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2021年8月17日 アーカイブ

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8/15ばんえいグランプリ回顧

2021年8月17日(火)

メムロボブサップが古馬重賞初制覇

 8月15日(日)には重賞・ばんえいグランプリ(3歳以上ファン選抜)が行われ、単勝1番人気のメムロボブサップが優勝。ファン投票1位に応える圧巻の逃げ切りを決めました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミノルシャープ(800) 26.1
 2.アオノブラック(800) 24.1
 3.ゴールデンフウジン(800) 143.2
 4.メムロボブサップ(800) 2.0
 5.ブチオ(780) 68.0
 6.アアモンドグンシン(800) 7.1
 7.メジロゴーリキ(800) 40.8
 8.センゴクエース(800) 2.4
 9.キタノユウジロウ(800) 15.6
 10.ウンカイタイショウ(800) 61.0

 ばんえい十勝オッズパーク杯2着、北斗賞3着、そして旭川記念2着と重賞で惜敗続きのメムロボブサップ。今度こそはと、単勝2.0倍で1番人気に支持されました。そのメムロボブサップを旭川記念で破り、目下3連勝のセンゴクエースが2.4倍で2番人気。2頭の一騎打ちムードとなり、旭川記念3着のアアモンドグンシンが3番人気で続きました。

 メムロボブサップが先行しますが、差なくアオノブラック、アアモンドグンシンが追走。メジロゴーリキ、キタノユウジロウ、センゴクエースも続きます。中間点ではメムロボブサップが抜け出し、そのまま先頭で第2障害下に到達。ここまで63秒というペースでした。
 全馬が第2障害下に揃う前に最初に仕掛けたのはキタノユウジロウでしたが、差なく続いたメムロボブサップがひと腰先頭でクリア。その後は少し離れてメジロゴーリキ、ミノルシャープと続き、センゴクエースは4番手から追いかける展開になります。
 メムロボブサップは一歩一歩、力強い脚取りで後続を突き放しゴールへ邁進。センゴクエースが残り20メートルを過ぎたあたりで2番手に上りメムロボブサップを追いかけますが、十分なリードを保っていたメムロボブサップが最後まで行き脚衰えず歩き切って勝利。6秒6差のセンゴクエースは18年に続きこのレース2度目の2着。粘りを見せたメジロゴーリキは昨年に続いて3着となりました。

 勝ったメムロボブサップは、これが古馬重賞初制覇で、重賞は通算9勝目。今季初戦こそ4着も、その後の8戦では馬場状態、条件を問わずすべて3着以内と抜群の安定感を誇っています。今後はより重量を課されることになりますが、引き続き重賞戦線で中心的存在となりそうです。
 なお、阿部武臣騎手、管理する坂本東一調教師はともにばんえいグランプリ初制覇となりました。

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阿部武臣騎手「今年春から調子が良くずっと来ていましたが、なかなか重賞を獲ることができなかったので、ここはひとつ(タイトルを)獲りたいなと思っていました。今日は時計が少し速いなと思って、それなりに仕掛けて行こうかなと思っていました。センゴクエースにここ2走は差されて負けていたのでその点は気になっていましたが、今日は(センゴクエースが)少し障害を降りるのが遅かったので助かりました。健康で走ってくれて最後はばんえい記念にも出走できればと思います」

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