先週21日、盛岡芝1700m「OROターフ特別」でエイシンエルヴィンが衝撃の岩手デビュー戦を飾った。
エイシンエルヴィンはアイルランド生まれのシャマーダル産駒。中央芝で3勝をマークし、2016年、エイシンヒカリのフランス遠征に帯同。自身もメゾンラフィット競馬場の直線芝1600m・モントルトゥー賞へチャレンジ。リステッドレースながら3頭の叩き合いを制して快勝した。
続いてイギリスGI・クイーンアンステークス(アスコット芝1600m)へ挑戦して10着後に帰国。1600万下で頭打ちのレースが続き、南関東へ移籍したが、ダートに手こずって4着最高。盛岡芝を求めて転入する運びとなった。
転入初戦からエイシンエルヴィンに注目していた。というのはフランスの走破タイムが1分42秒9!。直線1600mでこのタイムはあまりにも平凡だが、レースを見れば着差以上に強い内容。時計のかかる芝で最大能力を発揮できるなら、盛岡芝は必ず合うと思ったからだ。
実際、レースも強かった。1番人気は盛岡芝8勝サンエイゴールドに譲ったが、2番手キープから直線アッサリ抜け出して圧勝。上がり35秒5の脚を使われたら、後続は一たまりもなかった。
次走予定は芝2400m・かきつばた賞。エイシンエルヴィンの動向に注目してほしい。
27日メインは3歳準重賞「第12回サファイア賞」(盛岡芝2400m)。1着馬にオープン交流・せきれい賞の優先出走権を獲得できる。
プリヴィレッジは今季4戦を消化して5着最高だったが、元々ダートは合わず仕方なしの結果。しかし今季盛岡芝のこけら落とし・はまなす賞で好位抜け出しを決めて快勝。悲願の初勝利を飾った。
昨年、2歳交流・ジュニアグランプリでモリノラスボスのクビ差2着を考えれば当然の結果。この時、外に幅寄せされたのも敗因。負けて強しの一戦だった。
不安は父が安田記念馬ストロングリターンで本質的にはマイラー。2400m対応が最大ネックとなる。
ただ過去のサファイア賞はほとんどが残り1000mまで超スローの流れ。上がりの勝負に持ち込まれ、そこまでうまく折り合いをつけれれば距離克服は十分可能。
バレンティーノははまなす賞4着。中央芝3戦の内容を評価され1番人気に支持されたが、3コーナーでもたついたのが致命傷。盛岡芝にとまどったが、直線で盛り返して0秒3差。
今度は2度目に加え、距離経験ないが長丁場の方が合いそうな印象。サファイア賞2度優勝のほか、芝2400mで好成績を残してきた山本聡哉騎手が絶好の仕掛けで逆転を狙う。
ヒノモトはキングカメハメハ産駒。兄はスプリングステークス3着プラチナヴォイス。毎回好走しながら勝利を逃がしてきたが、芝で一変の可能性も十分ある。
ヒビケカゼンは前走、盛岡ダ1400mを快勝。2勝目を飾った。盛岡芝は初めてだが、父が菊花賞馬ダンスインザダークなら望むところか。
サンタガールははまなす賞で出遅れながらもメンバー一番の上がりをマークして3着。直線勝負に持ち込めたら侮れない。
◎①プリヴィレッジ
〇②バレンティーノ
▲③ヒノモト
△⑦ヒビケカゼン
△④サンタガール
<お奨めの1頭>
1R ダンストンラソ
転入初戦の盛岡ダート1200m戦を完勝。今度は1000mへ短縮だが、門別1000m2勝ならむしろ望むところ
一昨年のマーキュリーカップを制したストロングサウザー(牡7歳)が盛岡・櫻田浩樹きゅう舎へ入った。
中央ダート6勝から2016年の佐賀記念を優勝。続いてダイオライト記念6着、平安ステークス9着からマーキュリーカップへ参戦。2番人気に支持され、好位抜け出しを決めて2着タイムズアローに3馬身差。ダートグレード2勝目をマークした。
その後は佐賀記念3着が最高で、盛岡へ新天地を求めてきた。櫻田浩樹調教師「実績ある馬ですからね。期待に応えるような結果を出したいと思っています。みちのく大賞典は地元1出走の規定がありますから間に合いませんが、4回水沢(想定では6月24日)を使ってマーキュリーカップへ挑戦する予定です」
さっそく24日朝、ストロングサウザーを見てきた。ちょうど攻め馬を終えてクーリングダウンをしている最中だったが、一目でオープン馬だと分かった。洗い場でもどっしり落ち着いて貫禄十分。久々の大物転入に胸がときめいた。まずは岩手初戦に注目してほしい。
26日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「震災復興 子ども達に夢と笑顔を」(B1 盛岡ダート1200m)。
