
*27日(日)金沢 第12R『第6回利家盃』 2000m 18:15発走*
ハクサンアマゾネスが4連覇していた利家盃。今年は新たなチャンピオンが生まれるわけですが、中日杯でハクサンアマゾネスを抑えて逃げ切ったマリンデュンデュンVS金沢8戦7勝の4歳馬ナミダノキスVS距離が長くなってのマンガンの復活、という三つ巴の戦いだと見ています。
本命にしたのはナミダノキス。
中日杯ではハクサンアマゾネスを意識した競馬で、ハナ差捉えられず3着でしたが、初の古馬重賞挑戦で、世代に限らない力を見せてくれましたね。
その時マリンデュンデュンはスイスイ逃げて勝利したわけですが、今度は目標になる立場。
展開的には中日杯より苦しくなると思いますし、ナミダノキスは休養明けプラス23kgで勝ち切っているので、さらにパワーアップした走りを期待しています。
対抗はマリンデュンデュン。
気分よく逃げると止まらないのは中日杯で証明済み。
今回は目標になる立場なので楽ではないでしょうが、自分のリズムで運べた時は相当しぶとい馬です。
この2頭に割って入りそうなのが実績馬マンガン。
金沢移籍後は1700mと1500mという、この馬にとっては忙しい流れでも僅差2着と頑張ってきました。
今回2000mへの距離延長は大歓迎でしょう。
これまでの実績を考えれば、あっさりもあるかもしれません。
JRAオープン勝ちがあるゴールドハイアーは金沢移籍後3戦目で走り頃、自在な競馬ができるダイヤモンドラインまで。
◎4、ナミダノキス
〇9、マリンデュンデュン
▲1、マンガン
△7、ゴールドハイアー
△2、ダイヤモンドライン
*27日(日)水沢 第11R『第37回栗駒賞』 1400m 18:05発走*
混戦模様の岩手勢に、JRAオープンで活躍していたヘリオスと、3勝クラスで戦ってきたエメラルドビーチとスプラウティングが移籍してきて、岩手短距離戦線の勢力図がガラッと塗り替えられるのではないでしょうか。
本命は迷わずヘリオスです。
高知所属としてフェブラリーステークスに出走し、前走は地元馬相手に楽勝。
今回は岩手移籍初戦になりますが、先月走っているし、小回り経験も豊富。ここでは戦ってきた相手が違いすぎますから、いよいよ初の重賞制覇が見られると期待しています!
対抗以下が迷うところですが、山本聡哉騎手が騎乗してきたエメラルドビーチにしました。
後方から直線で末脚を伸ばすタイプなので、水沢の小回り対応がカギですが、長くいい脚を使える馬なので早めに動いてくるのではないかと考えます。
3番手はミニアチュール。
昨年の進化は素晴らしかったですね。これまでは逃げ馬というイメージでしたが、後方からの差し切りもOK。レースの幅が広がりましたし、今シーズン初戦を使って叩き2戦目。
強敵相手でも侮れません。
移籍初戦となるスプラウティングは先行できるスピードが魅力。
こちらも休み明けから先月一度使っての叩き2戦目。初戦から注目です。
前走は末脚不発だったウラヤも叩き2戦目の替わり身に注意、白嶺賞では豪快な決め手を見せたスターシューターまで。
◎10、ヘリオス
〇2、エメラルドビーチ
▲11、ミニアチュール
△9、スプラウティング
△4、ウラヤ
△7、スターシューター
*20日(日)佐賀 第4R『第9回佐賀ヴィーナスカップ』 1750m 18:05発走*
昨年までは1400mで行われていましたが、今年から距離が延びて1750mで戦います。
注目は何といっても愛知のセブンカラーズでしょう。
ここまで大事に使われてきて、笠松や金沢といった近場の遠征で経験を積んできました。
本格化した今、満を持しての長距離遠征となりますので、輸送もこなしてくれるのではないかと思っています。
前走の若草賞土古記念では、先行勢を行かせて中団からの競馬で勝ち切りました。
逃げにこだわらなくなった現状は、前に行きたい馬がいる方がレースがしやすいのではないでしょうか。
先行馬が複数いるので、前走のような競馬を期待しています。
対抗は川崎のエレノーラ。
ここ2戦が奮いませんが、相当強いメンバーと戦って揉まれてきた経験がここで活きそうです。
先行力がある馬で、遠征でも結果を出していますから、叩き3戦目の今回は巻き返しもあると思います。
