*23日(月)金沢 第11R『第44回白山大賞典』 2100m 17:10発走*
今年はJRA勢が中心、地方勢はちょっとつけ入るスキがなさそうです。
JRA勢の中でも力の比較が難しいところですが、初めてのダートグレードに挑むダイシンピスケスを本命にしました。
昨年末の2勝クラスから一気にオープンまで3連勝と、ここに来て力を付けましたね。
逃げても番手でも競馬ができるのは強みで、他の馬の出方次第で競馬ができそうです。
ただ逃げたいメイショウフンジンが外隣にいるので、そこのさばきがむずかしそうではありますが、スタートダッシュが速いですから、この馬が逃げる展開になるかもしれません。
地方経験が豊富な馬なので、初めての金沢はまったく問題ないでしょう。
約7か月ぶりの休み明けで当日の仕上がりが気になるところですが、坂路で入念に乗りこまれているので力を発揮してくれると思います。
メイショウフンジンは前走のマーキュリーカップで揉まれ弱さを露呈しました。
スタートがそれほど速くない馬なので、内枠だと厳しいですね。
今回は外枠ですし、ダイシンピスケスが行っての2番手が取れれば、しぶとい脚を使ってくれるのではないでしょうか。
ただ懸念がないわけではなくて、外隣のファルコンウィングがテンの速い馬なので、前走のヒロシクンのように被される形になるのは避けたいところ。
昨年は2着に来ている舞台ですし、スムーズに先行して自分の競馬をして欲しいです。
3番手はディクテオン。
今回のメンバーでは実績1番、小回りコースでも追い上げていける追い込み馬ですが、先行有利の馬場状態になると考えると、上記に挙げた2頭の方が持ち味を発揮しやすいのではないかと考えました。
ただ実力のある馬なので、軽視はしていません。
テンカハルはしばらく勝ち切れないレースが続きますが、マーキュリーカップでは差のない4着、いつでも上位争いに入ってくる可能性がある馬です。
2連勝中と勢いがあるサンマルパトロールは追い込み馬なので、小回りの金沢でどの辺りから加速できるかがポイントでしょう。
◎8、ダイシンピスケス
〇9、メイショウフンジン
▲7、ディクテオン
△2、テンカハル
△12、サンマルパトロール
3連単フォーメーション
8,9-8,9,7-8,9,7,2,12 12点
*19日(木)名古屋 第11R『第35回秋の鞍』 1500m 20:15発走*
地方全国交流戦ということで面白いメンバーが集まりました。
中心は東海3冠を達成したフークピグマリオン。
いつもハラハラドキドキさせてくれるレースぶりですが、それでも勝ち切っているところにこの馬の能力の高さを感じます。
前走の岐阜金賞では東海優駿からの休み明けでプラス12キロ、成長分があるにしても少し立派な体つきに見えました。
道中は手応え良く、力の違いで早めに先頭に立つ形。
そこからがこの馬の真骨頂で、ふわふわと遊びだして内から強襲されるもハナ差で勝利しました。
今回はさらに相手が強くなりますし、有力な先行馬がいるので早めに先頭に立つことはないと考えます。
距離はもう少しあった方がいい気もしますが、ここも連勝して力を証明して欲しいです。
対抗は北海道のヴィヴィアンエイト。
前走の北海道スプリントカップでは、4コーナーで外から上がって来て見せ場十分の4着でした。
オスカーブレインが逃げる速いペースを経験していますから、今回のメンバーに入れば追走が楽なのではないでしょうか。
1500mの距離は、1700mのブロッサムカップや1600mのラブミーチャン記念を勝っていて問題なし。
牡馬に混じってもまったくヒケを取らない実力の持ち主です。
大井のマスターオブライフにも注目。
まだキャリア3戦ですが、デビューから無敗の3連勝。
前走は長期休養明けでしたが、二の脚が速くハナに立つと、直線もうひと伸びして完勝でした。
今回は長距離輸送など初ものづくしの条件ではありますが、このメンバー相手にどんな競馬を見せてくれるか、今後の試金石になる一戦でしょう。
東京ダービーチャレンジを制したイモノソーダワリデ、距離短縮が合いそうなスティールアクター、先行できればカルテメトレスの巻き返しもありそうです。
◎11、フークピグマリオン
〇10、ヴィヴィアンエイト
▲12、マスターオブライフ
△3、イモノソーダワリデ
△4、スティールアクター
△7、カルテメトレス
*16日(月)佐賀 第6R『第3回鳥栖大賞』 2000m 18:05発走*
昨年は兵庫から参戦したアラジンバローズが勝利し、今年のサマーチャンピオンを勝つという経緯を辿ったわけで、鳥栖大賞は面白い位置づけのレースになってきましたね。
今年も全国各地から猛者が集まり、混戦模様のメンバー構成。
その中で本命にしたのは兵庫のサンビュートです。
門別時代には道営記念を勝っている馬。
昨シーズン終了後に兵庫に移籍し、前走の摂津盃で約8か月ぶりの競馬を使いました。
今回は叩き2戦目、2000mはもってこいの舞台ですから、状態が上がってくれば好勝負必至ではないでしょうか。
展開としてはエイシンダンシャクが逃げて2番手にグリードパルフェが付けるのではと思っているので、ある程度いい位置で競馬ができたら理想的だと思っています。
