今日は仕事もなくフリーな一日だったので、盛岡アイスアリーナに行ってスケートをしてきました。スケートというと最近は日本のフィギュアスケート選手が大活躍しており、トリノ冬季五輪で荒川静香選手が金メダルに輝いて以来、世の関心も急上昇しましたね。
「オリンピックは夏より冬」な私もフィギュアは特に好きで、伊藤みどり選手が孤軍奮闘していた時代からよく見ているのですが、特に好きになったのは1998年の長野五輪で、フィリップ・キャンデロロ伝説のエキシビジョン(ヨーロッパでは「ガラ」と言うのだそうですが)“三銃士”を見てからです。さてその時代から比べると、今の日本は女子シングルでは質・層の厚さとも世界トップクラス。さらには男子でも、近年では本田武史選手ぐらいしか表彰台圏内の戦いに届かなかったのが、日本人選手が金の有力候補として挙げられるほどになってファンとしては正に夢のような大活躍です。男子の一日目がゴールデンタイムにTV中継されるなんて、かつては考えられなかったことですよね。ついでに言うと高橋大輔選手の今季のショートプログラム『白鳥の湖 HIP POP ヴァージョン』は、歴史に残る名演技と私は思っています。
え?フィギュアのファンなのは分かったがお前の滑りはどうなのかって? そりゃー好きこそものの……いや、いくらファンだからと言っても決して自分が上手いという訳はなく、なんとかバックスケーティングが出来たり、ガクガクしながら両足スピンの真似事をして目を回したりする程度です……ので話題を変えますが、岩手競馬にはギンバンジョオーという名の2歳馬がいます。この馬名は岩手競馬マガジン『テシオ』が募集したPOGで公募されたもので、茨城県の佐藤さんはめざましい活躍を見せる日本の女子フィギュア陣をイメージしてこの名を考えたそうです。
そういえば○○マオという名前を持つ馬も何頭かいますね。こちらは浅田真央選手からの命名なのでしょうか? 正直いうと、私は“まおちゃん”よりもライバルのキム・ヨナ選手の指先まで神経の通った演技の方が好みなのですが、試合となればやはり日本人選手を応援してしまいますね。もちろん岩手の馬たちはみんなみんな応援していますよ〜!
ギンバンジョオーとサチノマオ、マツノマオは、今季最後の開催となる今週末のレースに登録していますね。この3頭もそのほかの出走馬も、無事に今シーズンを締めくくって欲しいと祈っております。
ここ数日のどかな天気が続く水沢競馬場です。正月こそドカ雪に見舞われたものの、その後は比較的暖かな日々。これで問題になってくるのが盛岡との気候の差なんです。今日なんかも盛岡は寒いからと目一杯厚着をしてきたら、水沢は暖かいの何のって。去年の年末は逆でして、盛岡が暖かいと思ってくると水沢は厳寒・・・なんて事がありました。考えてみれば盛岡−水沢間、高速を使っても1時間くらいのみちのり。他の県なら隣の県に出ちゃいますものね。広い岩手県ならでは、かも。
1月5日(土)メインは当初、B3級馬による長距離2500m戦「第7回夏油(げとう)賞」だったが、回避馬が相次いだためレースが不成立。それによってA2級1600m戦(8頭立て)がメイン9レースに組まれることになった。
(エーブダンシング 写真・佐藤到)
エーブダンシングが2勝目のチャンス。中央10戦0勝に終わったが、2着2回3着3回入着の実績があり、その持ち賞金からA2へ編入。クラス的にちょっときついかの印象もあったが、岩手初戦を逃げて2着にまとめ、以降も2、1、2着と4戦連続で連対を果たしている。今回はさらにメンバーが楽になっており、両目を開ける絶好のチャンス。
軸はすんなり決定。相手捜しが焦点となり、一番手にトミケンブリアールを指名する。今シーズンの1勝2着2回3着1回はいずれも水沢1600m戦。同条件の前走は後方から差を詰めただけの7着に終わったが、これは流れに乗れなかったため。ゆったりとしたペースになりそうな今回は巻き返し必至と見るべき。
トーホウハヤテは盛岡3勝に対して水沢は3着1回が最高。小回りコースに自慢の末脚が不発に終わっているが、前回5着ながらタイム差は0・5秒。それ以外のレースでもそれほど離されていない入線で、連対突入のシーンも十分にありえる。
他にも最後でひと伸びが欲しいが、前回の末脚は一目置けたヒカルダイチ、距離短縮で古豪スピードパンチ、そしてこのメンバーなら老いてもレース巧者のトキオパーフェクトも目が離せない。
◎ ?エーブダンシング
○ ?トミケンブリアール
▲ ?トーホウハヤテ
△ ?ヒカルダイチ
△ ?スピードパンチ
△ ?トキオパーフェクト
3連単は2を1着固定に8、4、1流し。あとは3、5を3着押さえ
馬複は2−8、2−4、1−2、2−3
<お奨めレース> 1月5日は少頭数レースが多く、キッチリ絞って買いたい
