪
水野騎手、おめでとうございます☆