ラブバレットがやってくれました。10月4日、門別1200mナイターで行われた「道営スプリント」へ遠征。
好スタートを決めたサトノプリンシパル、大外ナリユキマカセがハナを主張。さらに13番タイセイバンデットも外から被せ、ラブバレットは一度中団まで下げざるを得なかった。
これは北海道スプリントカップと同じような展開となったが、心配だったのはラブバレットの手応え。4コーナー手前から鞍上・山本聡哉騎手の手が動いていたが、反応ひと息。
しかし直線を向いて外から進出。先行軍団を交わし、外強襲メイショウアイアンの追撃をクビ差封じて勝利をモノにした。
ラブバレットは今回の勝利で19勝目。そして獲得賞金も500万円上乗せされ、9839万円。トニージェント以来の岩手デビュー馬で1億円突破が目前に迫った。
クラスターカップを控え、夏負けの影響があって不安要素は少なくなかったが、見事に復活。ラブバレットの頑張りに、ただただ頭が下がるばかりだ。
7日(日)メインはC1「区界賞」(盛岡ダート1600m)。生きのいい3歳馬がそろい、将来性も十分。非常に楽しみな一戦となった。
フルネスは現オープン・サプライズハッピーの妹。父がゴールドアリュールからバトルプランに変わった。
デビューは中山ダート1200m・3歳新馬。2番手キープから0秒6差3着にまとめ、2戦目の東京ダート1300mは惜しくもクビ差2着。初勝利を逃がしたが、以降もひと桁着順にまとめ、岩手へ新天地を求めてきた。
注目の初戦は1ヵ月半ほどレース間隔が開いてプラス17キロ。結果2番人気に甘んじたが、4角先頭から2着に1秒5差で圧勝。C1では実力の差をマザマザと見せつけた。
今回は初の盛岡だが、東京ダートでタイム差なし2着ならむしろ望むところ。距離延長も問題にせず、2連勝を飾る。
ウインストロベリーは岩手初戦は5着に終わったが、一度叩かれて覚醒。以降は4勝2着1回3着1回。岩手版オークス・ひまわり賞でも見せ場を作って3着を確保した。
目下2連勝と現在も成長一途。何よりもフルネス、ゲンパチマハロが盛岡ダート1600m未経験に対し、ウインストロベリーは2戦2勝。この実績を前面に逆転を狙う。
ゲンパチマハロは岩手の水が合って5戦5勝。芝ダートをかまわず、快進撃を続けている。それでも▲評価としたのは時計比較。勢いが上回るか、それとも時計どおりか。ゲンパチマハロは正念場を迎えた。
ヴァンクルは夏負けでひと頃、精彩を欠いていたが、完全復活。水沢2連勝を飾り、盛岡1600mでも2着。注目してほしいのは前走タイムでウインストロベリーより0秒2速い1分39秒7。比較で先着も十分あり得る。
ゴールデンマクリスは名前とは逆に先行粘りが身上。転入後は前にいた馬が総崩れとなった前々走6着以外はすべて白星。3勝をマークした。流れが落ち着けばまとめてのシーンまで。
アップアンカーは園田A2から転入初戦を完勝。格上ぶりを発揮した。マイルは4勝2着8回とまったく問題ない。
◎⑥フルネス
〇⑨ウインストロベリー
▲④ゲンパチマハロ
△⑤ヴァンクル
△③ゴールデンマクリス
△⑦アップアンカー
<お奨めの1頭>
7R セイゲイル
移籍2戦とも快勝。特に前走は出遅れながらもアッサリ抜け出しを決め、C2では能力の違いが明白
9月29日(土)から、ついに始まった薄暮競馬。29日メインは芝1000m・もみじ賞だったので発走は16時35分。最終11Rは17時45分。
翌30日(日)はメインが最終12Rで発走が18時10分。10月1日はJRA条件交流・フレンドリーカップで芝1700m。発走16時25分、最終11Rは17時40分。
それぞれ日の入り時刻は29日、17時22分。30日、17時20分。10月1日、17時19分だから、最終レースは完全に日没後に実施。日の入り前からライトは点灯されていたが、辺りが暗くなると、よりダート走路のライトが映えていた。
特に30日、白神賞の18時ごろは靄(もや)が立ち込め、さらに幻想的となっていた。ちょうどその時間は地元IBCラジオの実況中継で解説していたが、4階解説席の上から靄がどんどん下がっていき、演出効果は抜群だった。
売り上げも好調だった。29日は前年比131%。30日はなんと278・6%。10月1日は153・2%。台風の影響などで開催中止が多かったのが主要因だが、薄暮競馬も効果もはっきり。今後の動向にも注目したいと思っている。
6日(土)メインはOROターフスプリント・トライアル「第18回ハーベストカップ」(準重賞 盛岡芝1000m)。
本来なら昨年、コースレコードを樹立したコウセンの連覇が濃厚だったが、今季は順調さを欠いてわずか2戦のみ。前走・桂樹杯も抵抗なく失速して10着に沈み、本命視は厳しい印象。適性に敬意を表しても対抗止まりとなった。
中心はユイノルフィ。よほど芝1000mが合うのだろう。目下3連勝中。特に前走・FM岩手杯では2着に0秒5差をつけて圧勝した。
