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2021年10月 8日 アーカイブ

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今週の見どころ(10/9~10/11)

2021年10月 8日(金)

帯広競馬場の開場について

 10月11日(月)のメインには、疾風賞が組まれています。ばんえい競馬の最高峰レースであるばんえい記念は負担重量1トンを曳き第2障害での攻防などパワー勝負ですが、このレースはその半分の500キロ。スタートからゴールまで一気に歩き切る点が見どころです。年明けに実施される準重賞・スピードスター賞の予選第1弾にもなっており、昨季のこのレース、決勝とも制したメムロボブサップが出走予定。2年連続のスピード王に名乗りを上げたいところです。

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【第13回開催4日目】
 10月9日(土)のメイン第10レースは、寒露特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)。B1級馬6頭、B2級馬4頭による10頭立てです。

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 ◎ヤマトジャパンは、近2走がフォーマルハウト特別(B1級-2組)1着、デイリースポーツ杯(B1級-1組混合)3着。2走前は障害を差のない2番手クリアしすぐに先頭に立つと、7番手から追い込んできたマオノダイマオーを振り切っています。前走は、オープンからの降級馬オレワチャンピオンに逃げ切られてしまったものの、3頭横一線の2着争いに加わり3着で、この時はマオノダイマオーを差しています。
 ○マオノダイマオーは、ここ2走が2、4着。前半の位置取りや障害のキレと同様に成績も安定しています。今回は前走で大逃げを打ったオレワチャンピオンが不在で戦いやすい相手関係。ヤマトジャパンとの近2走の着差は1秒1、1秒0とわずかなだけに、少しの展開利があれば逆転も可能でしょう。
 ▲ギンジは、前開催では玉泉館特別(B2級-1組混合)を使われて2着。B2級との混合で相手は楽でしたが、極端な軽馬場で、逃げた30キロ軽い馬をとらえきれませんでした。今回がヤマトジャパンと初対戦になりますが、2走前の長月特別(B1級-1組)では、オレワチャンピオンが障害で苦戦したとはいえ、こちらが先着を果たしています。位置取りによっては今度こそ末脚の出番があるかもしれません。
 △ヒメトラマジックは、前走のB1級-3組平場戦でB1昇級後の初勝利をマーク。障害を離れた2番手で越え差し切っています。今季3勝がいずれも平場戦ですが、フォーマルハウト特別は8着でも着差ほど負けていません。勝ったことで弾みがつけば上位進出も期待できます。

【第13回開催5日目】
 10月10日(日)のメイン第11レースには、郵政創業150年記念(A2級-1組混合・20:05発走予定)が行われます。

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 格上A2級は5頭すべてが5歳以上で、B1級は5頭中4頭が4歳という組み合わせ。なお前開催のデイリースポーツ杯(B1級-1組混合)には4歳馬が不在で、B1級のオレワチャンピオンが逃げ切って、2着はA2昇級初戦のフナノダイヤモンドでした。
 注目は4歳馬◎コウテイです。2開催前の長月特別(B1級-1組)は障害を2番手で越え4着でしたが、1、2着は同じ4歳。追い込んで3着フナノダイヤモンドとは6秒6差でも、同馬の直後にゴールへほぼ入線しかけた状況で止まってしまったもので、着差ほど実力は離れていない印象。そして今回、両馬のハンデ差が5キロから20キロへと広がります。
 その○フナノダイヤモンドは、今季B1級では平場戦2勝、特別戦(混合戦含む)は8戦して2着1回、3、4着各2回、5着1回と堅実な成績。前走のデイリースポーツ杯が2着と、A2昇級初戦でも通用するところを示しました。1着オレワチャンピオンは今回も出走していますが、8月のベガ特別(B1級-1組混合)、長月特別ともコウテイに先着を許しており相性がイマイチ。フナノダイヤモンドを上位に取るほうがベターでしょう。
 ▲センリョウボスはメンバー中で唯一、今季A2級-1組の特別戦で連対があり実績上位。なお今季B1級での1勝は、フナノダイヤモンドを差し切ってマークしています。
 △コウシュハボブは、長月特別が7着でも障害をひと腰でまとめ、続く前開催の4歳重賞・銀河賞では9番人気で5着と善戦しています。重賞後だけに疲れはあるかもしれませんが、4歳内での格はコウテイより上といえます。

【第13回開催6日目】
 10月11日(月)のメイン第11レースは、疾風賞(B級以上選抜・20:00発走予定)です。上位馬には年明けに行われる同じ定量500キロでの決勝戦・スピードスター賞への出走権が与えられます。

※出馬表はこちら

 ◎メムロボブサップは、4歳の昨季が定量500キロ路線に初参戦ながら、予選の疾風賞、決勝のスピードスター賞とも逃げ切って、スピード王の称号を手にしました。近年のスピードスター賞は19年アアモンドロシア、20年ジェイファーストと重賞実績がない馬が勝っていましたが、この馬は世代重賞8勝(当時)と高重量で活躍。それでいて予選が48秒0、決勝戦も44秒2という出色の時計をマークしているのは驚かされます。5歳の今年は昨季はあった若馬10キロ減がなくなりますが、不動の主役となるでしょう。
 出走9頭中4頭に同条件の出走経験があります。しかしメムロボブサップを除くと、最高タイムはブチオの55秒5(18年12月の地吹雪賞)では微妙な感も。初挑戦馬に期待します。
 ○インビクタは、アアモンドグンシンが前半33秒で飛ばし逃げ切った7月5日の特別戦(馬場水分3.8%)ではテンのスピードを見せ、メムロボブサップより先に障害で仕掛けています。同世代のメムロボブサップ相手では苦杯を嘗め続けていますが、新たな舞台で素質が開花するかもしれません。
 ▲エンゼルフクヒメは最軽量470キロが有利。近3年のこのレースでは同じ470キロの4歳牝馬が4頭出走し、いずれも3着以内に入っているのは有利なデータといえます。
 △ゴールドハンターも4歳馬で、世代重賞2勝の実績があります。障害にムラがあるため前半から押していくことはまれですが、ハイペースに対応できれば、世代屈指の末脚の出番があるかもしれません。

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