*12日(月)佐賀 第10R『佐賀記念』 2000m 18:15発走*
JRA勢も地方勢も一発あっておかしくないメンバーが複数揃って、難解な一戦になりました。
別定戦ということでノットゥルノが59kg、グランブリッジが牝馬ながら56kgというのがポイントになりそう。
本命にしたのは地元佐賀のヒストリーメイカー。
もともとはJRAバリバリのオープン馬。
佐賀移籍初戦となった姫路の白鷺賞を勝ち、どれだけ無双するだろうと思っていたら、そこからまさかの苦戦を強いられることになるとは...。
ただ、佐賀のグランプリレースである中島記念で、早め先頭からの圧勝劇を見せて吹っ切れたのではないでしょうか。
勢いが付いた現在は2連勝中。
相手なりに走れる馬なので、強豪がそろった今回のメンバーに入っても期待は膨らみます。
対抗はグランブリッジ。
前走の名古屋グランプリでも牡馬に混じって1番人気に支持され、2着に負けはしたものの、勝ち馬にマクられてからもしぶとく伸びていました。
今回は56kg、メイショウフンジンやヒストリーメイカーと同斤量というのは楽ではないですが、安定感抜群の馬なので、ここも堅実に頑張ってくれると思います。
メイショウフンジンは勝ち切れないレースが続いていますが、逃げると本当にしぶとい馬。
枠順的にもメンバー的にも、今回は展開が向きそうです。
ケイアイパープルは2022年にこのレースを圧勝しました。
揉まれたくないタイプなので、大外枠は歓迎でしょう。
59kgでも怖いノットゥルノ&武豊騎手、休み明けを一度使ったキリンジ、初の古馬戦となるマンダリンヒーローまで、今回は手広くいきます。
◎9、ヒストリーメイカー
〇2、グランブリッジ
▲3、メイショウフンジン
△12、ケイアイパープル
△11、ノットゥルノ
△7、キリンジ
△1、マンダリンヒーロー
3連単フォーメーション
9,2,3-9,2,3-9,2,3,12,11,7,1 30点
昨年は129勝を挙げて佐賀リーディングに輝いた飛田愛斗騎手。長年山口勲騎手が君臨していた牙城を初めて崩しました。
赤見:佐賀リーディングおめでとうございます!!
飛田:ありがとうございます。リーディングを獲ることができて、頑張ってくれた馬たちや周りの方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
赤見:リーディングはかなり意識していましたか?
飛田:そうですね。勲さんがケガで休養していた時期もありましたし、その時に勲さんから「お前がリーディングを獲るんだぞ」と言っていただいて、絶対に獲りたいという想いが強かったです。ただ復帰した勲さんがものすごい勢いで勝って、最後は5勝差ですからギリギリでした...。リーディングが決まったあと、2人の時に勲さんから「おめでとう」と言ってもらえて、すごく嬉しかったですね。
赤見:昨年は地元佐賀での活躍はもちろん、門別や川崎など、他場の重賞にスポット参戦する機会が増えましたね。
飛田:とてもありがたいです。他場で乗ることは大きな刺激になりますし、いい経験をさせていただきました。初めて川崎で乗った時には左回りできついコーナーを回るのがやっとという感じでしたが、今回(1月30日に行われた佐々木竹見カップ)はスムーズに回ることができました。第2戦は自分なりに考えて早めに仕掛けて行ったのですが、結果的にはもっとゆっくりでも良かったかなとか、実際に乗ることで実感することが多いです。
赤見:では今年の目標を教えてください。
飛田:今年は勲さんも僕もケガなく1年乗って、その上でリーディングを獲りたいです。佐賀は今年JBCを開催するので、盛り上げていけるよう頑張ります!
