
*15日(日)金沢 第10R『第9回石川優駿』 2000m 17:45発走*
トライアルの北日本新聞杯上位組VS新興勢力のジューンノールックの戦いだと見ています。
本命はトライアルを強い勝ち方で勝利したクリノチャールズ。
前3頭がやり合って差し馬向きの展開になったとはいえ、早めに動いて突き抜けたレースぶりは相当強かったです。
一緒に動いていったショウガマッタナシも能力の高い馬で、この馬を振り切って引き離しました。
距離2000mがどうかというところですが、ほとんどの出走馬が未知数なので、力で押し切ってくれるのではないかと期待しています。
対抗はショウガマッタナシ。
4月の休み明け初戦は伸びきれず3着でしたが、叩き2戦目のノトキリシマ賞では動きがガラッと変わって、早め先頭から勝ち切りました。
前走の北日本新聞杯ではクリノチャールズと一騎打ちの末2着でしたが、力は見せてくれましたね。
距離が延びても対応できそうですし、ここも上位争いに絡んできそうです。
ジューンノールックはJRA未勝利から金沢に移籍して3連勝中。
2000mは芝で経験していますし、初めての重賞でも侮れない存在です。
ビバロジータは前走9着と案外な競馬でしたが、道中は最後方からになってしまい、力を出し切れなかった印象です。スムーズに先行できれば巻き返しもあるのでは。
北日本新聞杯で3着に頑張ったエムティパルまで。
◎5、クリノチャールズ
〇6、ショウガマッタナシ
▲8、ジューンノールック
△12、ビバロジータ
△1、エムティパル
*8日(日)水沢 第11R『第33回東北優駿』 2000m 18:15発走*
実力的にはリケアカプチーノが強いと思っていますが、3連勝で初重賞制覇したユウユウコラソンの勢いに懸けてみたいと思います。
ユウユウコラソンは岩手生え抜き馬で、5戦目で初勝利を挙げると、2歳時にはネクストスター盛岡3着、若駒賞2着と重賞戦線で好走。
そこからなかなか勝てない時期が続いたのですが、今年の4月に久しぶりに勝利を挙げ、そこからとんとん拍子で3連勝!
特に前走のイーハトーブマイルは、2番手から抜け出す王道の競馬で強い内容でした。
ここに来ての成長力は1番ではないでしょうか。
コパノリチャード産駒であり、初めての2000mは大きな挑戦になりますが、マイルの前走であれだけの末脚が使えたところを見ると、小回りの水沢ならばこなしてくれるのではないかと思っています。
そして鞍上は2023年デビューの佐々木志音騎手。
デビュー年から45勝を挙げて注目されていましたが、昨年はミニアチュールとのコンビで重賞3連勝するなど、一気に主力騎手の仲間入りを果たしました。
今年は各地の優駿競走で若手の活躍が目立ちますから、佐々木騎手にもぜひ頑張ってほしいです。
対抗はリケアカプチーノ。
デビューから9戦すべて連対という堅実派であり、前走のダイヤモンドカップでは強力な他地区勢の中で、岩手所属として2着を確保。
戦ってきた相手も強いですし、ここは中心的存在です。
サウザンドマイルは若鮎賞を勝ち、ネクストスター盛岡では2着。
休み明けだった前走は伸び脚ひといきでしたが、一度使った効果は大きそうです。
佐賀からの移籍初戦を勝利したサンロックンロールの末脚も怖いですし、水沢替わりがプラスなラヴェイは立ち回りの上手さで上位争いもあると思います。
◎10、ユウユウコラソン
〇7、リケアカプチーノ
▲5、サウザンドマイル
△4、サンロックンロール
△8、ラヴェイ
*6月5日(木)園田 第63回六甲盃 1870m 16:05発走*
園田金盃を勝ったマルカイグアスの休み明け初戦、兵庫復帰2戦目となるラッキードリーム、幸オープンを制した大井のゴールドレガシーの三つ巴と見ています。
その中で本命にしたのはマルカイグアス。
昨年の秋、鴨宮騎手とともに本格化し、3歳同士だけではなく園田金盃を勝って一気に頂点に上り詰めました。
早めのロングスパートが持ち味で、これまで以上にいい位置で競馬ができるようになったことも強みです。
新春賞は2着、そして白鷺賞では先行したものの早めに手応えが怪しくなり4着に負けましたが、いったん休養してリセット。
久しぶりの鴨宮騎手とのコンビで、また強い姿を期待しています。
対抗は大井のゴールドレガシー。
JRAオープンから移籍して、安定して上位争いに絡んでくるものの、あと一歩勝ち切れないレースが続いていました。
しかし休み明けだった前走、中団から早めスパートで圧勝!いよいよ本格化ではないでしょうか。
今回は初ものづくしの条件とはいえ、あっさり勝ってもおかしくない存在です。
