高知所属の鷹野宏史騎手、JRA騎手免許試験を見事合格!1次からの挑戦で、難関を突破しました☆
鷹野騎手は、1964年生まれの43歳。ジョッキー生活26年目の大ベテランで、通算勝利数は2190勝という成績。
今回、4度目の挑戦で見事合格したわけです。早速ご本人に喜びのコメントを頂きました!
・・まず、合格の知らせを聞いた時の感想は?
「ホッとしましたね。」
・・昨夏には調教師課程研修を受けられてますが、調教師に転身されるつもりもあったんですか?
「それは半々でした。ただ、自分だけで勉強するより、新しい刺激を入れたいっていう気持ちもあって。」
・・いつ頃から中央を目指していたんですか?
「初めて受けたのは4年前です。その時、赤木高太郎騎手が合格したのを見て、可能性はゼロじゃないって思いました。」
・・一次試験からの挑戦でしたが?
「高知は認定レースがないから中央に遠征に行けない。中央に行きたいなら一次から受けるしかないから、一生懸命勉強しました。」
現在は怪我で休んでいる鷹野騎手。一次合格後の怪我だったので、かなり大変だったのではないでしょうか。
・・高知で復帰できそうですか?
「24日に1鞍だけ乗る予定です。その頃にはもう平気でしょう。」
・・中央での目標は?
「一度も中央で騎乗経験がないので、まずは1勝することですね。」
ちなみに。息子さんもJRA騎手課程に合格し、今年の4月から入学が決まりました。
・・3年後には親子共演ですね。
「無事にそうなってほしいですね(照)」
・・息子さんの合格とご自身の合格、どっちがより嬉しかったですか?
「もちろん、自分です(笑)」
面識のない私の質問に、丁寧に答えてくれた鷹野騎手。高知のジョッキーも言ってましたが、本当に腰が低くてジェントルマンな方です。その人柄も、活躍の要因でしょう。
鷹野騎手の合格に刺激され、
「可能性はゼロじゃない!」と勇気付けられたジョッキーがたくさんいるのではないでしょうか?レースと勉強の両立、高いモチベーションを保ち続けるのは、本当に大変だったと思います。
3月には、43歳の新人騎手が誕生します。第2の騎手人生も、花を咲かせてほしいですね♪
鷹野騎手、本当におめでとうございます☆
昨年いっぱいで引退した、ばんえいの坂本東一騎手。
【トモエパワー】の受賞を受けて、主戦騎手として出席しました。
やっぱりばんえいのジョッキーは、身体つきが違います。引退したあとも全く体型が変わってないそうですよ。
坂本騎手のラストラン馬券にサインしてもらっちゃいました(≧ω≦)家宝です♪
会場はビュッフェスタイルだったんですけど、全然食べられなかった〜
お肉とか・・
中華とかフルーツとかケーキとか・・・いっぱいあったのにぃ(泣)気が付いた時にはすでになく・・ガックしでした。。
華やかな式典中、色々考えることもありました。
数年前は、ブロックごとのリーディングも表彰されて、しかも厩務員さんの表彰もあったのに。地方競馬衰退と共に、規模を縮小するのは仕方ない。でも厩務員さんの賞だけは、失くさないでほしかった。
昔、まだ厩務員賞があった頃、自厩舎の厩務員さんが受賞したことがあった。朝の調教でみんなに冷やかされて、恥ずかしそうにしながらもすごく喜んでいるのがわかった。その時のためにスーツを新調して、式典に参加するために嬉しそうに車に乗る姿を今でも覚えてる。
ジョッキーや調教師さんのように、なかなか前に出ることが少ない厩務員さんにとっては、一生に一度あるかないかの晴れ舞台だったんです。