3番手は昨年の覇者アンティキティラ。
昨年は内から一気に動いて先頭に立つと、そのまま押し切るという思い切りのいい競馬を見せてくれましたね。
距離が1750mになりますが、この馬にとっては守備範囲。
佐賀のコースは相性がいいので、久しぶりの好走が見られるかもしれません。
東京シンデレラマイルトライアルを勝っているミルニュイ、佐賀移籍後4連勝中のショウナンマリンまで。
◎5、セブンカラーズ
〇4、エレノーラ
▲9、アンティキティラ
△8、ミルニュイ
△6、ショウナンマリン
*15日(火)水沢 第12R『第50回赤松杯』 1600m 18:10発走*
ここはフジユージーン1強でしょう。
不来方賞、ジャパンダートクラシックと相当強いメンバーに揉まれ、負けはしたもののこれをいい経験に変えてくれましたね。
園田1400mは決してベストと言えるコースではなかったにも関わらず、全国からハイレベルなメンバーが集まった楠賞を力でねじ伏せました。
今回はそこからの休養明けになりますから、さらにパワーアップした姿が見られるのではないでしょうか。
楠賞で負かした同世代の馬たちも古馬重賞で活躍中で、2着だったストリームは直後の笠松グランプリを勝ち、フークピグマリオンは東海の大将と言えるくらいに大活躍、プリフロオールインも距離を延ばして二十四万石賞を制覇しました。
本当にこの世代はレベルが高いですね。
フジユージーンにとってここは落とせない一戦。休養明けをスカっと勝って、いい形で次に向かって欲しいです。
フジユージーンがいるので先行勢には辛いところですが、それでも対抗はヒロシクンにしました。
トウケイニセイ記念ではグランコージーに競られた上に、ボウトロイに早めに来られるという厳しい展開になりながら、それでも勝ち切るという能力の高さを見せてくれました。
桐花賞は特殊な馬場で、乗り替わりが多く展開も難しい形になりました。
4着に負けたとはいえ0.3差ですから、悲観することはありません。
この馬にとっても今シーズン初戦。
フジユージーンは強いですが、先行してしぶとい粘り込みを期待しています。
3番手はスズカゴウケツ。
昨秋から南関東に移籍し、今回が再転入戦。有力所が休み明けですから、使っている強みは大きいのではないでしょうか。
ノーブルサターンは長くいい脚を使う馬ですが叩いて良くなるタイプなので、今回は抑え目にしました。
◎4、フジユージーン
〇5、ヒロシクン
▲7、スズカゴウケツ
△8、ノーブルサターン
*13日(日)高知 第6R『第41回二十四万石賞』 1900m 18:15発走*
高知の重賞戦線は層が厚く、群雄割拠の戦国時代という印象ですが、ここはプリフロオールインが久ぶりに重賞制覇のチャンスだと思っています。
1400mに距離短縮してなかなかリズムに乗れないレースが続いていましたが、マイルに距離を延ばして復調気配。
結果的には高知三冠路線の高知優駿や黒潮菊花賞でぶっちぎった1900mが合っているのではないかと考えています。
打越調教師のお話では、状態もどんどん上がっているとのこと。
ハナにこだわることもなくなったし、スムーズに自分のリズムで先行できれば後半もいい脚を使ってくれると思います。
対抗は強烈な末脚が武器のニクソンテソーロ。
御厨人窟賞では最後方から直線グイグイ伸びて1着同着、続く黒船賞でも上がり最速の末脚で4着に追い込みました。
金沢の加藤翔馬騎手とのコンビが合っているし、ここもあの末脚は脅威です。
ティアップエックスは初の重賞挑戦だっただるま夕日賞で、ユメノホノオを抑えての勝利!道中は内々、勝負所からは間を縫ってロスなく立ち回った岡騎手のエスコートが光りました。
JRA未勝利から高知に移籍して着実に力を付けているので、今回も注目しています。
ロッキーサンダーは前走プリフロオールインと僅差の2着。距離延長も歓迎なタイプでここも侮れません。
高知移籍4戦目となるエスポワールガイ、気分良く逃げたらしぶといグッドヒューマーまで。
◎3、プリフロオールイン
〇6、ニクソンテソーロ
▲7、ティアップエックス
△1、ロッキーサンダー
△4、エスポワールガイ
△9、グッドヒューマー