いよいよLJS2023笠松ラウンドです!
ケガにより長期休養していた関本玲花騎手が、この日から実践復帰。
8名でのレースが実現しますね。
*8日(金)笠松 第7R『LJS笠松ラウンド第1戦』 1400m 14:55発走*
ここは地元の深澤杏花騎手騎乗のニホンピロジャックが中心でしょう。
休み明けとはいえB級で戦ってきた馬ですから、このメンバーに入れば力上位と考えます。
ただし約半年の休み明けのため、馬体重やパドックでの気配には注意したいです。
対抗は宮下瞳騎手騎乗のテーオーマツカゼ。
前走は早め先頭から惜しくも3着でしたが、積極的なレースで次に繋がる内容だったと感じます。
笠松での騎乗に慣れている、女王・宮下瞳騎手が鞍上というのも心強いですね。
中島良美騎手騎乗のキセキタイムは先行してしぶといタイプ。スムーズに流れに乗れれば怖い存在です。
◎2、ニホンピロジャック:深澤杏花騎手
〇6、テーオーマツカゼ:宮下瞳騎手
▲3、キセキタイム:中島良美騎手
△4、テーオーライラ:濱尚美騎手
△1、アップフェリス:関本玲花騎手
*8日(金)笠松 第9R『LJS笠松ラウンド第2戦』 1400m 15:55発走*
ここはどの馬が勝ってもおかしくないメンバー構成で、非常に予想が難しいですが、佐々木世麗騎手騎乗のメイショウヒエイの安定感を信頼します。
先行、中団から競馬ができて、なかなか勝ち切れないものの、そんなに大きく負けない、というタイプ。
今回はジョッキー戦で展開が読めないので、どんな流れでも対応できそうなこの馬を中心にしました。
対抗は神尾香澄騎手騎乗のニャー。
好スタートを決めてすんなり逃げられれば、あっさりもありそうです。
内枠に入った木之前葵騎手騎乗のヨーコマイラヴも先行したいタイプですから、スタート次第で激しい先行争いになるかもしれません。
◎4、メイショウヒエイ:佐々木世麗騎手
〇3、ニャー:神尾香澄騎手
▲1、ヨーコマイラヴ:木之前葵騎手
△8、ホウオウモンスター:宮下瞳騎手
△2、オールドボンバー:深澤杏花騎手
△5、ユメミルボニータ:中島良美騎手
【年度代表馬、4歳以上最優秀牡馬、最優短距離馬】イグナイター(兵庫)
野田善己オーナー
「昨年は他にもGIを勝った馬がいましたし、ハイレベルな中で選んでいただき、本当に嬉しいです。
2年連続で年度代表馬を受賞している馬たちは伝説級の馬ばかりなので、フェブラリーステークスの結果には満足していません。
JBCスプリントを勝ち、フェブラリーステークスがあの内容でしたから、結果的にはやはり1200mが合うのだと感じています。
JBCのレース前までは若干短いかなと思っていましたが、彼をGI馬にするという目標に向かって新子先生にもご負担をお掛けしましたし、JBCのゴール前はいろいろなことが走馬灯のように蘇ってきました。
フェブラリーステークスではたくさん応援をいただいたのに、結果を出すことができず申し訳ございません。
勝ちに行く競馬でやりたいレースはできましたが、前半の3ハロンのラップを見てダメだなと...。
それでも直線入り口辺りからはどこまで粘れるだろうかという姿を見せてくれて、本当に偉い子だと思います。
もともとサウジを断念した理由が検疫馬房が確保されていないということで、その部分は完全に払しょくされたわけではないのですが、次走はドバイゴールデンシャヒーンの予定です。
僕にとっては宇宙旅行に行くような気持ちですが、勝てばNARだけではなく日本馬初(ドバイゴールデンシャヒーンでは、日本馬は2着が最高)になりますので、頑張ってきます」
新子雅司調教師
「2年連続年度代表馬を受賞するというのはなかなかできることではないので、嬉しいです。
JBCに関しては、状態も良く勝つ気満々でした。
直線抜け出してからはすごく長かったです。
いつもの3倍くらい長く感じました。
昨年の秋くらいから馬が変わって、体つきはもちろん、精神的にも大人になりました。
フェブラリーステークスは勝ちに行った結果11着でしたが、見せ場は作ってくれました。
