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2024年10月30日 アーカイブ

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今週の見どころ(11/1~1/3・11/3 ばんえい菊花賞)

2024年10月30日(水)

 今週のばんえい競馬は、11月1日(金)から3日(祝・日)の変則日程。3日のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。
 今週より年末の重賞・ヤングチャンピオンシップを目指す2歳産地別特別戦(5レース)がスタート。その先陣を切るのは釧路産駒特別です。例年、産駒の数が多い十勝が層の厚さを見せていますが、近年の釧路産駒では、昨季の2歳シーズン二冠馬ライジンサンや、重賞14勝アオノブラックらが印象的な活躍をしています。

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【第15回開催4日目】
 11月1日(金)のメイン第11レースには、摩周湖特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 前開催にはB1級の特別戦が実施されず、全馬が平場戦からの臨戦。ならば2開催前の1組・ペルセウス特別の結果が参考になりそう。
 ◎ローランドは、ペルセウス特別がB1昇級初戦で、賞金ハンデ5キロを含む重量25キロ増でも2着に食い下がりました。今回は同レースの1、3着馬が不在だけに当然勝利が意識できます。
 ○エムタカラは、4走前(8月24日)の涼風特別(B1・B2級混合)2着からB1へ昇級。ペルセウス特別は1番人気で4着でしたが、逃げて見せ場がありました。涼風特別では同じ重量でローランドに先着しており力差はありません。
 ▲アルジャンノオーは、ペルセウス特別では障害の天板に脚をかけたところで転倒し競走中止。今季B1級の特別戦で2、1着と実績上位だけに残念でしたが、1度叩かれており先行策で巻き返しなるか。
 △ベニヒメは、2連勝でB1昇級初戦。未知数な面はありますが、障害は安定しており、藤野俊一騎手とのコンビで3連勝中という相性の良さは見逃せません。

【第15回開催5日目】
 11月2日(土)のメイン第11レースには、アテナ診療所祝5周年記念(A2級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合。前開催も特別戦を使われてきたA2級馬が優勢でしょう。
 ◎ロングビユウテイは、A2へ昇級し、3、5、5、4着。勝ち馬との差は昇級初戦だった9月8日の第51回別海町馬事競技大会(A2級)での5秒5が最大と着順以上に安定しています。前開催の桔梗特別(A2級-1組)は末脚届かずでしたが、馬場は前走ほど軽くならないはず。ベテランが意地を見せそうです。
 4歳の○ジェイライフは、桔梗特別では残り20メートルを切っても先頭でしたが、年少の3歳馬ミチシオの切れに屈し3着。ただ唯一、賞金ハンデ10キロ増だっただけに悲観材料はありません。上位2頭が不在なら巻き返してくるはず。
 ▲マサタカラは、同1番人気で7着。こちらも流れが落ち着けば反撃に期待できます。
 B1級勢では、4歳の△ジェイホースが筆頭格。2走前にはB1級-1組の特別戦で逃げ切り勝ちを収めており、勢いがあります。

【第15回開催6日目】
 11月3日(祝・日)のメイン第11レースには、第49回ばんえい菊花賞(3歳・20:05発走予定)が行われます。

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 2歳シーズンと勢力図が変わっており、さらなる新星の誕生があるかもしれません。
 ◎ミチシオの重賞初制覇に期待します。重賞では3歳2月の翔雲賞、7月のばんえい大賞典での各2着が最高ながら、格付は重賞3勝ライジンサンと同じA2級というのは見込まれた感も。しかし、9月に行われた秋桜賞(3歳オープン)ではトップハンデでも最軽量牝馬スマイルカナと追い比べの末2着で、前走A2級-1組の特別戦を完勝とひと皮むけた印象があります。
 ○ホクセイハリアーは、ばんえい大賞典を逃げ切って重賞初制覇。秋桜賞ではミチシオとともに、ばんえい大賞典からハンデが10キロ増えており、結果5着とはいえ障害ひと腰から悪くない走りでした。先行できれば二冠達成も。
 ▲スマイルカナは、ばんえい大賞典4着、秋桜賞1着。牡馬と互角の戦いができています。直近の牝馬のばんえい菊花賞馬である21年サクラヒメも秋桜賞を勝利し、このレースでは680キロを課されていました。
 △ウルトラコタロウは、同世代同士の重賞では4戦とも3着。4着だった秋桜賞も同様ですが、直線でのひと押しが課題です。ただ、ばんえい大賞典より規定重量が30キロ増えることで、障害力を生かし粘れる可能性が高まります。

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