今回はオープンの名だたるスペシャリストがそろい、楽な競馬はできないだろうし、9番枠もちょっと外目。不安要素は少なくないが、勢いが最大の武器。順調度を前面に4連勝を飾る。
エイシンテキサスはアメリカ生まれのスペイツタウン産駒。クラスターCを勝ったドスライスでもおなじみの種牡馬でエイシンテキサスも豊かなスピードを受け継いでダート1000m1勝。
その後は新潟芝1000mで1、2、3着。すべて1000万下でマークし、適性一目。転入初戦は大敗だったが、一度使ってハーベストCは予定どおり。条件替わって反撃必至。
コスモロングソードは今シーズン5勝と充実一途。芝ダートを問わず活躍ぶりが目につく。今回の盛岡芝1000mも2戦1勝2着1回とまったく問題なし。しかも差しに転じての結果だから評価材料。アッサリまで十分。
タイキパラドックスは中央1000万下から転入初戦・FM岩手杯2着。盛岡芝1000m2度目のプラス材料が不気味。
◎⑨ユイノルフィ
○④コウセン
▲⑫エイシンテキサス
△⑧コスモロングソード
△⑩タイキパラドックス
△⑦オースミチャド
<お奨めの1頭>
5R ヒナクイックワン
転入2戦3、2着ながら、タイムが出色。メンバーに恵まれて待望の初勝利を飾る
★盛岡競馬場・秋のはくぼ開催はじまる
9月29日の盛岡競馬からコース照明を使用した"秋のはくぼ競馬"がスタートしました。
今シーズン中の使用開始を目指して進められていた工事も無事終了し、今週の盛岡競馬からはレース発走時刻を夏と同じ時間帯にしての開催になっています。来る10月8日の南部杯は17時30分発走、レース史上初の人工照明下の戦いに。
インターネット等でお楽しみの皆様にもよりゆっくりと盛岡競馬をお楽しみいただけるようになったのではないでしょうか。
と、そんな前振りから切り出しましたが、芝コースには照明が無いために芝のレースは早めの時間帯に設定されております。今日月曜のメインレースJRA交流『フレンドリーカップシリウス賞』も第9R・16時25分の発走。ダートのメインレースより早くなっておりますのでご注意ください。
また、日本列島を縦断した台風24号のレースへの影響は、日曜日は芝レースのダート変更という形で現れましたが、進行が速かったおかげという事になるのか、月曜日の芝レースはコース変更無しで行えそうです。
ただしダート不良・芝重からの開始。月曜は雨が降らない予報ですから日中ある程度良化しそうですが、とはいえ大幅な変化はないでしょう。重馬場前提で考えていただければ良いのではないでしょうか。
予想に行きましょう。フレンドリーカップシリウス賞の本命は(3)ヴィオトポスです。
2歳新馬勝ちからオープン特別4着、今年1月のセントポーリア賞でもハッピーグリンの0.9秒差7着に入ってもいる本馬。それを見る限り素質は高いと感じるのですが、近走は掲示板圏内から徐々に遠ざかるような結果になっています。
今回も、ライバルはローカルとはいえ500万下特別で好走しているような馬たち。それに比べれば牝馬限定戦で掲示板もなかなかという本馬の近況は強気になりづらいのは確かですが、今回は枠順が味方に付いてくれそうです。先行できない馬ではないし、今回は雨の影響が残る芝。状況を活かせれば勝ち負けも・・・と考えます。
相手は(1)コアレスフェーブルを採ります。芝は非常に合う馬ですし枠順も手頃。自分の形であれば少々厳しい展開でも粘る馬ですから、この馬も最内枠を活かす形になれば面白いのでは。
(8)アイアムジュピターはダートメインの戦績ですが前回の来盛時の走りは芝もこなせる印象。馬場的に本来の切れ味は殺がれるのでしょうがコース二度目なら前進も。
(5)ブリシンガメンは5月の同条件で4着、タイムも速い点は計算できるのですが、その時がペースを握っての逃げ切り態勢だった所から直線だけであっさり交わされた結果だったのがちょっと気になります。JRAでもそういう感じなので、展開によっては取りこぼすかもと考えこの評価に。(6)オンザロックスも地力そのものはここなら格上だと思うのですが今回は一息後。明らかに叩き良化型ゆえこちらも少し控えめに留めます。
●9Rの買い目
馬単(3)=(1)、(3)=(8)、(3)=(5)、(3)→(6)
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★オッズパークLOTO 5重勝/10月1日(対象7R~11R)
7R/評価A: 8番 評価B: 7番 穴:4番、10番
8R/評価A: 8番 評価B:10番 穴:4番、11番
9R/評価A: 3番 評価B: 1番、 8番 穴:5番
10R/評価A:12番 評価B:11番 穴:6番、8番
11R/評価A: 5番 評価B: 7番、 4番 穴:1番