お肉とかケーキとか、もっと少なくていいから。文句言いませんから。厩務員賞、復活させてほしいな〜
NARグランプリの続き。
式典では1番注目され、ファンの方とマスコミに囲まれていた、大井の内田博幸騎手。
「昨年は南全4場リーディングを3年連続で続けることと、3000勝が目標だったので、両方達成できて嬉しいです。ここまでこれたのは、馬主さん、調教師、厩務員、みんなのお陰です。」
4年連続4回目の最優秀騎手賞受賞、そして特別賞とのダブル受賞という快挙。日本を代表するジョッキーですよね。
「まだ合格発表前だから・・」
と、JRA移籍については明言を避けましたが、もしも移籍出来たら、と仮定して、
「中央に行った場合も、トップ目指しますよ。層の厚い、激戦区の南関東で這い上がって、地方で1番になった自分がJRAで1番になれなければ、南や地方競馬の方が劣ることになってしまう。もちろんトップを獲ることは簡単じゃないですけど。」
わかります!その気持ち。
私も北関東がなくなって、浦和に移籍した水野貴史騎手や、全国で活躍する内田利雄騎手、北海道へ移籍した山口竜一騎手といった方々が活躍する姿を見て、
「北関東だってすごいんだぞぉ〜」
と、勝手に誇らしく思いますもん。
内田博幸騎手はすでに中央でも活躍していますが、やはり移籍するとまた全然違う環境になります。そこで結果を出すことは、並大抵ではありません。技術はあります。それは揺るぎませんが、一番大変なのは、周りとのコミュニケーションですから。
「慣れてる場所や人だったらコミュニケーションもとりやすいけど、新しい場所に行ったら簡単じゃない。保障はないから。」
それでも、新たなステージを目指す。
「引退した時に、やり遂げたって思えるように。今年もガンガン攻めて行きます。これから伸びてくる子達が、自分に追いつけ追い越せって頑張ってる時に、簡単に落ちちゃいけないと思ってる。」
自分のことだけじゃなく周りのことも考えながら、慎重に言葉を選びながらも熱く語っていた姿が印象的でした。
「これから伸びそうな騎手ですか?みんな頑張ってるけど、特に大井のジョッキーは頑張ってますよ。」
内田騎手って・・ホントに大井が大好きなんだなって思いました☆
6年連続8回目の最優秀調教師賞を受賞した、船橋の川島正行調教師。
オーラがあります。。
【フリオーソ】【トーセンジョウオー】と管理馬たちも受賞☆
「何度もらっても嬉しいですよ。」
昨年は『重賞10勝宣言』し、見事達成☆
「疲れました(笑)。今年はもう具体的なことは言わないけど。本場にお客さんが来てもらえるように、何かしようかなと思ってる。」
一体どんなことなんでしょう?楽しみですね〜
内田騎手が移籍すると仮定して・・次を担う騎手は誰でしょう?という質問に、間髪入れず
「戸崎くんじゃないかな」
おぉ〜戸崎圭太騎手。昨年の活躍でかなり自信をつけたと言ってましたし。地方ジョッキーの勢力図が大きく動きそうですね。
お次は2年連続優秀女性騎手賞を受賞した、高知の別府真衣騎手。
写真は授賞式終了後のお疲れ様会にて。
昨年のNARグランプリの表彰式で、
「来年はこの場所に一人で立ちたい」と語っていた別府騎手。有言実行となりました。
今年はまだ2勝と苦戦していますが、
「毎年寒い時期は苦手なんです。暖かくなったら良くなるはず。」
と、牝馬のようなことを言う。屈託のない笑顔が、本当に可愛い(≧ω≦)もぉ、髪とかグチャ〜ってしたいほど可愛い!
