翌7日に行われる開聞岳賞がA1で、こちらはA2クラスの重賞。
前開催のA1・A2重賞・志布志湾賞組が3頭いるが、いずれも1400メートルのほうが向いているという馬ばかり。ならばその前の開催のA1・A2重賞。池田湖賞を制したシャイニーフェイトが中心。今年2月以降は1750・1800メートルのみを使われ、7戦5勝で2・3着が各1回という成績。崩れることがないレースぶりでも、距離適性でも近走の実績では抜けている。
相手にはB級重賞を連勝してきたマイネルハートレー。中央から転入後4戦3勝、2着1回という成績で、A級に入っても十分勝負になりそう。
志布志湾賞を勝ったガンバルジャン、同3着のコパノエクスプレスは、ともに距離が課題となりそう。
マイウエイは、池田湖賞ではシャイニーフェイトからコンマ5秒離されての4着だったが、1400から1800メートルまでオールマイティにこなすタイプで、むしろこの馬が馬券圏内にからんでくるチャンスはある。
◎3シャイニーフェイト
◯4マイネルハートレー
▲5ガンバルジャン
△8コパノエクスプレス
△1マイウエイ
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くろゆり賞ではまさかという感じで2着に敗れてしまったクリスタルボーイだが、このメンバーに入れば実績はちょっと抜けている。黒船賞JpnIIIでは地方最先着の5着、かきつばた記念JpnIIIでも勝ったタガノジンガロからコンマ7秒差と、ダートグレードでも好走。さらにそのダートグレード2戦以外では、名古屋移籍後は3着を外していない。1400メートルという距離を考えても負けられない一戦だ。
相手はそのくろゆり賞に遠征して4着だったエーシンユリシーズ。地元に戻って、5勝を挙げている園田1400メートル戦で逆転を狙う。
サワノファインは昨年10月以降は園田1400メートルのみを使われ、掲示板を一度も外していないという安定した成績。重賞挑戦は2年近くぶりだが、遠征勢もいる中でどこまでやれるか。
金沢から遠征のハイタッチは、金沢スプリントカップでは2着のタッチデュールに1馬身半差の3着があり、◎◯との比較でも見劣りはしない。
ニシノイーグルは、今年の新春賞以来勝ち星から遠ざかっているが、川原正一騎手に戻って、まくりがはまる展開になれば。
金沢のジョウテングレイスはこのメンバーに入ると力不足の感じはあるが、2連勝中の勢いでどうか。
◎9クリスタルボーイ
◯3エーシンユリシーズ
▲12サワノファイン
△1ハイタッチ
△6ニシノイーグル
△10ジョウテングレイス
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ドンローズは、フルールカップでは1番人気に支持されたものの、スタートでダッシュがつかず、先頭から7~8馬身離れたところからの追走。それでも直線は伸びを見せ、2着争いにはからんでの4着。互角のスタートから好位を追走できれば、巻き返す可能性は大。
レッドムーンは、未勝利からアタックチャレンジを連勝。そのアタックチャレンジは、好位追走から直線力強く前をとらえて抜け出すという競馬で、1000メートルの良馬場で1分1秒5という勝ちタイムも評価できる。
ルージュロワイヤルは、栄冠賞では4コーナーほとんど最後方という位置取りから大外を回すというロスの多い競馬で、それでも4着に入った。続くウィナーズチャレンジでは、3番手の好位につけると、さすがに直線で抜け出してという強い勝ち方。さらなる上積みがあればここでも好勝負。
栄冠賞でクビ差2着だったフィーリンググーだが、フルールカップは4着のドンローズにアタマ差の5着。ここは巻き返したいところ。
ジュエルクイーンは、フルールカップではドンローズに1馬身先着しての3着。デビュー戦こそ4着だが、その後はすべて3着以内と、常に安定して力を発揮する。
◎10ドンローズ
◯11レッドムーン
▲2ルージュロワイヤル
△4フィーリンググー
△8ジュエルクイーン
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アスカリーブルは、昨年のグランダム・ジャパン古馬シーズンでは兵庫サマークイーン賞、そしてビューチフル・ドリーマーカップでともに2着。そして今年も兵庫サマークイーン賞ではエーシンサルサの2着という結果。今回は4度目の正直。さすがに今回のメンバーなら負けるわけにはいかないのではないか。
昨年の前半は笠松の条件クラスでもなかなか結果を出せなかったタッチデュールが、目下絶好調だ。きっかけは、昨年11月の兵庫クイーンカップを7番人気で制してからだろう。ダートグレードや全国交流への挑戦があるため見た目の着順はあまりよくないが、5月以降笠松・名古屋ではすべて3着以内。金沢スプリントカップはセイカアレグロに半馬身差の2着で、兵庫サマークイーン賞では2着アスカリーブルに3/4馬身差の3着。前走くろゆり賞は牡馬相手の重賞タイトルだった。今の調子ならアスカリーブルとも差がない。
ココロバは混戦のノースクイーンカップを勝利。ブリーダーズゴールドカップJpnIIIでの9着は仕方ないが、ここは地方の全国レベルで通用するかどうかの試金石。
プリュムローズはココロバと同じ田中淳司厩舎で、それまでの成績はA級下位で入着級。ノースクイーンカップは2馬身ちょっとの差で3着と、ココロバと実力的に差はない。
地元勢ではフェアリーアップ圧勝のコウギョウデジタルがどこまでやれるか。
トウホクビジンは盛岡コースでの好走が目立つが、水沢でも地方の牝馬同士ならあっと言わせる場面があるかもしれない。
◎1アスカリーブル
○3タッチデュール
▲9ココロバ
△10プリュムローズ
△6コウギョウデジタル
△11トウホクビジン
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金沢に新設された3歳牝馬による重賞。3歳限定戦ということでは、MRO金賞(8月5日)からは中3週、そしてサラブレッド大賞典(9月14日)へは中1週となる。
重賞実績馬が少ないなかで、2歳の早い時期からホッカイドウ競馬でそこそこの結果を残してきたファーストキスの実績が目を惹く。北日本新聞杯こそ勝ち馬から差があっての6着だが、前走古馬A3特別で1馬身差2着という成績は、牝馬同士のこのメンバーなら力は抜けていると見る。
エトワールドロゼは、前走3歳A1特別で、ラチ沿いをぴったり回ってきて3コーナー過ぎで早め先頭から直線でサンセバスチャン以下の後続を突き放した。6番人気ではあったが、良馬場で1分31秒2も好タイム。同じようなレースができればファーストキスとも好勝負ができそう。
そのサンセバスチャンは、続く前走3歳A2戦で巻き返しての勝利。ここ4戦でいずれも3着以内というレースぶりは安定して力を発揮している。
セイウンアネゴは、前走ではパピポッポの2着に敗れたが、不良馬場に終始追いどおしという苦しい競馬だった。3走前のJRAとの条件交流こそしんがり惨敗だったが、それを別とすれば6月以降はオール連対。ここでも上位争いに食い込めそうだ。ただ道悪がヘタなのであれば、曇時々雨という予報は心配だ。
前走でサンセバスチャンとそれほど差のない競馬をしているハヤグリーヴァ、前走でセイウンアネゴを負かしているパピポッポらも差はない。
◎8ファーストキス
◯2エトワールドロゼ
▲3サンセバスチャン
△6セイウンアネゴ
△4ハヤグリーヴァ
△11パピポッポ
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