ドバイは前々から目標にしていたレースで、今のイグナイターが行かなければ、兵庫からチャレンジする馬はいなくなってしまうのではないかと思っています。
フェブラリーステークスの借りはドバイで返したいです。
兵庫のイグナイターから世界のイグナイターになれるよう頑張ります。応援よろしくお願いいたします」
【3歳最優秀牡馬】ミックファイア(大井)
渡邉和雄調教師
「無敗で三冠を獲ることができて、とても名誉なことだと思います。
羽田盃はただただそこにたどり着けるか不安でしたが、東京ダービーは無事に行ってくれれば(勝てるのではないかと)一番緊張しました。ジャパンダートダービーは思いのほか楽しむことができましたね。直線で交わしてくれると思ったところからは、夢のような時間でした。
(ここまで活躍すると思っていた?)新馬は勝ってくれるだろうと思いましたし、2戦目のタイムも速かったので活躍はしてくれるだろうとは思いましたが、まさか無敗で三冠を勝つまでとは想像していなかったです。
(フェブラリーステークスを振り返って)全能力を出せればもう少しやれるのではないかと思いましたが、中間も少し順調さを欠いた場面がありましたし、芝スタートや内で揉まれるという初めての経験の中で、今後に希望が持てる内容だったと思います。
今年はチャレンジャーの立場で、いろいろなことにチャレンジしたいです。
最大目標は12月のチャンピオンズカップです。
そこまでパワーアップして、体調を整えて挑めるよう頑張ります。
昨年は素晴らしい応援をありがとうございました。
フェブラリーステークスでもミックファイアのぬいぐるみを持ってパドックで応援している方を見かけ、胸が熱くなりました。
まだまだ超えなければならない壁があります。これからも熱烈な応援をよろしくお願いいたします」
御神本訓史騎手
「素直に嬉しいです。
三冠が獲れるような馬が誕生するんだという想いと、その鞍上が自分だったということで2つの驚きがありますね。
羽田盃は急遽の依頼でしたが、そこから始まったミックファイアとの三冠戦線は今も色あせず自分の中に鮮明に残っています。
東京ダービーはすごく緊張しましたが、ジャパンダートダービーはあまり緊張せず、(競馬場の熱気や御神本コールなど)すばらしい雰囲気の中で三冠を達成することができました。
フェブラリーステークスでは乗り馬がいて僕が鞍上ではなかったですが、もしまた依頼をいただけるなら、そこに向けてしっかりと調整したいと思います。
たくさん応援していただき、ありがとうございます。
これからもミックファイアが走る時に、応援よろしくお願いいたします」
*29日(木)名古屋 第10R『第26回かきつばた記念』 1500m 19:35発走*
この時期にかきつばた記念というのはなんだか妙な気分ではありますが、今年からさきたま杯がJpnIに格上げし、そこを頂点とするローテーションの一つとなりました。
本命にしたのは船橋のスマイルウィ。
一昨年辺りから、いつでもダートグレードを狙えるのではないかというくらい逞しくなったスマイルウィ。
オーバルスプリントでは、ドライスタウト相手に早め先頭からの2着。
さきたま杯ではイグナイターと僅差の2着と、浦和1400mで強豪と互角の戦いをしています。
イメージ的に左回りの方がいいのかと思っていましたが、マイルグランプリでは58キロをものともせず、トップスターとを切って逃げ切り勝ち。
今回も内目の枠に入りましたし、スタートが決まれば逃げる競馬をするかもしれません。
今年こそダートグレード制覇、さらにさきたま杯制覇に向けて期待しています。
対抗は2連勝中のサンライズホーク。
サマーチャンピオンではまさかの逃げる形で圧勝、続く兵庫ゴールドトロフィーでも2番手から揉まれない競馬で快勝して見せました。
スムーズに好位が取れれば今回も上位争いでしょう。
シャマルは休み明けを一度使って、今回が叩き2戦目。
昨年はリズムが崩れてしまいましたが、状態が戻れば力のある馬です。
前走9着だったペリエールの巻き返し、安定して走れるヘリオス、古豪ラプタスまで。
◎2、スマイルウィ
