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2023年8月 アーカイブ

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今週の見どころ(8/19~8/21)

2023年8月17日(木)

 8月13日(日)のメインに行われた重賞・ばんえいグランプリは、メムロボブサップが1番人気にこたえ逃げ切って3連覇を達成しました。2番人気アオノブラックは5着に敗れましたが、10月の北見記念では3連覇がかかります。なお、次回9月17日の岩見沢記念は、現役二強のどちらも制していない唯一の古馬重賞です。20日(日)の不知火特別は、ばんえいグランプリのほぼ再戦ですが、大一番後だけに、人気通りには収まらないかもしれません。

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【第10回開催1日目】
 8月19日(土)のメイン第11レースには、アルタイル特別(A2級-1組混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦。A2昇級初戦でも中心は◎コマサンダイヤです。21年シーズンにはオープン特別戦で今を時めくコマサンブラック、インビクタらをしりぞけている実力馬。5歳時の22年シーズンは3戦のみで、約1年の休養明けとなった今季は6月の初戦から5戦でB1級を突破してきました。3連勝の内容と戦歴を考えれば通過点といえます。
 ○ホクショウカップは、3走前から格上相手のレース続きで掲示板止まりですが、それまでA2級-1組の特別戦で3戦連続連対とA2級での実績上位。相手が楽になるここは巻き返しに期待。
 ▲ホクセイウンカイは、5頭いる4歳馬のなかで唯一、重賞・柏林賞に出走しており、今回の同世代では実力上位です。
 △シンエイアロイは、2走前のとかち桂冠賞では40キロ差あったとはいえホクショウカップ(9着)に先着。A2級-1組の特別戦勝ちもあり、4歳牝馬の軽量を生かし上位争いに食い込みます。

【第10回開催2日目】
 8月20日(日)のメイン第11レースには、不知火特別(オープン・20:00発走予定)が行われます。

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 ばんえいグランプリから6頭が出走。注目は3着だった◎インビクタです。3走前の重賞・北斗賞は障害で転倒し7着。しかし続く旭川記念、ばんえいグランプリと障害を大事に乗られ、末脚を伸ばす競馬で4、3着と悪くない内容でした。今回は久しぶりの特別戦。トップハンデでも720キロなら前半に多少負荷をかけても障害は上がるはずで、約3カ月ぶりの勝利を期待します。
 ○ミノルシャープは、ばんえいグランプリ6着など重賞ではひと息ですが、特別戦では2、3着と続けて馬券に絡んでいます。インビクタと10キロ差あればさほど見劣りしません。
 ▲ゴールドハンターは、ばんえいグランプリで鋭く追い込んで2着に健闘。メムロボブサップとアオノブラック以外がさほど仕掛けて行かなかったことで、置かれることなく障害をクリアできたことが大きかった印象です。重量減は歓迎で持ち味を発揮できるはず。
 △ブラックサファイアは、ばんえいグランプリ不出走ですが、2走前の特別戦ではメムロボブサップ、ミノルシャープに次ぐ3着に好走。ゴールドハンターと同じく展開がカギを握ります。

【第10回開催3日目】
 8月21日(月)のメイン第11レースには、涼風特別(A1級・20:05発走予定)が行われます。

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 前日の不知火特別は、ばんえいグランプリ組が主体のメンバーでしたが、こちらは、ばんえいスタートロフィー(3歳以上選抜)から5頭が参戦しています。
 ◎ギンジは、シンエイボブとの追い比べを制してばんえいスタートロフィーを勝利。4走前にA1級限定の特別戦勝ちもあり、実績上位といえます。
 ○アアモンドキーマンは、前開催のA1級・とかちえぞまつ特別の勝ち馬。5歳が過半数と恵まれたメンバーでしたが、強さ際立つ逃げ切りでした。2走前のルビー特別(A1級-1組混合)でギンジに1秒9先着しての3着がありますが、今回から特別戦では賞金ハンデを課され同重量となるため2番手評価です。
 ▲シンエイボブは、ルビー特別1着、ばんえいスタートロフィー2着と充実。こちらも今回から特別戦では賞金ハンデを課されることになります。
 △センリョウボスは、とかちえぞまつ特別では初騎乗の中村太陽騎手が2着に導きました。重量据え置きの利があり、前述3頭に割って入るシーンがあるかもしれません。

8/13ばんえいグランプリ回顧

2023年8月14日(月)

メムロボブサップがグランプリ3連覇

 8月13日(日)には重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上ファン選抜)が行われ、単勝1番人気のメムロボブサップが優勝。障害先頭から難なく押し切り、単勝1.2倍の断然人気に応えました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.メムロボブサップ(820) 1.2
 2.インビクタ(810) 26.0
 3.コマサンブラック(800) 36.7
 4.メジロゴーリキ(800) 18.2
 5.ミノルシャープ(800) 34.4
 6.キョウエイリュウ(800) 103.8
 7.アオノブラック(810) 4.1
 8.ゴールドハンター(800) 37.9
 9.コマサンエース(810) 53.1

 今年もファン投票1位に支持されたメムロボブサップは、今季ここまで6戦5勝。前走旭川記念も着差以上に強い内容で勝利しており、このレース3連覇がかかる今回はトップハンデながら単勝1.2倍と圧倒的な1番人気になりました。アオノブラックは苦手な夏場のレースともあり昨年は不出走でしたが、今季5戦すべて馬券絡みと好調ぶりを買われて2番人気。単勝ひと桁台のこの2頭に人気が集中しました。

