今日は久しぶりの3時起き。ホントはもっとゆっくりでよかったんですが。。
わくわく過ぎて寝ていられず(●^ー^●)
まずは始発に飛び乗り那須塩原を目指す。土曜の始発はすごいですね。これからどこかへ出掛ける人より、帰る人のが圧倒的に多い雰囲気。みんなフライデーナイトを満喫し過ぎてグロッキーな様子でした。ちょっと羨ましいぞ。。そんな方々をチラ見しながら新幹線に乗り、那須塩原到着。目指すは地方競馬教養センター☆
この地に降り立つと、なんとなく緊張してジットリ汗をかいてしまう。修了してから10年も経過しているというのに。条件反射ってやつですね。
到着後、すぐに馬たちにご挨拶。毎年私がお世話になった馬たちが消えていく中、今年は訓練してもらった馬がついにラスト一頭に・・・
ジルバダンジグくんです。彼には基本馬術でお世話になりました。いい奴だったけど、一回だけストを起こされ落馬した記憶が・・・。彼はもう10年戦士どころじゃないですよ!一体何人がこの背中から騎手になったことか。ざっと100人は越えてますね。偉大な先生です。
朝の9時から始まった、86期生の修了記者会見。私が68期だから、え〜と何歳違うんだ(◎-◎;)考えないようにしよう。
86期生たち、緊張しながらもキラキラしてました!
さて、今日はこれから夕方の便で香港行って来ます。
ヽ(´▽`)/わぁいわぁい♪香港ダービーだぁ♪
てことで、帰ってきてからゆっくり新人くんレポートいたします。しばしお待ちを〜
今朝早く、名古屋の山本茜騎手がニュージーランドに出発しました。
約3ヶ月間のビザを取り、向こうで騎乗するためです。いわゆる武者修行ってやつですね。期間に関しては色々な制約があるので、確定的な日にちは決まってないそうですが、ニュージーランドでどんな競馬をしてくれるのか、どんな風に成長して帰って来るのか、とても楽しみですね♪
何年も前から、「海外に行ってみたい!」と言っていた山本騎手。遠征に備え、英語の勉強もだいぶ前からしていました。今回、その夢が叶ってニュージーランドに出発したわけですが・・・あえて厳しい環境に身を置く・・努力家の茜ちゃんらしい選択です。
デビューしてから快進撃を続け、たくさんの記録を塗り替えてきましたが、昨年は訴訟騒ぎやその後の体調不良など、一転して暗いニュースが続きました。それでも、常に上を目指している山本騎手の姿に、私自身、いつもパワーをもらってました。
いつか茜ちゃんが帰って来た時に、胸を張って「お帰り」と言えるように、私も頑張らなくっちゃ☆
土曜日に行なわれた、馬券師倶楽部の撮影を持って、マルチタレントとして活躍されていた領家華子さんが、タレント業を引退されました。
栗東の領家先生のお嬢さんであり、馬を見る目は超一流。これからは、アドバイザーとしてお父様のサポートをするのだそうです。
具体的なお仕事は、馬主さんや騎手たちと、お父様とのクッション役なんだそう。今まで競馬界にはそういうお仕事がなかったので、肩書きも決まっていないし、仕事としても認められていないそうです。それでも、
「父の定年まであと6年・・後悔のないように、精一杯サポートしたい。」
と語っていました。
「前々から考えてはいたんだけど、今まではタレント業に未練もあったし。でも今回のタイミングで決断できてサッパリしてる。今日でマイクを置きます(笑)」
さすが領家さん。最後も笑いで締めてくれました♪
領家さんとの出会いは、2年前の京都競馬場でのイベント。私自身、初のイベントだったので、なかなかしゃべれなかったのを上手にフォローしてくれました。タレント業を引退されるのはとても淋しいですが、これからも競馬場では会えますからね☆
競馬の世界というのは、特に人間関係が難しい世界でもあります。内田博幸騎手が、マネージャーをつけたことでレースだけに集中出来るようになり、一気に大ブレイクした例もあるように、クッション的役割りは大切な存在です。
本人が断ると、「アイツは生意気だ!」となるところをマネージャーがいればもっと柔らかく断ることが出来る。逆にお願いする時でも、本人よりもワンクッションあった方がキレイだし。
そしてジョッキーや厩務員さんにとっても、調教師の前にワンクッションあった方が、本音を言いやすいでしょうから。
領家さんは、
