昨年は、WSJSに出場し、一躍全国区となった、高知リーディング赤岡修次騎手。
やっぱり地元・高知でお会いすると、笑顔が違う。
あれだけJRAで活躍したにもかかわらず、赤岡騎手は、JRAに遠征騎乗出来ません。
なぜなら・・・高知には認定馬がいないから。というか、認定レースがないため2歳馬が集まらず、現在は2歳馬は一切入厩していないのです!
遠征に行く馬がいなければ、ジョッキーも遠征出来ません。高知の場合、南関東や名古屋・笠松と違い、常時交流している競馬場がないため、他地区の馬での騎乗も認められません。だから赤岡騎手には今のところ、JRAで騎乗するチャンスが全くない!!こんなことがあってイイのでしょうか!私は声を大にして言いたい!と、熱くなってしまいましたが。。。
本人曰く、
「今年もう1度WSJSに出場したいんだよねぇ〜。去年は誰も俺のこと知らないし、赤岡?誰それ?知らない・・みたいなね。そんな奴乗せるなよ、とか。俺けっこうネット見るからさ、シュンとしちゃったよ・・。」
可愛いことを言う。
「去年はさ、もう初めての中央ですげぇ気疲れしちゃって。初日なんて、首位に立ってることにも気付かなくて、早くホテル帰りたい・・って思ってた。2日目の朝なんか、行きたくないなって。でも行ってみたら、みんなフレンドリーになってて。やっぱり、勝って結果出したのは大きいね。あっちは結果出さないと、存在も認めてもらえない。でも結果出せば、ちゃんと認めてもらえるんだ。」
WSJS後の、ネットの書き込みが温かく変わっていたことも嬉しかったんだとか。本当にオチャメというか、素直な方ですね。
「一時は外国に乗りに行こうかな、とか考えてて。高知は交流があんまりないからね。でも行くなら、ちゃんと英語も勉強して、中途半端にならないようにしたいんだ。でも今は、日本で出来ることもあるかなって。WSJSで、色々変わったよ。」
・・地方代表に選ばれた時は、いかがでした?
「俺ね、杉村(荒尾リーディング)と仲いいのよ。で、あいつがずっと首位だったでしょ?最終戦の前に9ポイントも差があって。それで俺、おめでとう!って言っちゃったんだよね。もう誰も抜けないよって。そしたら最後に逆転して俺が優勝だったから、実は複雑な感じで(笑)。まぁ、結果良かったけど、複雑だった。。」
現在のところ、唯一JRAに遠征騎乗出来るのが、WSJS。
「地方枠は1人だから、代表権獲得するのが大変だけど・・・今年の大目標だね!」
もっともっと、赤岡騎手に活躍の場を広げてもらいたい・・と心から願ってますっ☆
今日は大井競馬場で『TCK女王盃』。
名古屋から遠征に来た、角田調教師。
地元で大活躍中の【テーマミュージック】くん、初の交流重賞に挑みました。内枠がほしかったのですが、残念ながら大外に・・・結果は12着。
「前に壁作って進めれば、ひと脚使う馬なんですけど、大外だったしね。この馬はちょっと難しいところがあって、前回もスッと差されてしまったり・・。でも力としては、ここでも入着出来るものを持ってると思う。次は地元を使って、また大きいところに挑戦したい!」
騎乗した笠松の東川騎手
「なかなか内に入れられなかったぁ〜。ペース落ち着いちゃったからね。なんとか前の馬を壁にしたんだけど・・。感じとしては良かったけど、今はまだ毛艶もイマイチだし、本来の調子が出ればもっとやれると思うよ。暖かくなったらいいだろうね。」
こちらは逃げた【クインオブクイン】に騎乗した、笠松のハマちゃんこと濱口騎手
絶妙な逃げで、4コーナーではあわや?と思いましたが6着に。
「ひょっとして勝てるかな?って思っちゃったよ(笑)。3コーナーくらいはね、まだ手ごたえ良かったんだ。遠征しても馬体が減らなくなって。偉い馬だよなぁ〜。そんなに調子いいわけじゃないんだけどね、それなりに走ってくれるんだよ。」
・・今日も馬場入りは大暴れでしたけど?
「でもね、レースとかは落ち着いてるんだよ。余分なことしないしね。調子良くなったら、楽しみだな♪」
2頭とも、今後の活躍に期待できそうです☆
勝ったのは、JRAの【ラピッドオレンジ】。
大井の内田博幸騎手が騎乗しました!1着〜5着までをJRA勢が独占だったけど、勝ったのが内田騎手なのが嬉しい♪しかも6番人気ですよ?!さっすがぁ〜☆
マカオ見習い騎手招待競走に出場した、水沢の高橋悠里騎手。
さっき帰って来た、ということで、早速電話取材。
・・お疲れ様でした。マカオはいかがでした?