ラッキードリームは兵庫復帰初戦の前走は3着。スローペースの2番手追走で、勝負所からも加速できず流れ込み、といったレースでした。
やはりこの馬は自分のリズムで行き切った方が強い競馬をしてくれるので、他の先行勢との兼ね合いがカギになりそうです。
前走逃げ粘ったアキュートガール、船橋からの遠征馬ノットリグレットは上がり勝負になれば怖いです。
休み明けを逃げ切ったフラフ、前走見事な差し切りだったメイショウハクサンまで。
こうしてみると先行したい馬がかなり多いので、差し脚勝負になるのではないかと思っています。
◎3、マルカイグアス
〇11、ゴールドレガシー
▲10、ラッキードリーム
△7、アキュートガール
△1、ノットリグレット
△5、フラフ
△9、メイショウハクサン
*4日(水)名古屋 第11R『第55回東海優駿』 2100m 18:10発走*
駿蹄賞の2000mからさらに100m距離が延びるところがポイントですが、駿蹄賞上位組、特にデビューから無敗のカワテンマックスがこのまま連勝を伸ばすのではないかと注目しています。
先行することが多かったカワテンマックスが、初の2000mだった駿蹄賞では中団から進み、勝負所の3,4コーナーでは目の前でアキヨシパワーが落馬競走中止するというアクシデントもありながら、早めスパートのサンヨウテイオウを捉え切りました。
距離延長もこなせそうなタイプで、駿蹄賞が1月以来の休み明けだったことを考えると、今回の方がさらにいい状態で挑めるのではないかと期待しています。
対抗は駿蹄賞でタイム差なしの2着だったサンヨウテイオウ。
今までは重賞だと少し荷が重いイメージでしたが、ここに来てもう一段階成長し、(1・1・1・2)と一気に主役候補に躍り出ました。
駿蹄賞は二度目の2000m戦ということもあってか、望月騎手が積極的に早めに動いていきましたね。
最後は差されて2着だったとはいえ、あの競馬ができたことは大きな自信になったのではないでしょうか。
人馬ともに勢いがあり、カワテンマックスを逆転するとしたらこの馬だと思っています。
笠松のスターサンドビーチはもともと期待の大きかった素質馬。ネクストスター笠松惨敗以来凡走が続いていた印象でしたが、笠松プリンシパルカップを快勝してリズムを取り戻しました。
西日本クラシックも惜しい競馬でしたし、ここも長くいい脚を使って差して来るのではないでしょうか。
豪快な末脚があるエバーシンスは流れが向けば怖い存在、馬場がしぶって自分のリズムで行けた時にはエレインアスティの粘り腰、同じく先行するとしぶといラガマフィンガールまで。
◎2、カワテンマックス
〇7、サンヨウテイオウ
▲12、スターサンドビーチ
△4、エバーシンス
△9、エレインアスティ
△11、ラガマフィンガール
*6月1日(日)佐賀 第5R『第67回九州優駿栄城賞』 2000m 18:05発走*
日本ダービーのあとは、毎年恒例の九州優駿栄城賞!
一冠目の佐賀皐月賞を見た時にはムーンオブザエースの二冠濃厚と感じていたのですが、ここに来て新興勢力のツモが登場。本命はこちらにしようと思います。
今年の2月にデビューすると、初戦こそクビ差2着でしたが、そこから怒涛の5連勝!
特に距離が延びた前走、序盤は後方で折り合いをつけ、向正面で上がって行くと3コーナーですぐに先頭に立ち、一頭だけ別次元の末脚で9馬身突き抜けました。不良馬場だったとはいえ速い時計での勝利というのも心強いです。
そして鞍上は4月デビューの長谷川蓮騎手。
デビュー前から評価が高かった上に、実際にここまで17勝を挙げている逸材。レースぶりを見ていても、すでにかなりしっかりしているなと感じます。
ここ3戦は53キロで戦ってきたツモが今回は減量なしで56キロになりますが、それでも、人馬ともに勝ち切る力があると思っています。
対抗はムーンオブザエース。前走の佐賀皐月賞は鮮やかでしたね。
ロングスパートが持ち味で、道中でも楽に3番手に付けられましたから、安心して見ていられました。
あの脚色ならば200mの距離延長もまったく問題なさそうです。
これまで対戦した馬たちとは勝負付が済んでいるイメージで、ツモとの末脚勝負を楽しみにしています。
3番手はミトノドリーム。
休養明け後まだ勝ち切っていませんが、叩き2戦目の前走は内々から良く伸びてきました。
実力のある馬ですから、叩き3戦目のさらなる良化に期待しています。
この3頭が相当強いという印象ですが、佐賀皐月賞で3着だったアオイノユメ、佐賀若駒賞を勝っているハクアイアシストにも注目しています。
◎6、ツモ
〇8、ムーンオブザエース
▲4、ミトノドリーム
△3、アオイノユメ
△12、ハクアイアシスト