7レース
前回1着トライマイクイン、エアテムジンの本線は堅そう。割って入るとすればタイム比較で劣らないケージーヒマワリ
10レース
有力馬はトーホウバルカン、ワールドバトラー、ニシニキイロ、ミントデザイアの4頭に絞れる。本線はトーホウバルカン、ワールドバトラーの2頭
1月4日(金)メインは格付け時点で第8レース・エクセレント競走(A1級 水沢1600m)だったが、回避馬が続出して6頭立ての少頭数。そのため6レースへ変更となったが、まずはそのレースの展望から。
(メタモルキング 写真・佐藤到)
主軸はメタモルキング。今シーズンは15戦4勝2着9回3着2回とすべて3着以上にまとめ、しかも目下7戦連続で連対中。これほど年間を通して馬券対象になるケースも珍しいが、軽快な先行力と自慢の粘りが冴え渡っている。前走も2番手追走から直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール寸前でトーホウライデンが鬼脚を駆使して1着。これにはファンもビックリだったが、メタモルキングも最後で二の脚を使ってクビ差に粘った。
この結果、実績を考えればトーホウライデンが本来優勢だが、如何せん本調子にはひと息。今回に限れば順調度で勝るメタモルキングに軍配が上がりそうだ。
相手筆頭はドントコイタカトモ。今季3度の着外は春先のA2戦のみで、それ以外は毎回上位争いを演じている。A1戦復帰後は3着止まりともうひと伸びが足りないが、非常に安定した取り口を披露している。
トーホウライデンは先にも記したが、臨戦過程が問題。それでも元々が気のいいタイプで実戦になるとガラリ一変のケースもあり、▲以下には落とせない。あとは前回3着で岩手通用のメド、オードリファースも押さえたいところ。
◎ ?メタモルキング
○ ?ドントコイタカトモ
▲ ?トーホウライデン
△ ?オードリファース
3連単は2、6、1のボックス。あとは2→6→3を押さえ
馬複は2−6、1−2、1−6
<お奨めレース>
5レース ネイチャーマインド
錦秋湖賞はオンワードオウガとのマッチレースの末、惜しいクビ差2着。このレースは非常にレベルが高く、昇級戦でもむしろ相手が楽になった
10レース グラスゾーン
前回はアルディに屈したが、走破タイムはすでにB3級以上。転入2連勝フォーユアスマイル、前回快勝オンワードパインも強いが、グラスゾーンに期待する
3日メイン9レースはオッズパーク株式会社協賛「第8回初夢賞」(B2級 水沢2000m)、10頭立て。
勝敗のポイントは実力もさることながら、距離2000m適性。それを頭に入れると本線は12月24日、同じB2のメンバーで行われた特別・かまくら賞1、2着馬コアレスコンドル、ミルウイニングの2頭に落ち着く。
(コアレスコンドル 写真・佐藤到)
この時は水沢1800mが舞台だったが、ジェベルリーヴァが逃げて2番手にハナケンロマン(1番人気 7着)。ミルウイニングは7番手インを追走し、その直後外にコアレスコンドルがつける展開でレースが進み、まず3コーナー手前でコアレスコンドルがスパート。4コーナーで早くも3番手に進出し、直線半ばで先頭に立った。
一方のミルウイニングは勝負どころの3コーナーで前に壁ができる不利があったが、鞍上・菅原勲騎手は慌てずジックリ我慢。直線を向くと進路を外に替えて大外から猛追したが、コアレスコンドルが0・2秒差封じて快勝。2500m・シクラメン賞3着善戦をきっかけに、再度上昇ムードに乗っている。
このラインに割って入るのはリボハーンだろう。昨シーズンまでA2でも1勝マークするなど、ここでは格上の存在。今季はB3スタートで相手にも恵まれて2勝。しかし9月15日、B2・ムーンライトカップで強豪ノーブルウィングの2着に入ったが、脚部不安に陥って3ヵ月半の休養を余儀なくされた。それゆえ復帰戦の前走は6番人気だったが、0・4秒差5着にまとめ、改めて底力を見せつけた。その一戦を叩かれた今回は上昇必至だろうし、アッサリあってもまったく不思議はない。
2000mは長すぎるということで評価下がってしまったが、前回快勝組ケージールドルフ、ゴールデンパンジー、デュアルライフも好調保っており、コアレスコンドル、ミルウイニングのラインが崩れればどう転がるか分からない、が正直なところだ。
◎ ?コアレスコンドル
○ ?ミルウイニング
▲ ?リボハーン
△ ?ケージールドルフ
△ ?ゴールデンパンジー
△ ?デュアルライフ
3連単は9、6の1、2着折り返しから1を厚め。あとは5、8、4を押さえ
馬複は6−9、1−9、5−9、1−6、8−9
<お奨めの1頭>
6レース クリティカルマス
北海道から転入し、岩手2戦とも圧勝。今回は3歳B1へジャンプアップしたが、まだまだお釣りがくる