でも別府騎手、可愛い顔してかなりの勝負師。
「(今年のLJSは)同点でも2位は2位。今年こそ優勝したい!」とキッパリ。なかなか、こんなにハッキリと目標を言うジョッキーは珍しい。性格はいたって男前なのです。
「今年の目標は、LJS優勝と、去年より1つでも多く勝つことと、来年のこの場所!」
おぉ〜3つもですか?!でも別府騎手なら、達成してくれそう。簡単ではないけどね。でも達成してほしいなぁ〜。
こちらは特別賞の小林俊彦騎手。
3000勝を達成しての受賞です。
今回の3000勝達成時には、直前まで知らなかったそうで、気が付いた翌日の達成となりました。
「1000勝した時には、3000勝なんて夢のような数字だったけど・・・気が付けば3000勝してた。」
岩手はリーディング争いがとても激しい競馬場。その中で4回のリーディングに輝いている小林騎手。
「菅原さんはいい目標。追いつけ追い越せでね。1つ上の先輩で、学校時代から知ってるから。周りからはライバル同士として見られているけど、本人同士は別にそんなことない。」
こういう関係って、素敵ですよね〜。若いジョッキーたちが、俺もあんな風に・・って憧れる2人ですよ。
ベストフェアプレイ賞を受賞した菅原勲騎手も、
「岩手は自分と小林くんとで引っ張ってる感じなので、いいライバル関係だよね。」
小林騎手が3000勝を達成した翌日に、3500勝を達成した菅原騎手。この辺でもライバル関係が伺えますね。
川崎でお会いした時も思ったけど、すっごく活き活きした表情をしています。
「南に来るのを楽しみにしてたからね。楽しみで来て、楽しんで乗ってるんだ。」と本当に嬉しそう。
「今は南で乗ってるけど、やっぱり岩手の馬で南や中央で活躍したいね。」
【メイセイオペラ】の夢よ再びです!!
今年も行って来ました!NARグランプリ2007の授賞式☆
会場は目黒の雅叙園ということで、ものすごくハイソで厳粛な感じ。。毎年緊張するんですよね、この雰囲気。
さっそく井上オークスさんを発見。知ってる顔を見ると、なんだかホッとします。
お花がかわゆすなオークスさんでした(≧▼≦)
続いて我らが大先輩、吉岡牧子さんとパチリ☆
久し振りにお会いしたもんで、話したいことがたまっていた私は取材そっちのけで吉岡さんと話しこんでました。やっぱり吉岡さんと話すと、もんのすごく落ち着くんですよ。すごいジョッキーですけど、癒し系なんですよね。
さてさて、それでは受賞者の方々のインタビューです。
まずは優秀新人騎手賞に選ばれた、ばんえいの西謙一騎手から。
西騎手はとても背が高く、ロンゲでイケメンなんです♪JRAの武幸四郎騎手にどことなく似ている気がしました。
今回、優秀新人騎手賞の受賞はばんえいの騎手としては15年ぶり2度目のことです。西騎手のお父様は現在も活躍されている現役ジョッキーの西弘美騎手。ばんえいでは初の親子ジョッキーなのです。
・・受賞を聞いた時はいかがでした?
「ホントかな?って感じでした。」
・・お父様はなんて?
「伝えてないんですよ。親戚に聞いて知ったらしいです(笑)。」
・・免許試験を受けていた頃は、存続に揺れてましたが?
「他の仕事も考えましたよ。例えば工場とかね。でも残って本当に良かったです。」
・・デビュー戦はどうでした?
「ゲート開くまで振るえが止まんなかったです。」
・・初勝利は?
「微妙な着差だったんで、勝ったかわかんなかったけど。同期が先に勝ってたんで、追いついてホッとしました。」
・・今年の目標は?
「3歳の3冠レースに出たいですね。【ドラゴンスーパー】っていう馬に期待してるんです。ずっと自分で乗ってる馬で。」
飄々としていて一見クールに見える西騎手ですが、愛馬の話になるとやっぱり熱い!そして「ばんえいを全国の人に知ってもらいたい」と言ってました。
今回15年ぶりの受賞は、ホントにすごいことです!別に平地ジョッキーだって、レベル高かったんですよ。そんな中での受賞ですから!この先のばんえいを引っ張って行くジョッキーです☆