B級馬による重賞。前開催のB級重賞・新涼賞組が3頭、B-2組のあさがお特別組が6頭、そして前開催を休んだレコパンという10頭による対戦。
サエッターレは、名古屋から転入後C級で3連勝のあと、前走B-2組特別では2着に敗れたものの、3着馬には6馬身差をつけた。そのときの走破タイム1分54秒6は、稍重とはいえ今回の出走メンバーの近走の走破タイムと比べるとかなり速い。その前走の勝ち馬タカノアラエビスが今回は登録のみで不在となれば、中心はこの馬。
エッフェルは中央1勝から転入して5戦、勝ち星がないとはいえ、いずれも4着以内の好走。今回はメンバーに恵まれ、サエッターレさえ負かせれば佐賀初勝利というチャンスも。ただ中央時はダートの短距離を中心に使われ、佐賀でこれまでに一度だけ出走した1750メートル戦では勝ち馬からやや差があっての4着だっただけに、距離面での不安がないわけではない。
ビューワールドは、4走前、2走前のB級重賞で、それぞれ4、3着だが、勝ち馬からは1秒以上の差。ただ今回のメンバーなら十分に連下は狙える。
3走前のB-2組特別を勝っているセンヒメ、佐賀転入後B級の重賞または特別を8戦して2、3着が計4回というホワイトショウフク、前走がB-2組昇級初戦だったナンヨーヤシマらも馬券圏内の争いにはからんできそう。
◎8サエッターレ
◯3エッフェル
▲6ビューワールド
△5センヒメ
△9ホワイトショウフク
△4ナンヨーヤシマ
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函館2歳ステークスはまったくレースにならなかったエンターザスフィアだが、芝が合わなかったようでこれは度外視。デビューからの2戦は、着差こそそれほどでもないが、完勝という内容。血統面からも、距離伸びてさらに力を発揮すると見る。
オヤコダカは、栄冠賞では直線先頭に立つような勢いで、最後3頭の争いになってクビ、クビ差の3着。続く1700メートルのウィナーズチャレンジでは、距離伸びてさらに強いレースぶりでの完勝だった。デビュー2戦目の1200メートル戦ではエンターザスフィアの4着に敗れていたが、レース経験と距離経験で逆転という場面も十分考えられる。
クラバズーカーの前走は、7頭立て6番手追走も3コーナーからラチ沿いを通ってコーナーワークで位置取りを上げ、直線を向いていつの間にかという感じで先頭に立って押し切った。やはりこの距離でこそという活躍が期待できそう。
ゲットザグルーブは、デビューからの2戦は短距離で勝負にならなかったが、1700メートルに距離を伸ばして未勝利とアタックチャレンジを圧勝という内容で連勝。ウィナーズチャレンジは3着だったが、一戦ごとにタイムを詰め、充実ぶりがうかがえる。
8月12日のウィナーズチャレンジで、ゲットザグルーブに先着したフジノサムライ、クラヴィクトリーもこれまで崩れたことがなく、上位を争える存在。
1戦1勝の馬が2頭いるが、アードモアはまだまじめに走っていなかった様子で、血統的にも距離伸びてという可能性も感じられる。
◎2エンターザスフィア
◯10オヤコダカ
▲4クラバズーカー
△11ゲットザグルーブ
△13フジノサムライ
△5クラヴィクトリー
△7アードモア
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古馬のセイカアレグロか、3歳のケージーキンカメか、という対戦が注目となりそう。
ここはセイカアレグロに期待する。冬休み明けの2戦は勝ち馬から離されての敗戦だったが、その後はスプリングカップ、金沢スプリントカップと重賞2勝を含め5戦して5連対。その5戦で先着されたのは、あのナムラダイキチのみで、着差は4馬身、5馬身。相手がナムラダイキチであることを考えれば、善戦ともいえる。対してケージーキンカメは、今回が初めての古馬との対戦。経験という意味でもセイカアレグロが優位だろう。
マイネルリボーンは、今シーズン7戦してすべて3着以内という成績だが、勝ち星はナムラダイキチもセイカアレグロもいないところでの1勝のみ。ケージーキンカメが古馬相手で苦戦するようなら、この馬が2着という可能性も考えておきたい。
笠松からの遠征馬ではエイシンナナツボシ。近走は1秒前後の差をつけられての敗戦が続いているが、北海道時代には2000メートルの道営記念で、兵庫時代には2400メートルの六甲盃で、ともに僅差の2着があるだけに、この距離なら力を発揮する可能性はある。
ポセイドンは前走で金沢移籍後では初めて3着以内を外したが、未知数な部分はある。
◎1セイカアレグロ
◯8ケージーキンカメ
▲3マイネルリボーン
△5エイシンナナツボシ
△6ポセイドン
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まさに快進撃という感じで、とかち皐月賞2着、とかちダービー勝ちを含め9戦連続連対中のカイシンゲキが本命。はまなす賞でも4歳のコウシュハウンカイに1秒差での惜しい2着。それでいて今回はトップハンデの3頭から10キロ軽い680キロなら勝ち負けの可能性は高い。
このレースは軽量牝馬の好走が目立ち、狙ってみたいのはキサラキク。黒ユリ賞を勝ってイレネー記念でも差のない3着と好走。今シーズン当初は大敗が続いていたが、ここにきて自己条件で上位と差のないレースができるところまで状態を戻してきた。同世代同士のここでもう一花咲かせたい。
2歳シーズンの重賞ではとうとう勝つことができなかったとはいえ、この世代をリードしてきたのはハクタイホウ。近走ではメンバー中最上位のB1級で勝ち負けのレースをしているだけに、トップハンデでも期待は大きい。
3連勝中の上がり馬シンザンボーイ、ここ5戦で3勝のアアモンドセブン、ここにきて調子を上げてきているゴールデンフジ、はまなす賞は惨敗もB2級でメドを建てたホクショウメジャーらも馬券圏内の対象。
◎2カイシンゲキ
◯1キサラキク
▲9ハクタイホウ
△6シンザンボーイ
△10アアモンドセブン
△3ゴールデンフジ
△7ホクショウメジャー
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このレース連覇を狙うファイアーフロートが実績的にも抜けている。昨年中央オープンから転入し高知ではここまで7戦。重賞3勝を挙げ、連対を外したのは黒船賞JpnIIIのみ。地元同士の短距離戦なら負けられない一戦。
バーチャルトラックは、中央1000万下から転入初戦の前走を快勝。1300メートル戦の勝ちタイム1分24秒8は、同日に行われたトレノ賞を制したファイアーフロートのタイムにコンマ2秒遅いだけ。いきなりの重賞でも通用する。
リワードアンクはトレノ賞で2着だったが、そのレースぶりがすごかった。2コーナー後方2番手で向正面からロングスパート。4コーナーでは先頭のファイアーフロートからまだ6~7馬身ほどのところから直線で差を詰め、最後は1馬身半差まで迫った。高知では重賞4戦して2着2回に3着1回。いつでもチャンスは巡ってきそうだ。
名古屋オープンの実力をいよいよ発揮し始めたサトノロマネ、今年の福永洋一記念2着のナムラハンター、徐々にクラスを上げいよいよA級でもというモスコーオペラなども上位争いの力はありそう。
◎7ファイアーフロート
◯11バーチャルトラック
▲10リワードアンク
△3サトノロマネ
△2ナムラハンター
△1モスコーオペラ
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