 先行したのはメムロボブサップで、アオノブラックが差なく追走。7歳2強がレースを引っ張るかたちで、メジロゴーリキ、コマサンブラック、ミノルシャープが続きます。中間点を過ぎてからはアオノブラックが抜け出す場面もありましたが、メムロボブサップも軽快に歩き、前2頭がほとんど同時に第2障害下に到達。前半は53秒で進みました。
 第2障害ではアオノブラックがひと息入れるとすぐに仕掛けますが、天板で膝をつくと、その間に2番手で仕掛けたメムロボブサップがひと腰先頭で通過。アオノブラックは立て直して2番手で通過し、離れてコマサンエース、コマサンブラックの順で障害をクリアします。
 メムロボブサップは障害を降りてからも力強く歩を進め、脚色が鈍ったアオノブラックを尻目に難なく先頭でゴール。アオノブラックは残り20メートル手前で一杯になると、障害6番手から一気の脚で伸びてきたゴールドハンターが交わして2着。ゴールドハンターと差なく障害を通過したインビクタも脚を伸ばして3着に入りました。なお、アオノブラックは5着に敗れました。
 勝ったメムロボブサップはこれが重賞16勝目。今年からオープン馬には収得賞金による加増があり、トップハンデの820キロでしたが、終わってみれば2着ゴールドハンターに11秒6差をつける圧勝でした。今シーズンも安定感抜群ですが、今後はハンデとの戦いとなりそうです。

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阿部武臣騎手「トップハンデだったので、本当はもう少し息を入れたいところだったのですが、ライバル(のアオノブラック)が先行していたので、少し早めのタイミングで障害まで行きました。(障害は)アオノブラックが仕掛けるのを見てから仕掛けようと思ったので、その分息を入れました。それでも障害下で馬が行きたがっていたり、天板で少し体力を消耗したりとつらいところがありましたが、降りてからもしっかり歩いてくれました。今年の夏は暑かったので、その分どうかなと思ってましたが、よく頑張ってくれました」

ばんえいグランプリ 予想結果

今週は的中者なし

今年度の予想対決第7Rはばんえいグランプリ。単勝1番人気のメムロボブサップが、第2障害先頭通過から難なく押し切り、ばんえいグランプリ3連覇を達成しました。予想対決は2着に入った7番人気のゴールドハンターに印を打っている人はおらず、今週は的中者なしとなりました。

【集計】投資額 6,000円×7R=42,000円

 斎藤  -23,490円
 矢野  -29,180円
 荘司  -34,300円
 目黒  -36,000円
 赤見  -36,000円
 須田  -42,000円
---------------------------------------
 白組  -94,670円
 紅組  -106,300円

8/13ばんえいグランプリ予想 赤見千尋

2023年8月12日(土)

ファン投票1位メムロボブサップに期待

 真夏の頂上決戦は、ファン投票第1位のメムロボブサップに期待しています。
 今年のばんえい記念はそれまでの高速馬場から一転してかなりタフな馬場状態になりましたが、それでもアオノブラックを下して栄冠を掴んだメムロボブサップ。
 あそこまでの激闘を1トンを曳いて勝ち切ったら、疲れが出るだろうな......と想像していたのですが。今季も元気に6戦5勝と疲れを見せない成績を挙げています。
 そしてこのレースは連覇している相性のいいレース。今年は1頭だけ820キロを曳きますが、それでも3連覇の期待は膨らみます。

 対抗はアオノブラック。今季はまだタイトルがないんですよね。北斗賞の取り消しは心配しましたが、その後2戦も好調。メムロボブサップより10キロ軽い重量で挑めることもプラス材料でしょう。

 調子が上がっている印象のミノルシャープ、連勝は止まったものの力のあるインビクタ、旭川記念3着のコマサンエースまで。

◎1 メムロボブサップ
○7 アオノブラック
▲5 ミノルシャープ
△2 インビクタ
△9 コマサンエース

3連単
1,7→1,7,5→1,7,5,2,9 各500円 計6000円

8/13ばんえいグランプリ予想 須田鷹雄

メムロボブサップが断然の主役

 古馬重賞といえば、やはり主役は◎メムロボブサップ。今回は多少ハンデを与える立場だが、このくらいなら敗因にはならないだろう。
 本来なら10キロ差があると▲アオノブラックが逆転してくる可能性も高まるところだが、あれだけ不得手にしていた夏ということを考えると積極的に狙う気になれない。今年は普通に走れているようだが、猛暑が続きどこかで影響が出る可能性もある。

 逆転があるとしたら地力というよりは展開的なものだと思うので、○インビクタの1着というパターンも少し考えたい。この原稿を書いている時点ではまだ雨は降っていないのだが日曜には雨予報も出ているし、降り方によっては○に向く馬場になってくる。◎がトラブルなく走った場合、それを後ろから差すというのは厳しく、前で勝負できる馬を尊重したい。

◎1 メムロボブサップ
○2 インビクタ
▲7 アオノブラック
☆4 メジロゴーリキ
△3 コマサンブラック
△5 ミノルシャープ

3連単
1→2,3,4,5,7→2,3,4,5,7 各100円
1→2,7→2,3,4,5,7    各400円
2→1→3,4,5,7      各200円 計6000円

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