*4日(日)佐賀 第9R『第20回飛燕賞』 1400m 18:15発走*
ここはもう、トゥールリーが中心でしょう。
前走の佐賀若駒賞では圧倒的なスピードで逃げ切り楽勝。
1400mへの距離対応もまったく問題ないですし、ほとんどが負かして来たメンバー。
大外枠ですがスタートダッシュが速いのでハナに行くと思いますし、もし行かなくても大外枠なので揉まれる不安もありません。
ウルトラノホシが不在であれば、負けるわけにはいかないくらいの存在になりましたね。
トゥールリーが抜けている分、相手探しは難しいところ。
ここ2戦で成長を見せているトレベルオールが気になりますが、おそらくトゥールリーとこの馬だと人気になりそうだな、と考えて対抗はスターオブウーノにしました。
前走は逃げてそのまま粘っての勝利。
今回はトゥールリーがいるのでおそらく好位だと思いますが、逃げなくても競馬ができる馬。
スムーズに先行できれば上位なだれ込みもあるのではないかと期待しています。
3番手はトレベルオール。
先ほども触れましたが、ここ2戦長くいい脚を使って連勝。
末脚のするどさに磨きがかかり、脚の使いどころを覚えたようで、競馬が上手になりました。
前が速くなるような展開になれば、チャンスは大きいと思います。
大きく崩れないカシノルーカス、トレベルオールの2着続きなフェザークイルまで。
◎12、トゥールリー
〇4、スターオブウーノ
▲7、トレベルオール
△5、カシノルーカス
△11、フェザークイル
*28日(日)高知 第6R『第21回黒潮スプリンターズカップ』 1300m 18:15発走*
グッドヒューマーの出走取消により、俄然混戦模様となりました。
アタック!地方競馬ではグッドヒューマーを本命にしていたので予想練り直し...。
まずグッドヒューマーが逃げると思っていたのですが、こうなると先行馬が複数いて何が逃げるか難しいところですね。
ペース的にはある程度流れるのではないかと思っているので、もともとは対抗にしていたヒメツルイチモンジを本命にしたいと思います。
前走は最内を鋭く伸びて2連勝を果たしました。
4歳牝馬で現在成長ざかり。
初めての条件にはなりますが、新子厩舎は2年連続イグナイターでこのレースを勝利しており、高知遠征は熟知しています。
このメンバーに入ってもあの末脚が使えるか、試金石になりそうです。
対抗はヘルシャフト。
高知移籍後順調に勝ち上がってきて、いよいよ重賞挑戦です。
とはいえ3歳時に伏竜ステークスを勝っている実力馬ですから、即通用するのでは。
ここ3戦は逃げていますが、逃げなくても競馬ができる器用さがある馬で、どの馬が逃げるかわからない今回のメンバーでは、信頼度が高いです。
3番手は佐賀からの遠征馬ロンドンテソーロ。
中島記念は大敗しましたが、前走距離短縮で巻き返してきましたね。
ダッシュ力があるのでこの馬も先行争いに絡んできそうです。
ヒカリオーソは前走逃げてそのまま押し切りました。
高知県知事賞はさすがに距離が長かったですが、このくらいの距離になると成績が安定してきましたね。
良いころの輝きを取り戻しつつある印象です。
モダスオペランディは最近こそ勝ち星がないものの、実績のある馬ですから、混戦模様で要注意でしょう。
◎5、ヒメツルイチモンジ
〇11、ヘルシャフト
▲3、ロンドンテソーロ
△9、ヒカリオーソ
△6、モダスオペランディ
*28日(日)帯広 第11R『第34回ヒロインズカップ』 直200m 18:25発走*
牝馬たちの頂上決戦ヒロインズカップ。
800キロ以上を曳いてこのレースを勝ったのは2011年のフクイズミのみ。
やはり800キロ以上というのは相当厳しい条件なのだと感じます。
ただ、昨年820キロを曳いて5着だったサクラヒメは、今年は810キロ。
厳しい条件には変わりないですが、昨年より10キロ軽いというのは好材料でしょう。
11月のドリームエイジカップを勝ってから連勝続きですし、今年こそ勝ち切ってくれるのではないかと期待します。
ただし、連勝からころりと負けてしまう時があるのがサクラヒメ。
他の馬たちにもチャンスはありそうです。
サクラヒメと同世代のミソギホマレは、しばらく勝ち星を挙げていないものの、レディースカップでは2着と力を示しました。
今年は昨年よりも20キロ軽い790キロ。
一変する可能性はありそうです。
昨年の勝ち馬ナカゼンガキタは、昨年と同じ780キロを曳きます。
今季は長い休養があり、順調とはいえないシーズンとなりましたが、力はある馬なので
軽視は禁物でしょう。
成長著しいピュアリーナナセやシンエイアロイ、ダイヤカツヒメの5歳勢も気になります。
◎7、サクラヒメ
〇8、ミソギホマレ
▲1、ナカゼンガキタ
△2、ピュアリーナナセ
△10、シンエイアロイ
△6、ダイヤカツヒメ
3連単フォーメーション
7,8-7,8,1-7,8,1,2,10,6 16点