主軸はガッサンプレイ。昨年、中央ダート4勝から転入。初戦・栗駒賞(水沢1400m)、2戦目・岩鷲賞(盛岡ダート1200m)でラブバレットの2着。続いてクラスターカップへ挑戦し、レコード決着の8着にまとめた。
地元同士に戻って水沢1400m戦も2着確保したが、以降は入着一杯。芝、距離とも合わなかった。
今季始動戦となった水沢1300m2着から水沢1400m戦を快勝。元A級の格を前面に岩手初勝利を飾った。
前走9着はマイルが長く9着も仕方なし。今度はベストの盛岡1200m戦でエンジン全開。ここなら格比較からも負けられない一戦だろう。
コウギョウヘイローは大井未勝利2着3回3着4回から昨年11月転入。当初はB1の壁に突き当たっていたが、徐々にクラスにも慣れ、今季初戦1着。待望の初勝利をマークし、一戦置いてB1特別「石桜杯」(水沢1400m)を快勝。短距離に矛先を向けて素質を開花させた。勢いに乗って2連勝を狙う。
ペイシャパッチは通算6勝すべて1400m以下。前々走・盛岡ダート1400m戦で鮮やかな逃げ切りを決めた。前走は10着はマイルが長く、距離の壁だったと見ていい。もまれ弱い面があり、8番枠は基本歓迎。うまく折り合いをつけて流れ込みを狙う。
ミスターシーバスは今季2戦目を快勝。2着ペイシャパッチに0秒6差で圧勝した。前走は58キロを背負って3着に善戦。昇級でも56キロに戻れば適性からも軽視できない。
サチノリーダースは中央芝3勝。岩手1勝を水沢1400mで上げ、1200mは基本歓迎。スンナリなら残り目あり。
ミスタージャックは左回りに替わってササるクセを出して凡走しているが、今回は矯正具を使って出走。その効果が出れば実績的に通用。一発あるかも。
◎④ガッサンプレイ
〇⑦コウギョウヘイロー
▲⑧ペイシャパッチ
△⑩ミスターシーバス
△⑥サチノリーダース
△①ミスタージャック
<お奨めの1頭>
8R ソムタム
目下2連勝中と上昇一途。前走タイムが抜けており、マイル戦でも追いかける手
★準重賞あすなろ賞/転入3戦目グランウブロが優勝
5月20日に行われたみちのく大賞典トライアル・オープン古馬の準重賞『あすなろ賞』はこれが転入後3戦目のグランウブロが優勝。同馬は2つめの準重賞タイトル獲得となりました。
好スタートから2番手を追走したグランウブロは逃げたナムラバイオレットをマークしつつ後続からのヴィグラスムーヴらの追撃も凌ぎ、4角手前では早くも手応え優勢。直線は、最後こそチェリーピッカーらの追い込みに差を詰められた形になりましたが、早々とリードを拡げた分は既にセーフティリード。2着以下に2馬身半の差を付けての快勝となりました。
同馬は南関東時代にも準重賞「ブルーバードカップ」を制しており、1年と1ヶ月ぶり2つめのタイトルとなりました。
2着にはチェリーピッカー、3着にはヒドゥンブレイドと人気薄が食い込んで3連単は万馬券決着。1番人気ヴィグラスムーヴは7着、3番人気ナムラバイオレットは6着に終わっています。
5月21日のメインレースは12Rになります、OP芝1700m戦『HITスタリオンシリーズ OROターフ特別』です。金曜日の大雨の影響で土曜日は芝レースがダート変更に、日曜日も重馬場での開催となった芝コースですが、その後の好天のおかげて月曜日は良馬場でレースを迎える事ができそう。もちろん「カリカリの良馬場」ではないかもしれませんが、日曜日に比べればはるかに良い状態になるでしょう。なお本日のメインレースは最終の第12Rとなっていますのでご注意ください。
このレースの本命は(1)サンエイゴールドです。地方競馬在籍馬ながら勝ち星は全て芝という現在の岩手の芝のチャンピオン。過去2勝している芝1700mは、3勝を挙げている1600mや2400mよりも安定感があります。
今回の課題は昨年12月以来の休み明けになる点ですが、昨年のこのレースでも同様のローテーションで優勝しています。今年も昨年も中間でみっちりと時計を出し続けての臨戦過程。馬自身も昨年の今頃以上に経験値を増した状況でそれなら、このローテーションに何ら問題はないと判断できます。
対抗は(3)ベルリネッタを。転入直前の南関ダートでは全くといっていい内容が続きましたがJRA時代の芝実績を思えば変化があって良いはず。マツリダゴッホ産駒は盛岡芝との相性が良い点にも注目。
三番手は(8)エイシンエルヴィン。この馬も南関東では微妙でしたがダートでも上位に食い込んできていたのは地力の高さの現れか。ヨーロッパの芝レースを勝った馬が岩手に転入という点でも注目度大。
