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2021年8月19日 アーカイブ

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今週の見どころ(8/21~8/23)

2021年8月19日(木)

 8月15日(日)に行われたBG2・ばんえいグランプリは、メムロボブサップが圧巻の逃げ切り勝ち。ファン投票1位、レースでも単勝1番人気で、5歳馬の勝利は2002年ヒカルセンプー以来、史上2頭目の快挙となりました。そのヒカルセンプーは、明け6歳となった翌年3月、ばんえい記念初挑戦ながら2着に健闘しています。メムロボブサップも今後、高重量やハンデを経験しながらさらに力をつけ、ばんえい記念を目指したいところでしょう。

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【第10回開催1日目】
 8月21日(土)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B2級-1組・20:10発走予定)

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 出走馬9頭中5頭が前開催の葉月特別(B2級-1組)で対戦。同レースで一騎打ちを繰り広げた4歳の2頭に今回も注目します。勝ったのは3番人気のジェイウェイで、残り30メートル手前で先頭に立ったアアモンドキーマンをすぐに交わし、押し切っています。アアモンドキーマンはしぶとさを見せましたが2秒7差の2着で、1番人気にこたえられませんでした。
 ◎アアモンドキーマンは、3走前のB2級-4組(馬場水分0.5%)でもこちらが先に障害を越えましたが、3着ジェイウェイに5秒2差で勝利。前走は特別戦でも馬場水分3.4%と軽めで、ジェイウェイがほとんど差なく障害を越えたため、リードを守り切れませんでした。今回は前走よりも4歳が多く、7月のユリウス特別3着、前走2着と同条件での実績上位。馬場が乾くようなら1組特別戦制覇のチャンスといえます。
 その○ジェイウェイは、葉月特別が世代限定を含め初の特別戦ながら、着差以上に強い内容。馬場が重くなりそうな今回も勝つようなら、B1級へ上がっても通用するかもしれません。
 ▲ジェイトップも4歳で、初の特別挑戦だった前走のベガ特別(B1級-1組混合)で3着。昇級初戦でも障害をひと腰でまとめB1級馬として最先着を果たしました。なおこの馬に2秒2先着し2着の4歳馬コウテイはユリウス特別1着からのB1昇級初戦。同馬を物差しにすればジェイトップもB2級通過は時間の問題といえるかもしれません。
 △ブラックテーオーは、葉月特別では2番人気。追走に脚を使ったためか6着でした。しかしユリウス特別(馬場水分0.4%)ではコウテイには及ばずも、ゴール線上でアアモンドキーマンをとらえて2着に健闘しています。ここもペース次第では直線勝負で台頭してきそうです。

【第10回開催2日目】
 8月22日(日)のメイン第11レースには、不知火特別(A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 "障害次第だが切れ味がある"、"障害巧者だが詰めに課題"という馬が多い印象。
 ◎ナカゼンガキタに注目します。現在A2級ですが、昨季牝馬重賞勝ちがある実績馬です。6月の今季初戦から5連勝し、前走のデネブ特別(A2級-1組混合)ではノエルブランとの元オープン馬同士の一騎打ちでコンマ2秒だけ及ばず2着でした。勝ったノエルブランは今回も出走していますがA1へ昇級しています。昨年7月下旬から約10カ月半休養していたため、対戦が少ない相手関係で未知数ですが、引き続き追いかけてみたいところです。
 ○シンエイボブは、前走のとかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合)ではメンバー最先着の4着でした。今回は牝馬が3頭、10キロ減がある4歳馬もおり前走ほどハンデの利がありませんが、A1級馬のなかでは障害が安定しており大崩れする心配は少ないでしょう。
 ▲マルミゴウカイは、近2走とも障害で崩れています。とかちえぞまつ特別は1番人気に推されましたが、最後まで取り残されていました。3走前の層雲峡特別(A1級混合)でオープン馬を下しているように、まともに走れば勝てる力があります。
 △ヤマトタイコーは唯一の4歳馬。2走前のA2級-1組の特別戦では1番人気で10着でしたが、障害はふた腰でも8番手クリアでは位置取りを挽回するのは厳しかった様子。前走こそ苦戦しましたが、早めに越えられれば5着だった層雲峡特別くらいは走れるはず。

【第10回開催3日目】
 8月23日(月)のメイン第11レースは、中日スポーツ賞(A2級・20:10発走予定)

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 2走前にルビー特別(A2級-1組・馬場水分0.4%)を使われた馬が7頭おり、うち3頭は前走デネブ特別(A2級-1組混合・馬場水分0.9%)でも対戦。なお両レースとも勝ったノエルブランは今開催からA1へ昇級しています。
 ◎センリョウボスは2走前が5着。逃げ切ったノエルブランは力が違いましたが、障害を3番手で越えると、5頭による2着争いに加わり、メンバー中最先着の2着ミノルシンザンとはコンマ9秒と僅差でした。前走は3着ホクトシンバが不在で3着と着順を上げ、ミノルシンザンは4秒差の4着で逆転しています。今回はルビー特別で2着争いをした5頭中4頭が揃って気が抜けませんが、続けて特別戦を使われることでチャンスは拡がります。
 相手として有力なのも近2走がルビー特別、デネブ特別だった2頭。○ミノルシンザンは、前走はノエルブランを意識しての追走だったからか障害で膝をつき、終いの脚も失くしました。あまり速い時計は歓迎ではありませんが、ルビー特別くらいのペースで行ければ勝ち負けできそう。センリョウボスとは昨季同じA1級で、今季は2勝1敗と勝ち越しています。
 ▲ココロノタカラは、同じ近2走がそれぞれ6、5着でしたが、5月の旭岳特別(A2級・馬場水分3.5%)では、ノエルブランやホクトシンバに先着の2着があります。以前ほど馬場状態に左右されなくなっていますが、軽めの馬場への適性上位です。
 △ホクトシンバは、前走が平場戦でも格上相手で4着。3着だったルビー特別と同様接戦に持ち込めそうです。

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