〇4、サンライズホーク
▲11、シャマル
△12、ペリエール
△8、ヘリオス
△3、ラプタス
3連単フォーメーション
2,4-2,4,11-2,4,11,12,8,3 16点
【特別賞】的場文男騎手(大井)
「初騎乗から50年ということでこのような賞をいただけて嬉しいです。
応援してくれたファンの方々に感謝しています。
自分も騎手として一生懸命頑張ってきたので、そういう姿を見て周りの方々が乗せてくれたのではないでしょうか。
レースではファンの方にとって勝つことが大事ですので、勝つことを考えて乗ってきました。
この年になってなかなか勝てなくなって、一つ勝つのがこんなに難しいのかと実感しています。
その中で7400勝以上も勝たせてもらっているというのは本当に感謝ですね。
若手も一生懸命頑張っています。大井では笹川くん、矢野くんも頑張っているので、このまま一生懸命頑張ってくれたらと思います。
今回は50年乗ったご褒美でこのような賞をいただくことができました。
ファンの皆様のおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです」
【特別賞】チーム・マンダリンヒーロー
【特別表彰馬】マンダリンヒーロー(大井)
新井浩明オーナー
「こういう賞をいただけて嬉しいです。勝ったわけではないのに挑戦したということで選んでいただき、ありがとうございました。
正直、2月の雲取賞でヒーローコールに負けて、僕自身はアメリカに行く気はなかったんですけど、藤田先生がどうしてもというので行きました。
ちょうど日程的に大谷選手の試合が見られそうだということもあって行くことにしたのですが、今思うとよくサンタアニタダービーで2着に来てくれたなと思います。
ケンタッキーダービーはスタンドの前をずっと歩いていくのですが、とてもいい思い出になりました。
チャレンジすることが決まってから、たくさんの方に応援していただきましたが、正直に言うと僕の周りからは「そんな無謀なことやめなさい」と言う人もいました。
ケンタッキーダービーにも出走することができて、とても運のいい馬だと思います。
この後もとりあえず無事にケガなく走って欲しいです」
藤田輝信調教師
「とても嬉しいです。特にチームに対していただいたというのが嬉しいです。
アメリカ遠征に挑戦する上で、いろいろな方々に助けていただきました。とても感謝しています。
サンタアニタダービーでレース前から、2着ならケンタッキーダービー、3着ならプリークネスと言っていて、2着になった時にはとても嬉しかったです。
ただケンタッキーダービーへの出走は簡単ではなくて、なかなか出走が決まらず調整も難しかったと思いますが、堀田優志厩務員や現地スタッフに感謝しています。
ケンタッキーダービー当日は、やっとこの舞台に来たのかと感慨深いものがありましたし、15万人のお客様の前を歩く、1秒1秒が宝物になりました。
またこれからも強いマンダリンヒーローをお見せできるよう頑張ります。
今後の目標は中央交流を勝つこと、また海外にもチャレンジしたいです」
堀田優志厩務員
「このような場になかなか来ることがないので、とても感謝しています。
アメリカ遠征は初めてのことだらけで難しいこともありましたが、日本でもアメリカでも馬に対してやることは変わらないので。
現地スタッフの方がマンダリンヒーローと自分のことを第一に考えてくれたので、問題なく調整することができました。
サンタアニタダービーで2着になった時、嬉しかったのは当然ですが、大井から初めてのアメリカ遠征だったので、ここで恥ずかしい競馬をしたら後に続く馬がいなくなってしまうと思っていたので、勝てなかったけれどホッとしたというのが正直な気持ちです。
サンタアニタダービーでは緊張していましたが、ケンタッキーダービーはご褒美の時間だと思ってチャレンジしました。
あんなに大観衆の前を歩かせていただいて、いい記念になりました。
今後もマンダリンヒーローに対しては、無事にケガなくということが一番で、やることは変わりません」