ヒモの一頭目はまず(7)ロキ。ダートのA級でも通用する力があって、JRA時代の経験豊富な芝になるならそれは前進材料。(2)メナスコは小回りコースの戦績が微妙なのが気になりますが芝500万特別勝ちの実績は魅力です。
●12Rの買い目
馬単(1)=(3)、(1)=(8)、(1)→(7)、(1)→(2)、
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★オッズパークLOTO 5重勝/5月21日(対象8R~12R)
8R/評価A: 5番 評価B: 2番、 7番 穴:6番
9R/評価A: 5番、 9番 評価B: 2番 穴:7番
10R/評価A: 2番、10番 評価B: 1番 穴:6番
11R/評価A:10番 評価B: 3番 穴:9番、5番
12R/評価A: 1番 評価B: 3番、 8番 穴:7番
20日メイン「第19回あすなろ賞」は盛岡ダート1800mが舞台。今年は準重賞で行われるが、従来どおり、みちのく大賞典トライアル。
注目してほしいのは出走メンバー。12頭立てで行われるが、シアンモア記念から駒を進めたのはヒドゥンブレイド(4着)、シンゲツ(5着)の2頭のみ。
これはマイル以下路線と中~長距離路線の住み分けが、かなり進んでいったと判断していいだろう。もちろんベンテンコゾウのようにシアンモア記念からみちのく大賞典へ直行するパターンもあるが、シアンモア記念2着タイセイファントム、同6着イーグルカザンは前日19日、スプリント特別(盛岡ダート1200m)へエントリーした。
結果、あすなろ賞は手薄なメンバー構成になるかと思ったが、豈(あに)はからんや。個性的な顔ぶれで、どの馬が勝っても。逆にどの馬が負けても不思議ない一戦となった。
主軸はヴィグラスムーヴ。岩手通算<15.2.1.1>。最下級C2からオープンまで上り詰め、重賞初挑戦・絆カップではタイセイファントム、ラブバレットに続く3着。連対は途切れたが、重賞でも通用を証明した。
桐花賞は4番人気10着に敗れたが、2000mが長すぎたことに加え、水沢は反応がひと息。陣営はこの敗戦を受けて盛岡開催までじっくり待機。今季始動が遅れたのは以上の理由からだった。
550キロを超す大型馬で4ヵ月ぶりの実戦は不安視する面があったが、アッサリ一蹴。2着に5馬身差をつけ、リフレッシュにも成功した。
父がサウスヴィグラスで本質的にはマイラー。今回の1800m延長に不安がない訳ではないが、コース適性でカバー。今後の選択肢を広げるためにも負けられないレースだと思う。
グランウブロは3歳春時点で4勝マーク。準重賞・ブルーバードカップを勝ち、東京ダービー・トライアル東京湾カップで1番人気に支持された。
しかし5着にとどまり、8ヵ月リタイア。1月に復帰を果たしたが、11着、5着、12着と伸びを欠いて岩手へ新天地を求めてきた。
その時、装鞍所で担当厩務員に話を聞いたら「バネがすごくいい。どんなレースをするか楽しみ」と返答。確かに黒光りする馬体がすばらしかった。
結果はナムラバイオレットが逃げ切り、グランウブロは2着。しかし、2戦目できっちりお返しをして、2着に0秒5差。さらに状態が上向いていた。
今回は盛岡が舞台。南関東4勝すべて左回りだからコースは問題ないはずだし、跳びのきれいな馬なので広い盛岡も合うはず。あすなろ賞を勝てるようだと一條記念みちのく大賞典で最大の惑星馬に浮上する。
エルズミーアは中央時代に盛岡ダート1800mの交流・東京カップけやき賞を快勝。今回の条件はベストと言っていいだろう。
笠松2戦凡走後の転入で体重がマイナス14キロ。けやき賞時に比べて張りがひと息だったが、直線鋭く突っ込んで4着。笠松は周りが合わず、完全なサウスポーだったようだ。
カギは体重がどこまで回復したか。実績比較では上位だけに、当日の気配に注意を払いたい。
ナムラバイオレットは中央芝1400m2勝から転入。初戦はプラス21キロの太目もこたえて直線一杯3着だったが、ひと叩きされてアッサリ逃げ切り勝ち。ダートもこなせたのが収穫だった。
前走はキングジャガーがハイペースを形成し、追走がたたったもので3着も仕方なし。スンナリなら残り目は十分考えられる。
コミュニティは今季初戦を快勝。一昨年11月以来の勝利を飾った。昨年は新興勢力の台頭に押され、自身の体調ももう一つ。それだけに前走の白星は価値が高い。
