北海道から4頭が遠征。JRA認定競走を勝っているのは1頭だけだが、勝ってない馬も成績をよく見ると紙一重。あらためて層の厚さを感じさせられる。で、やはり実績的に見てもフレッシュチャレンジを勝っているミラクルフラワーから。フレッシュチャレンジで7馬身差をつけて2着にしりぞけたティープリーズは、その後笠松に移籍して園田プリンセスカップ2着など活躍している。重賞出走経験もあり、前走クビ差で2着で負けた2歳4組戦も不良馬場とはいえ1分13秒台は好タイムだ。
コーズウェイはここまで5戦してすべて3着以内。未勝利を勝ったときの2着馬フォーティクインは、その後にフローラルカップで2着。レベルの高い争いをしている。
クリールジェニーもデビュー戦以外は3着以内。前々走の2歳5組ではコーズウェイに2馬身半差での2着があった。
地元勢では、水沢のビギナーズカップは6着も、盛岡のダートで2勝を挙げているフロムミートゥユー。
ビギナーズカップ2着のトーホクフェアリーだが、続くジュニアグランプリ11着は、やはり北海道勢との力差を感じさせられる結果だ。
◎12ミラクルフラワー
◯7コーズウェイ
▲8クリールジェニー
△2フロムミートゥユー
△1トーホクフェアリー
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古馬によるA1・A2混合の重賞。この開催では翌5日にA1の国見岳特別があり、その1着賞金が80万円で、この五ケ瀬川賞の1着賞金は60万円。出走馬の格付けも賞金も低い、この五ケ瀬川賞のほうが重賞になってしまうというのはどうなのだろう。
マイネルハートレーは、中央から転入後1750または1800メートル戦を使われ、6戦4勝、2着3着各1回と、まだ底を見せていない。前走A1・A2の日向灘特別では3着に負けてしまったが、そのときの勝ち馬シャイニーフェイトは前々走大淀川賞で負かしている。最上位クラスに入っての活躍も期待できそうだ。
コスモガラサは、中島記念5着、吉野ヶ里記念4着という、S1重賞での好走が目立つ。前走、日向灘特別では3着のマイネルハートレーに1馬身半差の4着。逆転できる余地はある。
ミチシルベは、前々走大淀川賞でマイネルハートレーに4馬身差をつけられての2着。こちらは逆転までは難しいか。
マイウエイは昨年末の中島記念で3着という実績だが、近走の成績ではこのクラスがやや壁になっている感じ。
◎1マイネルハートレー
◯2コスモガラサ
▲6ミチシルベ
△5マイウエイ
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アウヤンテプイの今シーズンは、交流の北海道スプリントカップJpnIII、そして船橋に遠征した習志野きらっとスプリントでは、ともに4着に敗れたが、地元勢同士で負けたのは5月のエトワール賞での2着のみ。そのとき先着を許したグランヴァンが今回は出走資格を満たさず(移籍して再転入後1戦のみ)不在となれば、アウヤンテプイの独壇場だ。
エリモサプライズは、昨年の道営スプリントが4着で、今年のエトワール賞が6着。その後はグランシャリオ門別スプリントで5着があるのみで、それ以外はJRAとの条件交流も含めていずれも3着以内に好走。昨シーズンより短距離での安定感を増している。
ケイアイクライムは、トライアルでアウヤンテプイの2着。着差は1馬身半だが、力の差はそれ以上あって、逆転まではどうだろう。とはいえタイム的にも2着争いなら差はない。
北斗盃を制した3歳馬ラブミーブルー、下級条件から1200メートル戦のみを使って着実に勝ち上がってきているプロティアン、トライアルで3着のナリタボルト、短距離に活路を求めてきたダイバクフら、連下争いは大混戦だ。
◎12アウヤンテプイ
○5エリモサプライズ
▲8ケイアイクライム
△2ラブミーブルー
△3プロティアン
△11ナリタボルト
△4ダイバクフ
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【JBCレディスクラシックチャレンジ】として行われるOROカップディスタフ。回次がついてないので、JBCの前哨戦としておそらく今年限りの重賞なのだろう。
コウギョウデジタルは、ビューチフル・ドリーマーカップでは地元の期待馬として臨んだものの、そのぶん積極的な競馬で9着に沈んだ。とはいえ今シーズンは牡馬相手のあすなろ賞に、フェアリーカップと盛岡で重賞を2勝。地元の牝馬同士なら実力は一枚抜けている。
マムティは、ビューチフル・ドリーマーカップでは地元最先着の3着と好走。1番人気に支持されたヴィーナススプリントは5着だったが、勝ち馬からはコンマ4秒差とそれほど負けていない。盛岡コースでは、8月のすずらん賞で牡馬の重賞級ランドオウジ、コミュニティに続く3着と好走しているだけに、やはり牝馬同士なら能力上位は間違いない。
カミノマーチは、前走ヴィーナススプリントで惜しくも接戦の3着。7月のフェアリーカップでは、勝ったコウギョウデジタルには6馬身離されたとはいえ、マムティには先着しての2着。今回も上位争いにはからんでくる。
フェアリーカップで4着だったミキノウインク、北海道から転入2戦目での変り身に期待のボンヴォヤージュ、フェアリーカップ5着のあと調子を上げているハーツコンセンサスらにも馬券圏内のチャンスはありそう。
◎9コウギョウデジタル
○4マムティ
▲2カミノマーチ
△3ミキノウインク
△1ボンヴォヤージュ
△5ハーツコンセンサス
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今シーズンのここまでの古馬戦線は、ばんえい十勝オッズパーク杯こそ8歳のキタノタイショウが勝ったが、旭川記念、北斗賞、ばんえいグランプリと、いずれも6歳馬が勝利。特に北斗賞は6歳馬が3着以内を独占し、旭川記念とばんえいグランプリでも3着以内に6歳馬が2頭入るという健闘ぶり。その強い6歳の中で、今シーズンまだタイトルがないオイドンに順番が回ってくると見る。前走ポテト特別は4着だが、勝ち馬から1.6秒差とほとんど差はない。引き続き好調だ。目標のばんえい記念へ向けて、負担重量が重くなってくるここらあたりをひとつ勝っておきたいところ。
ばんえい記念を制したインフィニティーは、800キロを超える重量ならそろそろ出番だろう。強いと言われる6歳3頭がそれぞれ別定重量を加増される状況での820キロはきわめて有利だ。
キタノタイショウはオイドンと同じ830キロなら力を出せる。ただ圧勝も惨敗もあるタイプだけに、来るのはここなのかどうか。
北斗賞勝ちのニュータカラコマは840キロを課されてどうだろう。
5歳のニシキエーカンが旭川記念2着、北斗賞4着と健闘。はじめての経験となる800キロを超える重量がどうか。
今年正月、帯広記念であっと言わせたホリセンショウも警戒しておきたいところ。
旭川記念、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーは、さすがに850キロでは今回は見送る。
◎6オイドン
○7インフィニティー
▲5キタノタイショウ
△9ニュータカラコマ
△2ニシキエーカン
△10ホリセンショウ
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