「馬のことには絶対に口出しはしない。それはもう冒してはいけない部分だと思ってる。」
昔騎手になることを本気で目指していた領家さんにとっては、現場は神聖なものなのだそう。
「とにかく、父のサポートをしたい」
これから少しづつ、どんな仕事が出来るのか、どこまで出来るのかを模索していくそうです。
ホントに親孝行娘ですよね〜私も少しは見習わなくっちゃ
怪我で休養中の、北海道の笹木美典騎手。
9ヶ月ぶりに調教を再開し、復帰に向けてメドが立った・・と思った矢先、落馬により再び負傷。とても心配していたのですが、どうやら大事には至らなかったようで、無事調教を再開しました。
「まだちょっと肩が痛いけど、馬乗りには影響ないです」ホッ・・良かった♪
この写真は昨年のLJS浦和シリーズの時のもの。真ん中にいるのは私も美典ちゃんも教えていただいた教官です☆
この時は怪我で出場できず、応援に来ていたんですが、騎乗できないことをとぉ〜っても悔しがっていました。「私もあそこに居たかった・・」と言った気持ち、痛いほどわかります。
美典ちゃんは明るく可愛いい女子ですが、根性は男子顔負けなのです。リハビリでもその強さを発揮し、「キツ過ぎて出来ないだろう」というメニューを毎日4〜5時間こなし、ここまで回復してきました。
「そういう方が、美典は頑張れるから」
と、サラッと言うけれど・・相当頑張ったと思います。
無理し過ぎる性格なので、周りからは「本当に大丈夫なのか?」と心配されているんだそう。そりゃそうですよ。9ヶ月ぶりなのに、いきなり調教したらしい・・
普通間隔が開いて馬に騎乗する時は、少しは身体を慣らすものですから。それでも、
「すぐに乗れたし、筋肉痛も全然なかった。リハビリが相当利いてるみたいで。」
この事実を聞いただけでも、どれほど大変なリハビリだったか想像できる。試練を乗り越えて、北海道の開幕とともにいよいよレース復帰予定です!
「とりあえず復帰が目の前に見えてきたんで、今はそれが目標です。1年怪我なく乗れるように頑張りたい。」
怪我をした左ヒザは、今は全然大丈夫とのこと。それでも、下馬の際や騎乗している時でも、余分に負担をかけないように気遣っているそうです。
リハビリで学んだトレーニングは今でも続けていて、
「やり方がハッキリとわかって良かったです。乗り役をやっている限り続けていきたい。」
頑張り屋さんの笹木美典騎手。今年は思いっきり騎乗が出来ますように・・・
昨年引退した、佐賀の浅沼傑元騎手。久し振りに電話で話したんですが・・
なんか、前より声がイキイキしているのでは?!って感じ取れるほど、本人充実しているようです。
騎手を引退する理由は、人それぞれ違いますが、引退後に後悔の念に囚われることは多々あります。後悔・・という言葉を使うとちょっと暗いイメージになっちゃうけど、
「レース乗りたいな・・」と思うことは、元乗り役だったら1度や2度じゃないはず。
だからこそ、現役でいる時間は大切だし、本当にもう一度免許を取り直す人もいます。
浅沼元騎手は、騎手という仕事に人一倍強い憧れを持って競馬界に入って来ました。私が出会った中で、ここまで熱狂的に憧れを表に出している騎手志望の人はいなかったので、けっこうビックリしたことをよく覚えています。
現役時代も、騎手であることに誇りを持ち、常に努力を続けていました。
そんな浅沼騎手の突然の引退だったので、今後はどうするんだろ・・と内心思っていたのですが・・
就職先のシンボリ牧場で、やりがいのある毎日を過ごしているそうです。私もそんな話を聞いて、ホントに嬉しかったし、パワーをもらいました。
橋本広喜元騎手が撮影した、最近の浅沼傑元騎手。なんだかとっても貴重な写真です。
牧場の調教は、競馬場の調教とはまた違ってきますが、他のスタッフの方々とのコミュニケーションもよくとれていて、期待馬の騎乗もまかされたりと、信頼関係もバッチリ☆
そして、なんと奥様が3人目を妊娠中ということですから、季節は冬真っ只中ですが、浅沼家は春爛漫といったところでしょうか。
奥様曰く、
「引退することは自分一人で決断して、こっちがビックリするくらいスパッとしてました。精一杯頑張ってきて、悔いが残ってないみたいで良かったです。今はなんだか平和な毎日です♪」
今年中には3人の子供のパパとなる浅沼元騎手。後輩のくせして・・生意気だぁ〜