「すごく勉強になりましたよ。」
・・選ばれた時はどんな気持ち?
「ビックリでした。俺でいいのかな?って。でも嬉しかったですけど。」
・・一週間前から出発しましたよね?
「パーティとか食事会とかの日程があったので。しかも、毎朝攻め馬乗ってたんですよ。」
・・え〜?!何頭くらい?
「だいたい3頭くらいですけど、向こうの馬は8割くらいリングビット(円形のハミ)で、がっちりハミかけて乗るんですごく口硬くて・・乗りずらかったです」
・・レースもですか?
「レースは気にならなかったけど。」
・・1200m戦(4着)、1400m戦(13着)に騎乗しましたが?
「けっこう行け行けな感じでしたね。1200の方は、1F足りないけどいいとこいけるんじゃないかって言われてて、道中我慢したんですけど結局前残り・・もったいなかったです。」
・・悔いの残るレースでした?
「まぁ、指示通りには乗れたんですけど、日本人初勝利(見習い競走で)したかったなぁ〜」
・・みなさんと何語で話したんですか?
「ジェスチャーで(笑)けっこう通じますよ。」
・・レース中は?
「あぁ〜!とかそんな感じでした。」
・・上手いと思った騎手は?
「みんな上手いけど、南アフリカの騎手がフォームがかっこ良かったですね。」
・・仲良くなった騎手は?
「みんなと仲良かったけど、一番は韓国の騎手かな。気さくに話しかけてくれて。」
・・何語で?
「イングリッシュ。」
・・英語わかるんですか?
「雰囲気で(笑)」
・・最後の晩は、一人づつ歌を歌ったそうですね?
「何で知ってるんですか?!僕は迷ったんですけど、『上を向いて歩こう』を歌いました(汗)。」
・・カラオケで?
「アカペラです。。みんなアカペラです。あ、中東の人たちは携帯で音楽鳴らしながら歌ってました。」
・・どんな曲を?
「聞いた事あるのもあったし、国歌とか?色々でした。すごく盛り上がりましたよ。」
・・今回の遠征どうでしたか?
「楽しかった〜なんか日本人にはないフレンドリーな感覚、すごくいいと思いました。俺、外国人になりたい!って思いましたね(笑)。」
・・遠征して変わったことは?
「地元でもっと腕上げたら、半年くらい外国に行ってみたいって思うようになりました。」
・・では最後に、今年の目標は?
「やっぱり地元大事ですから。こっちで活躍してからなんで、今年も1つ1つ大事に乗りたいです。」
高橋騎手、お疲れ様でした☆
新人王・・といえば、行け行けゴーゴーなレースになる、と昔から相場が決まっていたのですが、どうやら最近の新人たちは大人らしく、無謀な騎乗をする輩がいません。
今回も、普通よりは速いのかもしれないけれど、新人王とは思えないほど落ち着いたレースになりました。
勝ったのは逃げた高知の石本騎手。
ゴール直後にはガッツポーズも。
・・自信はあった?
「レース前はそんなことないけど、前に行ったら馬に余裕があったから。勝ったらガッツポーズしようと思ってたんで。」
・・思い通りの競馬が出来た?
「そうですね。ジッとしとこうと思ってたし。ただ、いつもの高知のレースと違って、この馬が来るのか?!みたいなのはあった。」
・・今の気持ちは?
「嬉しいですね。あの、前に打倒南関てやらせた人ですよね?」
・・はい、そうです(笑)よく覚えてましたね。
「今日は何しに?」
・・新人王の取材です。
「え?わざわざ?!お疲れ様です。」
相変わらず、超天然の石本騎手。
センターの時は、「オヤジ」と呼ばれていたけれど、現在は「モッティ」と呼ばれてます。
これが、昨年3月センター卒業時に、私がやらせた?打倒南関ポーズ!
2着は兵庫の安原騎手。
「砂被ると進まないって言われてたんで、1コーナーで下がった時は気にならなかった。向正面で一気に上がって行った時はすごく手ごたえ良くて、3コーナーの途中で勝てる!って思ったんだけど・・」
ハナ差届かず。。。
「一瞬抜けたのに、最後ソラ使って・・本当に残念です(悔)。」
3着は大井の松崎騎手。
「大事に乗り過ぎました〜。上手く乗れば勝ってたのに・・
最後はいい脚使うって聞いてたから、4コーナーで一瞬追い出すの躊躇したんです。あぁ、ホントに大事に乗り過ぎた・・」
と悔しそう。
「高知は乗りやすいですね。大井の内回りに比べればコーナーも緩いし。でもやっぱり直線が短いから、大井と同じタイミングで追い出したら絶対無理ですね。」
左から、3着・松崎着、1着・石本騎手、2着安原騎手。
全然関係ないけど、安原騎手は下の名前が勝久。略したら安勝ですよ?!こりゃ出世間違いないかも。