今開催は重賞がなく、オープン限定の特別戦が1組、2組と2鞍組まれています。前半の11日には1組によるターコイズ特別が行われ、4歳ツガルノヒロイモノが逃げ切って、古馬の強豪アオノブラックを破る金星を挙げました。17日(日)の2組による師走特別には、通算収得賞金が多い馬では、アアモンドグンシン、ミノルシャープ、コマサンブラックらが出走予定。こちらにもクリスタルコルド、ヘッチャラといった勢いある4歳馬がおり、ベテラン打倒があるかもしれません。
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【第18回開催4日目】
12月16日(土)のメイン第11レースには、冬月特別(A2級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。
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前開催のA2級-1組・十勝岳特別は、ジェイホースワンが逃げ切ったものの、ホクセイタイヨウにコンマ4秒差まで迫られる辛勝でした。テッチャン、マツノタイガーも末脚を伸ばし各3、4着に入っています。なお勝ち馬は今開催からA1へ昇級しており、2~4着馬が有力でしょう。
なかでも◎テッチャンに注目します。今回のメンバーではもっともA2級歴が長く、1組の特別戦(混合戦含む)で1勝、2着1回、3着2回と実績上位。前走は2~4着馬のうちもっとも早く障害を越え、真っ先にジェイホースワンをとらえにいきました。結果として振り切られたうえ、ホクセイタイヨウにもつかまりましたが、内容の濃い戦いっぷりでした。
○ホクセイタイヨウは、十勝岳特別が昇級初戦で勝ちに等しい2着。乗替わりだった西将太騎手が、末脚を引き出しました。今回は前走でジェイホースワンの手綱を取った主戦・阿部武臣騎手が戻ってきます。
▲マツノタイガーは、追い込み一辺倒だけに展開がカギ。前述2頭と追い比べに持ち込めればヒケを取りません。
十勝岳特別組以外では、昇級初戦の△ジェイヒーローに注目。ホクセイタイヨウと同じ3歳で何度も対戦があります。主戦は西将太騎手で、十勝岳特別でライバルに騎乗した経験を生かしたいところ。
【第18回開催5日目】
12月17日(日)のメイン第11レースには、師走特別(オープン-2組・19:30発走予定)が行われます。
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前開催のオープン特別戦は、知床賞の1鞍のみ。ツガルノヒロイモノが圧倒的な強さを見せたレースで、ここには3~6着馬と、8着馬が参戦しています。
4着◎クリスタルコルドに注目します。ツガルノヒロイモノと同じ4歳でシーズン序盤は対戦が多かったものの、夏以降は成績的に水をあけられてしまいました。ただ、知床賞はオープン昇級初戦で、メンバー最先着の3着コウテイとはわずか3秒7差なら主役を張れます。
その○コウテイも知床賞が昇級初戦ながら、いきなり勝ち負けしてみせました。ただ切れ味勝負では分が悪い感があり、前日から雪予報が出ているのは気になるところかもしれません。
▲ミノルシャープは、知床賞では3位入線寸前で一杯になって5着。ためていけば切れる脚を使えるだけに、2組と相手が楽になるここはもっとやれても不思議ありません。
△ヘッチャラは、柏林賞の2着馬で同世代限定戦の実績ではクリスタルコルドより上。9月以来でも警戒が必要でしょう。
【第18回開催6日目】
12月18日(月)のメイン第11レースには、シリウス特別(B1級-1組・19:20発走予定)が行われます。
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メンバー10頭中9頭の前走が、B1・B2級混合のピヤシリ特別か、B1級-2組平場のオッズパーク杯となっています。
◎フェアリーマイは、3走前にB1級-1組の特別戦・アテナ診療所祝4周年記念で2着惜敗があり実績上位。前走平場のオッズパーク杯で見せ場を作れず5着だったのは気になりますが、力通りなら上位争いできるはず。
○チャチャクイーンは、ピヤシリ特別で格上B1級馬相手の2着が評価できます。古馬相手で初の特別戦だった6月の拓成湖特別(B2級-1組)で僅差の4着に食い込んでいたことからも、特別戦は合うタイプかもしれません。B1昇級初戦でも要警戒。
▲タイタスは、昇級2走目だった平場のオッズパーク杯を勝利。B1初戦の2走前・五稜郭特別は10着でしたが、重量が一気に55キロも増えたのはさすがに厳しかった様子。条件2度目で見直したいです。
△サカノハマナカは、拓成湖特別でチャチャクイーンを下しています。ピヤシリ特別は6着でしたが、松本秀克騎手が続けて騎乗することで変わってくる可能性があります。