あすなろ賞は2015年、2016年と連覇。マイルより1800m以上で最大能力を発揮し、好走条件はそろった。
ヒドゥンブレイドはシアンモア記念4着から出走。重賞ではワンパンチ足りないが、先行粘りに定評がある。スンナリなら侮れないかも。
◎⑨ヴィグラスムーヴ
〇⑦グランウブロ
▲⑥エルズミーア
△②ナムラバイオレット
△④コミュニティ
△⑩ヒドゥンブレイド
<お奨めの1頭>
10R マイネルコンキスタ
前走3着は勝った相手を誉めるべき。盛岡2度目でコースにも慣れ、首位奪回に燃える
5月12日、3歳準重賞・はまなす賞から始まった盛岡芝。ある程度は予想できたことだが、3日間で全6Rが行われ、3連単はすべて万馬券。特にこけら落とし、はまなす賞は3連単12万7980円の超万馬券が飛び出した。以下に全6Rの結果を記してみたい。
5月12日 10R はまなす賞(3歳)芝1600m
⑪プリヴィレッジ 単勝6人気
⑩ピーベリー 2人気
⑧サンタガール 7人気
馬連 2160円 馬単6060円 3連単127980円
5月12日 11R B2 芝1600m
④エデンロック 1人気
①ミラクルメーカー 6人気
②ウインミラージュ 4人気
馬連1610円 馬単2240円 3連単10760円
5月13日 5R C2 芝1600m
④ディクタム 2人気
③アロ 5人気
⑨スマイルウィーク 1人気
馬連2370円 馬単2960円 3連単13750円
5月13日 6R C2 芝1600m
⑦ゲラーデ 5人気
②レーヴドプランス 7人気
⑥クインズラピス 1人気
馬連4590円 馬単9150円 3連単38640円
5月14日 10R アンタレス賞 芝1700m
①ダイシンクイント 5人気
⑩レンジャックマン 2人気
②マイネルベレーロ 6人気
馬連930円 馬単2690円 3連単20930円
5月14日 11R B2 芝1600m
②コスモロングソード 2人気
⑨ピンクスパイダー 7人気
③ルーク 8人気
馬連3380円 馬単4400円 3連単32970円
馬連で3ケタ配当はアンタレス賞の1Rのみ。1番人気で1着はエデンロック1頭のみで3着が2回。ことごとく1番人気が苦戦を強いられていた。
現時点で傾向と対策ははっきりしないが、一つ共通して言えるのは芝実績ある馬が上位を確保していること。もちろん中央、岩手を問わずだが、とりわけ盛岡芝の成績をチェックしてほしい。
逆の見方をすれば岩手競馬で芝は穴の宝庫。いち早く適性を見極めた方が勝利となる。
19日メインは盛岡芝1000mが舞台「新緑賞」(C1)。芝1000m戦はこのレースがシーズン最初。芝適性プラス、1000m適性も重要なファクターとなる。
本命はワールンガ。今季3戦目からスーパースプリント戦に方向を変えたのが正解。水沢850m、盛岡ダート1000m戦を連勝した。
上記に該当することだが、ワールンガは中央芝4勝。盛岡芝1000mでも1戦1勝と適性抜群。1番人気の芝凡走が気にならない訳ではないが、すべて条件をクリアー。3連勝濃厚と見る。
ノリノリハッピーは盛岡芝5勝。岩手でダート戦1勝のみと対照的で、盛岡芝実績はメンバー中一番。
ベストは1600m。1000mは5戦1勝と本質的には向くと思わないが、ひとまずこなせるタイプ。好枠も後押しする。
クレアチェイスはB2から降格して1勝。特別戦でも3、4着と好走した。前走8着は久々の1000m戦で追走に手こずったが、芝なら反撃必至。持ちタイム59秒2はここでは最速。2頭に割って入る。
ソードヴァルキリーは守備範囲は1400mまで。マイルではマイペースに持ち込んでも粘りがひと息。短距離戦でこそ本領を発揮する。盛岡芝は初めてだが、中央芝1200mを3度使い、新潟で0秒8差の実績がある。
クラウンラーテルは今季初戦を3着にまとめたが、以降3戦連続で着外。芝に活路を求めてきた。芝は生涯初で未知数だが、鞍上に村上忍騎手を指名。走法が合うかもしれない。
バライロコマチも芝未経験だが、転入初戦のダート1000m戦2着。佐藤雅彦きゅう舎は芝で活躍する馬が多いのが不気味。
◎⑨ワールンガ
〇③ノリノリハッピー
▲⑩クレアチェイス
△⑤シーザーバローズ
△⑦クラウンラーテル
△⑪バライロコマチ
<お奨めの1頭>
11R タイセイファントム
赤松杯3着、シアンモア記念2着はベンテンコゾウが強すぎた。過去、中央ダート1200mで3勝の実績を前面に首位を奪取する