対抗はコスモポポラリタ。
前走は佐賀移籍初戦、すばらしい末脚を発揮して重賞初制覇を果たしました。
もともと末脚に定評のある馬で、楽に中団に付けられたことが勝因でしょう。
今回も先行馬はそれほど多くないので、中団には付けられると考えます。
グリードパルフェは佐賀2000mで2戦1勝2着1回とパーフェクト。
本来は本命にしたい馬ですが、今回は約半年ぶりの休み明け。
一度使った方がいい馬だと思うので、人気になるならばと3番手にしました。
中距離で確実にひと脚使うサンライズホープ、能力的にはヒケを取らないトランセンデンスまで。
◎5、サンビュート
〇1、コスモポポラリタ
▲8、グリードパルフェ
△2、サンライズホープ
△6、トランセンデンス
*5日(木)名古屋 第11R『第18回秋桜賞』 1700m 18:00発走*
読売レディス杯では、あっと驚く3着となってしまったハクサンアマゾネス。この敗因をどう見るかがポイントではないでしょうか。
勝ったアンティキティラはその前の兵庫サマークイーン賞の時からあわやの競馬をしており、自分のリズムでスイスイ行けたことが勝因でしょう。
対するハクサンアマゾネスは久しぶりの1500mの速い流れで、追い上げに脚を使ってしまった印象です。最後は内からサーフズアップにも差されてしまいましたし、直線は余力が残っていませんでした。
今回1700mに距離が延びるのはプラス。
ただ昨年のこのレースで惨敗しているように、絶対的な信頼感というのは怪しいところ。
ここは対抗評価に留めたいと思います。
本命は大井から参戦するキャリックアリード。
本来小回りコースで追い込み馬を本命にすることは少ないのですが、ダートグレードで好走が続いている現在、地方馬同士では力が違うのではないかと考えます。
小回りの名古屋でどの辺りから加速できるかがカギになりそうです。
読売レディス杯を鮮やかに逃げ切ったアンティキティラ。
もともと強い馬ですが、5歳の今年はもう一段階パワーアップ。
先行力と粘り腰が増しました。
今回は楽には逃げられないでしょうが、前に行ってしぶとい競馬を期待します。
ブリーザフレスカは前走いい脚でマクッてきました。
前が速くなれば、長くいい脚があるこの馬に展開が向きそうです。
小回りコースで自在な競馬ができるグレースルビーまで。
◎7、キャリックアリード
〇6、ハクサンアマゾネス
▲8、アンティキティラ
△1、ブリーザフレスカ
△10、グレースルビー
*3日(火)盛岡 第10R『第56回不来方賞』 2000m 17:05発走*
伝統の不来方賞が、今年からダートグレード競走に格上げされてパワーアップ。中央地方ともに強力なメンバーが集まりました!!
ここは地元で8戦無敗のフジユージーンに期待しています。
超大型馬で、デビューした頃はゲートをモソッと出てだんだんと加速していく、という競馬スタイルでしたが、経験を重ね、今年に入ってからは返し馬の段階からかなり前向きさが出てくるようになりました。
すべて圧勝、楽勝ですが、1戦ごとに成長が伺える内容で、前走の東北優駿では前向きさの中にも落ち着きが見られました。
今回は一気のメンバー強化。
不安材料といえば、序盤から速いペースのレース経験がなく、揉まれたことがないので、前半どれだけスムーズに追走できるかではないでしょうか。
そういう意味では枠の並びは理想的。
フジユージーンの外隣は追い込み馬だし、早めに被せて来そうなのはタイセイミッションくらいのため、ごりごりに揉まれることはないと考えています。
このメンバーを相手にどんな競馬を見せてくれるか...とても楽しみです!
対抗はサンライズジパングにしました。
久しぶりのダート戦ですが、この馬は二刀流なので特に心配していません。
唯一気になるのは休み明けで今の状態がどうか、というところですが、札幌ダートでしっかりと時計を出しているので、走れる状態にあると思っています。
JBC2歳優駿の時のように、自分から動いていく競馬ができるのは強み。
武豊騎手が騎乗するのも心強いポイントです。
3番手はサトノフェニックス。
前走のレパードステークスでは海外帰りの休み明けということで人気を落としていましたが、先行して僅差2着に粘り、改めて力のあるところを見せてくれましたね。
ここも先行からの粘り込みに期待です。
3連勝中のカシマエスパーダにも注目。
レースぶりがどんどん良くなっているし、前走は雲取賞を勝ったブルーサンに完勝。
ここでもまったくヒケを取らない存在です。
北海道勢2頭も展開次第で上位争いに食い込む可能性はあると思います。
ブラックバトラーは末脚確かなので、速い流れになれば。
パッションクライは前に行って粘るタイプなので、自分のリズムで先行できればでしょう。
タイセイミッションは砂を被るか被らないかでレースぶりが全然違う馬。
揉まれにくい外枠に入ったのは強調材料です。
◎8、フジユージーン
〇7、サンライズジパング
▲1、サトノフェニックス
△4、カシマエスパーダ
△6、ブラックバトラー
△5、パッションクライ
△10、タイセイミッション
3連単フォーメーション
8,7-8,7,1-8,7,1,4,6,5,10 20点